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外国語系の記事が多くなりそうです。

高須医院長の記事を見てなるほどと思った

高須院長「医者の子どもは医者に向いている」 | 学校・受験 | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準

 

 この記事から医学部受験や働き方改革のあれこれを考えさせられた。東京医科大学の女子、浪人生の減点は強い批判を浴びているが、このようにおおやけになったことで、今一度医者とは?、労働とは?について考えを巡らせる良い機会になったのではないだろうか。

 

 

 

日体大東京芸大で筆記試験の重きを強くしたら

今は多くの医学部がペーパー試験の結果を重んじていますが、それではいかんのです。医学部受験は、楽器の演奏や体育の実技を重んじる東京芸術大学日本体育大学の受験に似ています。東京芸大日体大でペーパー試験を重視していたら、楽器の演奏ができない学生や体育の実技ができない学生ばかりになり、大変なことになるでしょう。ー東洋経済オンラインより引用

 

 まさにその通りである。スポーツのできない日体大、音楽や美術が不得意な東京芸大とかシャレにならない。

 

 しかし、私たちはこのような重要な点に盲目的になっている。

 

 

 本来医者は学力があることはもちろんだが、体力勝負な面もある。それに手先が器用であること、コミュニケーション能力など勉強面以外の要素も重視される。

 

 それなのに受験では筆記試験のレベルが以上に高い。医者に必要なコミュニケーション能力などは筆記試験ほど重視されてはいないことが多い。

 

 面接や小論文の試験あるだろうが、たった1日だけでその人のパーソナリティを見極めるのは難しいだろう。

 

 それゆえに日本では医学部、医者の問題を巡っていろいろな問題が起きているのだろうと私は思う。

 

嫌いなことをやっているから休みが待ち遠しくなる

働くのが苦痛な人がそういう議論をしているのでしょう。働くのが喜びである私にとっては逆に休むのが苦痛です。有給休暇を取って徹夜で麻雀やらされるほうが私にはよほど苦痛です。私は73歳の今でも1日約70人の手術や診察に関わっていますが、それで苦痛だと思ったことはありません。医者は単なる労働者ではありません。単なる労働者だとしたら、紛争地域での医療行為に従事する「国境なき医師団」に自ら志願する気概のある医師は出てこないです。ー東洋経済オンラインより引用

 

 この引用は医者の労働をめぐっての内容だが、世の中全般に当てはまるのではないかと思う。

 

 土日休みや祝日、長期休暇に思いを馳せるということは結局のところ、日頃から辛い仕事をやっているという前提があるからこそであるのではないか。

 

 毎日自分の好きな事をやっていたら確かに休むことが苦痛になってしまう。

 

 そのような事実に私たちは気付くべきだと思うのだ。