一昨日は英語を使わずして受験できる難関大学を紹介ました。
今回は英語のみで受けられる難関私立大学です!
「そんな大学あるの!?しかも難関私立大学で!?」と思う人もいるだろうがあるんです。
ただ、もうこれは完全に「英語一発屋芸人」的な感じがあるのでかなりリスクが大きいです。
当たった時は大きいけれども、しくじったら、もはや「しくじり先生」のレベル。英語しかないのだから。
それでも英語は突出して得意という受験生もいると思うのでそういう層をターゲットにした記事です。
青山学院大学文学部英米文学科
青学です。文学部英米文学科。
英語を勉強したい人にとっては最高な環境ですし、目指している人も多いのではないでしょうか。
その青山学院大学文学部英米文学科は英語オンリーで受験できる入試方式があります。
この入試は英語しかないです。
ただ、当たり前ですが青山学院大学なので難易度としてはクソ高いです。
この入試の特徴としてリスニングがあるということです(英作文もあるが、それは個別A方式、つまり3科目型と同じ)。
このリスニングの対策ができるかどうかが合否に関わってくるのは間違いないです。す。まあリスニング以外も難しいのですが…。
で、次に重要なのが合格最低点。
この入試方式(個別B)の合格最低点は
英語400点満点中323点
8割。英語ガチ勢でかつ青学なら当然でしょう。
私立の試験でこの得点を求められるのはかなりレベルが高いっすね。
でも、英語が突出して得意な人は希望があると思いますね。
関西学院大学国際学部
「西の慶應」と呼ばれる関西学院大学。確かに慶應並みに華やかな印象はありますよね。
で英語のみで受けられる学部は国際学部です。この学部は設置年が2010年と歴史が浅い。そうでありながら偏差値はべらぼうに高いんですよね。
どの入試方式も偏差値は62以上。
で、この学部で英語オンリーで受けられる入試方式は全学英英型です。
この入試方式の問題の特徴はマーク式(200点)、記述式(200点)になっている点です。
記述式は英語の長文の内容を日本語で答えさせる問題などかなり国公立に近い問題形式。
合格最低点はどうでしょう。
去年のデータ
英語400点満点中、301点
75%ぐらい…。記述式の配点が200点だとするとかなり難易度は高い。
偏差値はどれくらいかというと河合塾の出したデータだと、70。
立命館大学国際関係学部
なんか英語オンリーの入試、関西の大学に偏ってる気が…。
国際関係と名がつくとおり、英語のみの入試があります。
入試方式を言うと、国際関係学部IR方式。
この入試、結構特殊なんですよね。
大学独自の英語試験200点と英語の外部資格試験(英検とか)100点の300点となっています。
英語の外部資格試験は英検準1級以上で100点加算(つまり満点)で、2級で80点加算となっています。
独自試験は受験サイトによると
国際関係の長文2題で1問が「日本語の問いによる日本語の解答」で、1問が「英語の問いによる英語の解答」と、なっています。
手元に入試問題がないのでアレなんですが、おそらく日本語の解答というのは英語の長文の問いを日本語で問わせる問題で(たぶん国公立みたい)で、英語の解答はもう英語(そのまま)だろうと思われます。
合格最低点を見てみると、
国際関係学部国際関係学科国際関係学専攻IR方式 240/300
国際関係学部国際関係学科グローバル・スタディーズ専攻IR方式 243/300
8割。高いな。仮に英検2級とっても80点、独自の試験では160点以上(8割以上)取らないと受からない計算。
だとすると結構難しいけど、英検準1級で100点、独自試験で140点以上を取るのが戦略になるでしょう。
んームズイっすね…。こんなハードルが高いのなら、普通にセンター利用とか3科目型の入試を受けたほうがいい気が…。
ただ、それでも「英語一発屋芸人」的な人には決して不可能ではないと思います!
偏差値(河合塾の出した)を見てみると
国際関係学部国際関係学科国際関係学専攻IR 65
国際関係学部国際関係学科グローバル・スタディー専攻 65
となっている。偏差値で見てみると青学や関学に劣りますが、それでも難易度が高いのは事実です。
まとめ
最初でも述べましたが、英語だけで受験をするというのは極めて危険です。
「英語一発屋芸人」はホント、当たればデカいですがしくじった時のダメージも本当にデカい。
中途半端な英語力では無理げ―な入試です。
ただ、それでも世の中には英語はめちゃくちゃ得意な人もいると思うので、そういう人にとってはこういう受験は有効な戦略になります。
まあ、といっても一番ベストなのは無難に3科目で受験するか、国公立大学みたいに国数理社英を勉強することなんですけどねー。
とりあえず自分にとってベストな入試方式を探すのが合格に必要な条件なのは間違いないです。