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大学生必見!大学生は本当に勉強しないのか

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 大学生は勉強しないという老害って一定数いますよね。大学生はバイトにサークルに時間を使っているので勉強なんてしない、というやつ。本当にそうなんでしょうか。

 

 なので大学生は本当に勉強をしてないのかということについて考えていこうと思います。

 

 

大学生は勉強してないという意見の根源

 よくある大学生に対する批判は「受験勉強の反動で、大学入学後にサークルやバイトに明け暮れ、その影響で勉強していないじゃないか、ふざけるな! 」というやつでしょう。

 みなさんわかると思いますが、日本の大学は(特に私大文系)は受験で合格したら、入学後はeasyモードです。一部進級が難しい大学学部がありますが、おおむね進級はeasyです。

 そうだから、大学生は勉強していないという批判が世の中から来ます。

 

 

 もう1つの勉強してない批判は海外の大学生との比較でしょう。「アメリカや中国などの学生はかなり勉強しているのにそれに比べて日本の学生は…」というやつ

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 これは確かに間違いない事実です。海外の大学と比較したら、日本の学生とは確かに勉強時間に差はあるのは否めません。

 

 なぜ海外の大学生は熱心に勉強するのでしょうか(勉強するのは当たり前ですが…。マジでアホすぎる問いですが…)。それは成績及び所属している学部が就職に直結しているからだと思います。

 

 日本だと、大学の成績及び所属している学部が就職先に直結しているわけではない。別に大学の成績が悪くても大企業に就職できるし、文系の学部からだってエンジニアにだってなれます。

 

 一方、海外の大学はと言うと、大学の成績がもろに就職に響くし、職種によって「○学部卒が条件」という条件が付けられます。銀行なのに文学部卒みたいなことは基本的にはない(文学部でマクロミクロ経済などを専門に勉強していれば別ですが)。このように海外の大学は将来の進路に成績と学部が影響するんですよね。ゆえにみな必死こいて勉強する。

 

 じゃあなぜ日本の就職においては成績と学部が関係ないのか。断定はできませんが、およそ受験時の学力を考慮しているからだろうと思います。「この大学の学生ということは受験時にこれぐらいの学力があったのだろう。だから会社に入ってもそれなりにポテンシャルを発揮するだろう」という暗黙の了解的なところが企業にはあると思います。

 

 だから大学の成績なんて基本考慮されなくなるし、学歴差別というのも生まれる。まあそれだけ日本というのは受験というのが世間において大きな関心事になっているんですよね。以上のように受験の厳しさの反動という感じで勉強しなくなるという考えが強いことがわかる。

 

では本当に大学生は本当に勉強していないのか

 じゃあ、本当に勉強してないのかと言われればノーだと思います。確かに海外の大学生と比べれば勉強量で劣る部分はあるでしょう。が、日本の大学生は勉強していると思います。すでに述べた受験さえ乗り切ればあとは勉強しなくていい的な考えはもはや過去の話なんですよね。

 

 昔はさほど勉強しなくてもなんとかなったと思います。その当時は現在と違いグローバル化の流れに飲み込まれることはなかったので、新入社員のスペックが低くても(まあ受験のときの学力が高ければ)、育てる余裕があったはずです。

 

 でも今はグローバル化の流れに飲まれ競争が激化している。それゆえ、受験時のスペックが高くても大学で勉強してない学生を育ててる余裕がないんですよね。それ以上に受験の学力というもの自体がそこまで意味をなさなくなっているのではないでしょうか。

 

 今は少子化などで競争率が減り昔よりかは大学に入りやすくなっています。また、推薦やAOとか多様な受験システムがとられている。そのような時代の流れから受験の募集枠が相対的に少なくなってきています。

 

 

 そういうなわけで、あんまり受験の学力というのは重要ではなくなっているんですよね。もちろん一般入試組は高い学力があるので、継続して勉強すればそれなりに良い人生が歩めると思いますが。

 

 とにかく大学に入った後にどれだけ勉強するかが重要になっています。しかも最近では1コマ100分の授業時間にする大学が増えていますし。明治とか法政とかはそうですよね。確か。なので大学も学生に対ししっかり勉強することを課そうとしているのがわかる。

 

 なので純粋に勉強嫌いという人は大学に入学した後けっこうしんどいかもしれないです。

 

 でも大学での勉強が重要になっているということは多くの大学生にチャンスが与えられたということを意味します。もし不本意な大学に入学し意気消沈している人でも4年間しっかり勉強すればそれなりの恩恵をうけることになるでしょう。

 

 ただそれでも、まだ学歴フィルターはあるので、努力して勉強しても思うようにならない人もいるかもしれません。でも身につけた知識はどこかしらで生かされるはずなので、真面目に取り組むと必ず人生報われると思います。

 

大学生は本当は勉強している!

 以上のことから大学生は日々勉強していると言えます。中には本当にバイト、サークルにどっぷりつかり勉強していない人もいますが…。

 

 で、すでに述べたが1コマあたりの授業時間を長くする大学も増えているので、大学もかなりガチになっていると思います。

 

 就職でも、最近では大学の成績を考慮に入れる企業も増えつつあります(それでも学歴フィルターはあるが)。このことからわかるのは企業も学生の勉強に対する姿勢をようやく評価しはじめたということです。非常にいい流れだと思いますね。

 

 企業も大学生の日々の努力をようやく評価し始めたので大学生はぜひ勉強したほうがいいと思います。確かに適当にやってAとかもらえる授業はあるけれどもそれでもAという評価に変わりないので、授業取ったもん勝ちです。

 

 大学生は勉強しています。

 

 以上