無知は人間の品位を落とす。しかし人格の下落が始まるのは、無知な人間が金持ちになったときだ。
ショーペンハウアー:『読書について』より引用
「お金持ち」と聞くと、どのようなイメージを連想するだろうか。
・「品位があり、物腰が低く、周囲に対し献身的」なお金持ち
・「強欲で周りにどんな迷惑がかかろうと気に掛けない」お金持ち
多くの人がお金持ちなるものに対して抱くイメージはおそらく上の2パターンだろう。しかしこのお上品な金持ちと下品な金持ちには決定的な違いがある。
その違いというのは何なのか(と言いつつ、でかでかと目立つように最初に書いちゃった)。
品がない強欲な金持ちの特徴
上記の記事によれば、金持ちにみえる似非金持ちにはある特徴があるという。
それを要約すると、マナーが悪い、面倒くさがるというものらしい。言うならば「面倒くせー」お客である。接客業に従事している人ならなんとなくわかるだろう。
マナーが悪いというのはホテルの備品を壊したり、部屋に落書きをしたり、大声で騒ぐというもの(上記の記事を書いた著者がホテル勤めであるため)。
面倒くさがるというのは自分の名前を記入することすらウザがり、いちいちホテルの従業員にケチをつけてくるというもの。
「こんな人たち」が似非お金持ちの特徴である。
お金持ちは別に品がなく、強欲な人間であってもなれてしまうのだ。ただそのようなタイプの人間はその性格ゆえ、最終的には自分の身を滅ぼしてしまうのであるが。
品のあるお金持ちの特徴
品のあるお金持ちの特徴はDQNな金持ちのような行動を取らないことだ。こんなの当たり前すぎるのだが、世の中はそうも単純ではないのだ。
また、自分の発した言葉の影響力を考えるというのも特徴だ。これは上記の記事の著者の意見である。
この記事を書いていて思うのは「当たり前すぎやん!」ということだ。が、それがわからない人が世の中に一定数いるのだ。
ただ、もう本当に当たり前すぎるので、まとめに入る。
真のお金持ちと似非お金持ちを決定づけるもの
結局のところ、知性の差であろう。別にこれは勉強ができるとか学歴があるとかそういう類いのものではない。
しっかり周りの状況を見れるかどうか、人間関係を円滑にこなしていけるか、自分の行動、発言の影響力をわかっているかどうか、これらのことを理解できている人が真のお金持ちであると言える。
そういう意味で「人格の下落が始まるのは、無知な人間が金持ちになったとき」なのである。
もしお金持ちになりたがりな人がいたら、上記の記事やこの品のないDQNブログを参考にしていただければ多いに参考になると思う。