先月の暮れからスマホにはまりまくり、怠惰な生活を確立していた(年末なので時間が有り余っていた)。
スマホというのは恐ろしい。ひとたびはまりだすとそのループから抜け出せなくなり、スマホ以外の事には手が付かなくなるのだから。
スマホにはまっていた時はそう思っていた。
いつまでこのような「日常生活でスマホ以外何もやりたくない病」が続くのかと。
でも最近になってスマホ以外やりたくない病がなくなりつつあることに気づいた。
確かにネットのコンテンツは人を虜にするものが非常に多い。ゲームとかスマニューのニュースとか。私はゲームの類いは一切やらないのだけれど。
ただ、ずっとスマホをいじっていると飽きてくる。飽きるまでやる自分も自分だが。
私の場合ヤフーとかグーグルとかスマニューをループしつつ色々調べものをするのだが、自分のアクセスしたいものしかみないので結局同じ情報を見続けることになる。
それが本当につまらない。ネットの情報はもはや私の欲求を満たすものではなくなっていた。
しかもネットの情報って書籍媒体の情報量に比べたらかなりレベルが低い。サクッと調べものをしたり、わからない言葉の意味を調べたりするのは良いかもしれないが、専門性の低さに関してはもはや避けられない。
詳しく、内容の濃い情報を調べたければ、やっぱり本に勝るものはない。そのようなことを感じた。本は確かにページ数も多く難し内容のものが多いが(ネットの情報に比べたら)、そのぶん身になるし、読んだ時の達成感的なものもある。
スマホをやりまくり、自分は本を読むのが好きだということに気づかされた。まあ何時間もずっと読む集中力はないのだけど。
しかも本のほうが知識として記憶に残る。ネットの情報とかは見ている時は好奇心を掻き立てられるが、見終わった時には知識はほぼほぼ何も残っていない。
本は強い。確かにネット情報とかの方が多くの情報に触れることができるが、それは所詮断片的なものでしかない。断片的な知識でもそれを集めまくればまとまった情報を得られるが、それって効率が悪い。
当たり前の事実と言えば当たり前の事実なのだが、スマホにはまりすぎるあまり忘れてしまっていたようだ。
そう考えるとまだまだ紙媒体の信頼が揺らぐことはないことがわかる。なんだかんだ知的欲求を満たしてくれるのは書籍なのである。
スマホで手っ取り早く情報を得る行為を否定するつもりはないのけど、確たる知識を得られるのは本なのだ。
スマホにはまりまくり、そのようなことを思ったとさ。