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【必見!】進研ゼミに挫折する理由と教育問題

 進研ゼミを受講したことがある人は結構多いと思う。で、進研ゼミを毎月こなして確固たる学力をつけ見事志望校に合格した方もいるだろう。それはハッピーである。

 

 だが、進研ゼミをためまくり「雪だるま方式」に負債を抱え、返済できずに終わった人の方が多いのではないだろうか。それでも塾や予備校のおけげでなんとかなった、という人が多数だと思う。

 

 私も進研ゼミを受講していたが、消化できずに負債を抱える人間だった。しかし、一度大学に入学して、休学して再受験するときに進研ゼミを受講していたのだが(あまり浪人して使うのは好ましくないが)、ある程度消化し、それなりに学力をつけることができた。

 

 そこでなぜ進研ゼミを挫折してしまうのか、そして進研ゼミで勉強することの本当の意味を書いていきたい。

 

 教育関係者や子育て中の親、これから子供を育てたがっているカップルの参考になればと思っている。もちろんそれ以外の人も「あーこんなんだったなー」ぐらいの気持ちで読んでいただければ。

 

 なぜZ会ではなく進研ゼミかというと、進研ゼミの広告の審査が通ったから

 

 まあZ会とかは結構敷居が高くて敬遠してしまう人がいるだろう。なので進研ゼミぐらいがちょうどいいんでないか。

 

 

 

教材を消化しきれない問題と対策方法

 最初に一応載せてはいるんだが、私のスペックを書こう。

 

 地方の公立の高校→中堅の私大中退→marchの文学部英文科を卒業。どこのmarchかというとキャンパスが都心にあるmarch。

 

 では本題に入ろう。なぜ毎月送られてくる教材を消化しきれないのか

 

 私は学力のミスマッチだと考える。つまり教材をこなす人の学力と教材の難易度があっていないのだ。学力のベースがなっていないのに背伸びをしてしまいつい難しいレベルのコースを受講してしまうのが教材をこなすことができない原因だと感じる。

 

 読んでて理解できないことほどムカつくことはない。ストレスが溜まるし目がしょぼしょぼして眠くなるし、勉強という行為自体が苦痛になる。

 

 普段ネットの記事などを読んで理解できない、ストレスがたまるという人はあまりいないだろう。

 

 別の理由でストレスがたまることはありうるが(記事のレベルがあまりにも低俗すぎるて読む気にならないなど。わかっちゃいるが特に芸能のニュースはひどすぎ)

 

 その理由は書かれてある内容を容易に理解でき、読んでて苦痛を感じないからだ。

 

 しかしこの事実みんなわかっているはずなのだ。学力に合った問題をこなせというのは学校の教師なり塾や予備校などでもう何度も言われているはずなのだ。

 

 それでも皆(私も)そのルールを破り背伸びして難しいコースを選択してしまうのだ。人間はプライドを簡単に捨て去ることはできない。

 

 いや、別にプライドが高くても学力が高ければ問題はない(そういう人の場合、勉強の姿勢よりもその性格をどうにかしなければいけないのだが)。

 

 なので自分の学力とマッチしたコースを受講するというのがそのまま対策になる。

 

 もし、それでも難しいコースを受講したかったりしたら、市販の参考書なり問題集(自分のレベルにマッチしたもの)で基礎学力をつける、というのが最善の方法であろう。

 

 とにかくベースを作る(基礎学力をつける)、これが勉強の王道であり、教材をこなすための方法である。

 

 で、こういう主張をしたら、「教材の量が多くて消化できない」という意見もくると思う。だが、そんな1か月何千ページとかそんなドSなキャパではない。もしあなたが親であり、あるいは現在進行形でゼミを受講している人がいるなら見てみればよい。

 

 

 1か月の量は適切なはずだ。量が多いように感じるのはそもそも教材をこなしておらず数か月分の教材がたまっているからである

 

子供の教育費は死活問題

 家計にとっては子供の教育費は死活問題である。昨今はグローバル化の波におしよせられ、ますます経済格差は広がっている。(というよりかは一部の富裕層はアベノミクスの恩恵を受けますます豊かになっているのだが)。

 

 「教育を無償にする」と政治家はいさましく叫んでいるが、それは学費の問題であって、子供をその高校や大学に合格させる(塾や予備校などに行かせて学力をつける)のにそもそも金がかかるのである

 

 というかそんな政策は実現に乏しいし、どうせ実行はしないだろう。仮にできたとしてもレベルの高い学校に合格させること自体に金がかかるというのを忘れてはいけない。

 

 高い教育を受けることが当然な環境に育ってきた政治家や官僚、受験とは無縁な人生を送ってきた総理大臣はそんなこと全くわからないだろう。

 

 なのでレベルの高い学校に合格することにコストをかけなければいけない世の中である。

 

 だが、家計が厳しい親にとってはコストとかけずに子供を進学させたい、と考えると思う。おそらくコストをかけずに公立の小中高→国公立大学に子供を進学してくれれば、と考えていると思う。

 

 学歴が全て国公立であるなら、それが良いか悪いかは別にして最小限のコストで学歴を獲得できたと考えてもよい。

 

 もちろん国公立、私立に関係なく子供が進学したいところに進学するのがベストなのだが。

 

 そう、だからだ。子供の教育費、もっとピンポイントに言うと、レベルの高い学校に合格させるためには一般的に考えれば多額の金がかかるのだ。

 

 そう考えたら、ほぼほぼ進研ゼミなどの教材で済ませられるのならそれに越したことはないだろう。

 

 もし進研ゼミなどの通信教材でどうにかなればローコストで子供が高い学力をつけることができる。しかも今の進研ゼミってタブレットで勉強できる。昔よりもかなり勉強する教材のクオリティが高まっている。

 

 というかそういうローコストで学力をつけることができたら、予備校などだって学費免除で入ることができるので、いずれにしても良質な教育を受けることができる。

 

 ローコストで(進研ゼミや市販の参考書)で学力をつけ、学費免除で予備校に行く。そして国公立大学や学費免除(あるいは返済不要の大学の奨学金)などで私立の大学に進学する、これがコストをかけずして教育を施し、コストをかけずに大学に進学させる方法である。

 

 予備校の学費免除とかは結構ハードルが高いが、ゼミなどの通信教材と市販の参考書などを合わせて勉強するだけでもかなり学力はつく

 

 市販の参考書の評価はググれば結構出てくるので(東大や京大や早慶の方のブログなど)、そのサイトを参考にするのがいいだろう。

 

 

 したがって教材の使い方次第ではコストをかけずに高い教育を施すこどができる。

 

自分で勉強できることの重要性

 なぜ教師でもない、未婚の私がこんなことを書こうかと思ったかと言うと、東京の街を歩いていたり、電車に乗っていたりしていると、もう露骨に露骨なほど社会格差を感じずにはいられないからだ

 

 電車に乗っていれば、ママが就学前(小学校に上がる前)の子供が泣いているのをスマホを与えて黙らせたりするのをよく見るし(判断能力のない子にそんなの与えたら将来どうなるかわかるだろう)、マックに行けばまだ幼いかわいいわが子にハンバーガーを食わしている親がいるし(その一方でパパはチキチーを食いながらスマホをいじっている)、「これヤバくね?」と思わずにはいられないのだ。

 

 しかしその一方で電車で、小学生がもう数学とかをやっている光景を目にすると本当に格差を感じるのだ。

 

 将来、その数学をやる小学生が幼いころからスマホをやっていたり、マックを食ってきた子供を支配する光景を想像すると恐ろしくなるのである。

 

 そう考えると子供に教育を施すことは非常に重要である。

 

 で、さらにそれ以上に重要なのは子供に能動的に勉強をさせる習慣をつけることである。

 

 子供が自分で勉強するようになれば、もし何らかの理由で不登校になってしまっても自分で勉強できるし、いちいち周囲に言われずとも進んで勉強をするようになる。

 

 そうなれば自分で将来の進路を考えることができるし、周りに流されることがなくなる。学校を卒業しても自分で勉強をし続けられるようになる。

 

 自分で勉強をすることができるようになることのメリットは大きいのだ

 

 「勉強をしなさい!」と言われて勉強する子供なんて所詮一時しのぎにしかやらないだろうし、学力が向上することがない。それは子持ちの親ならわかっていることだろう。

 

 しかし、その一方で学校現場に期待している親(将来親になる人)も一定数いるだろうと思う。近年は教育改革などが進み授業内容も座学の授業から話し合い中心の授業になっているというのを耳にする。

 

 教育改革が一見すると良いように思えるかもしれないが、それは大間違いである。国家は子供の将来のことなどほとんど考えていない

 

 国家が考えているのは、どうしたら「国にとって都合の良い人材」を養成できるかということである。言われたことを疑わず、忠実に守る子、大人の言っていることがおかしいと思っても反抗しない子、そのような人材を育成することに力を注いでいるのである。

 

 ホリエモンのような人は国家にとっては都合が悪いのである。しかもここ近年になって思想の統制がかなり露骨に行われてきている。

 

 詳しくは私の過去記事を見てほしい↓

 

www.penserblog.net

 

www.penserblog.net

 

 堀江貴文氏の『すべての教育は「洗脳」である』という本を読んだことがあるだろうか。堀江氏は本の中で「学校は生徒に常識を植え付け従順な人材を養成する」と主張しているが、これは決して過激な言い方ではない。

 

 いや、堀江氏の主張していることが今教育現場において露骨に顕在化してきていると言ってもよい。それが上記の私の過去のブログに載せた「星野君の二塁打」とこれから大学受験で使われるであろう「eポートフォリオ」である。

 

 両方に共通しているのは生徒に考えさせないこと、そして通知表などで生徒の思想をチェックするということである

 

 このように国家は生徒の将来ではなく、生徒をいかにして反抗しない・考えない・疑問を持たない人材にするかを考えているのだ。堀江氏は本の中で「従順な家畜」と表現しているが、これは今の教育では極めて適切な表現といってよい。

 

 子供に能動的に主体的に勉強をさせることがどれほど重要なのかがわかっていただけただろうか。学校に子供の教育を委ねると(教師に悪意はなくても)、国家の「奴隷」になってしまうのだ。

 

 

 ゆえに子供に自分で勉強をさせるようにすることは重要である。私が今回話題にしたのは進研ゼミだが、ぶっちゃけZ会でも市販の参考書でもなんでもいいが、とにかく子供に主体的に勉強をさせなければ、あなたの子どもは国家の「奴隷」になってしまうだろう。

 

 もう1つ、教育について書いた記事があるのだが、それも参考にしていただけるとさらに教育についても理解してもらえると思う。↓

 

www.penserblog.net

 

 この記事(というかレビューした本)を読めば、なぜ最近偏差値の高い学生が問題行動を起こすのかが「非認知能力」という観点からわかる。誰かの役に立てば幸いである。下からゼミのサイトにアクセスできます。