今日明日はセンター試験だ。受験生は頑張ってほしい。
といってもブログで書く内容は全然センター試験と関係がない。
大学に進学せずとも勉強をすることができるのかどうかという問題である。
今はインターネットがあるので大学なんて進学しなくても自分で勉強できる!!
というような意見が結構ある。
確かに勉強するツール自体は昔と比べると充実しているので、確かに大学に進学せずとも勉強はできるかもしれない。
ただ、それは文系学部の勉強、理系学部の勉強で大きく状況が変わってくる。
とりあえず感情論を極力なくして大学に進学せずとも勉強できるのかどうかを考えていく。
文系学部の勉強の場合
文系学部というと、文学部・法学部・経済学部・商学部・経営学部・外国語学部というような学部がある。
これらの学部でやる勉強はだいたい座学が中心である。
外国語学部とかはコミュニケーション的なことをやるので座学ではないという人もいるかもしれないが、その外国語の勉強は座学である。
座学でやったことをただアウトプットするだけだ。
経済学部や商学部、経営学部はマーケティングの授業をやるかもしれないが、それも勉強自体は座学でできる。
文学部は言うまでもない。
座学中心の勉強だということを考えると、これはわざわざ大学に進学せずとも、その人のモチベーション、独学しようとする意欲さえあれば、極論自分で勉強することは可能だ。
それこそインターネットを活用して勉強することができる。というかわざわざ進学すること自体金と時間の無駄ではないか?とさえ思ってくる。
しかし、とくに経済学部とかであることだが、企業と共同研究をして商品を開発する、みたいなことはよくある。
そういうことは大学の力を借りなければすることはできない。
したがって文系であってもフィールドワークの授業というのはどうしても大学の力を借りなければできない。
企業が無職の風来坊を研究に参加させることはまずない。
したがって文系学部の勉強は座学的なものは大学に進学せずとも自分で勉強することはできるが、企業とコラボする研究などは大学の力を借りなければできない、と言えよう。
理系学部の勉強の場合
理系の学部は工学部・理学部・医学部・歯学部・獣医学部などがある。
これらの学問はかなり高度で複雑である。
そういう勉強を大学に進学しないで独学でやるというのはなかなか難しい。
それに理系の勉強は研究施設と実験が必要になってくる。
避けて通ることはできない。確かに数学などは座学で勉強できる人もいるかもしれないが、研究施設があったほうがより充実した勉強をすることができる。
研究施設、実験、これらは独学でやることは困難である。
したがって理系の学部の勉強に関しては研究施設、実験などが必要なため、「インターネットの環境」があったとしても独学では到底することはできない。
というか医学部とか歯学部とか獣医学部とかはそもそも命を扱う学問なので独学しようにもさすがに無理だ。
まあ知識を付けることだけなら自分で勉強することは可能だろうが。
まとめ
文系であっても理系であっても座学を中心とする勉強ならばわざわざ大学に進学せずともすることができるが、実験や研究、フィールドワークを要する勉強は大学に進学しなければすることはできない。
いや、それすらも自分で勉強しようと思えばできるかもしれないが、圧倒的にコストがかかってしまい、かなりの苦労をすることになる。
やはり「大学生」という身分は社会的に信頼を持たせるという意味では非常に重要である。
まあそれにずっと自分一人で勉強するのはきつい。誰かいた方が勉強の効率は上がるだろうし、他者と関わることによって新たなアイデアが思い浮かぶかもしれない。
そういう可能性もあるので「大学なんて進学しなくても自分で勉強できるぜ!」というのは賢明ではないような気が。
それでも強い覚悟と決心があるなら、あらゆる困難を乗り越えて自分自身で勉強することはできるかもしれない。