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カラオケ店で起きたバカッター問題についてカラオケでアルバイト経験のある私が考えてみる

 いまさら感が否めないが、「ビックエコー」で起きたバカッター騒ぎについて考えてみたいと思う。

 

 んまあ一応私は大学生の時、カラオケでアルバイトをしていたので(ビックエコーではない)、一応カラオケ店の労働環境の内情みたいなことはわかっている。

 

 といっても「ビックエコー」、「カラオケ館」、「招き猫」、「カラ鉄」、その他のカラオケ店間で事情は違うと思うが、まー忙しい時とクソヒマな時の過ごし方は似ていると思う。関西は「ジャンカラ」とか北海道は「キャッツアイ」とかか。

 

 てことで書いていく。

 

 

 

私がアルバイトをしていた時の話

 私は週2、3ぐらいで夜勤や中番(18時から23じぐらい)の出勤をしていた。店舗数は首都圏はかなり多かったので他店のヘルプにも行っていた。

 

 で、たぶん気になるのはバカッター的なことが起きているかどうかだと思うので結論から言うと、そのようなことは起きなかった

 

 どの店舗も。

 

 といってもフードに何らかの問題(たこ焼きとかが冷めているとか)でクレームがあったりとかはしたが、厨房でから揚げを床にこすりつける的なことをする人はいなかった。

 

 てかさすがにやばい。

 

 確かにカラオケなので全体としてちゃらい人は多かったが、SNSをもってして「ヤバいこと」を世間に公開するような人はいなかった。

 

 よくネットなどを見てみると「ヒマな時間があるせいでこういうくだらないことをする人がでてくる」というような意見を見るが、気持ちはわからなくもない。

 

 ヒマすぎると何かやらかしたくなる人間が一定数出てくるのも何ら不思議ではない。

 

 では私の時はどうだったか。

 

 カラオケはヒマな時と忙しい時のギャップが割と激しいので。

 

 ヒマな時は厨房でクルーと談笑していた

 

 それ以上でもそれ以下でもない。まーくだらん世間話をしつつ夜勤であれば閉め作業をチマチマやっていた。

 

 てかアルバイトなんてそんなもんじゃないか?

 

 ちなみホントにヒマな日は閉店2時間前ぐらいに客がゼロになる時もあった。まあ台風とかそういう気象的な問題があったときだが。

 

 

 なんで、私のカラオケアルバイト時代はバカッターを起こす人はいなかった。

 

バイトテロの対策

ロボットを導入したら…

 次にバカッター、バイトテロはどうしたらなくなるのか考えていく。よく聞くのがロボットの導入である。

 

 よく聞くっていうか堀江貴文氏が言っていたのだが。

 

バイトテロ問題について、堀江氏は「モラルが低いバイトは昔からいて、いなくならない。それがネット社会で可視化されるようになっただけの話。企業側はそんなモラルの低い人を雇わざるを得ない状況なんだから、もはや人を雇うのではなく、自動化やロボット化するしか抜本的な対策はない」などと持論を展開する。

堀江貴文氏が考えるバイトテロ問題「ロボット化するしかない」 - ライブドアニュース

 

  確かに。究極的なことを言うと、ロボットさえ導入してしまえばバカッター事件は起きない。ロボットは理性も倫理観も持ち合わせていない。

 

 ただ指示されたことを忠実にこなす。もしロボットを導入することができたならバカッターは労働環境からは消え失せるだろう。

 

 だが、もちろんこれは仮に実現できたらの話だ。

 

 ロボットを導入することには2つの問題点がある。

 

 1つはコストだ。これはまあ言うまでもないが、ロボットという設備投資をするとなるとかなりの費用がかかる。

 

 カラオケは基本的には全国展開しているのでその店舗数はかなりの数になる。そういう状況の中でロボットを導入するとなると……コストがべらぼうにかかる。

 

 そうなると社員の給料を下げたり、ルーム料金などを高くしまくりハイパーインフレーションさせなければ実現させることはできない。

 

 そういうわけで現段階では現実的ではない。

 

 もう1つはそもそもロボットで厨房を回せるのかという問題だ。

 

 たいして忙しくない時ならまだしも、めちゃくちゃ忙しい時にロボットに任せられるのか。

 

 忙しい時はドリンクやフードの注文が大量に来る。もう伝票が出るわ出るわ大変だ。

 

 そういう大量の処理をロボットができるのだろうか。

 

 フードは確かに簡易的に作れるものが多いがそれでも品によっては包丁で切ったり、炒めたりするものもある。

 

 1つ1つの品を作るのは大した問題ではないが、大量に作るとなると割りと手間がかかる。

 

 ロボットがそのような大量処理を行うとなると、人間のような動きをするロボットを導入しなければならない。

 

 今の段階ではそのような手も足もついた高性能なロボットが作られてるという話は聞かない。

 

 したがってコスト面、厨房をロボットで回せるかという観点からロボットの導入はあまり現実的ではない

 

クルーに罰則を設ける

 う~ん、バイトテロに対する対策はこれしかないんじゃないか。

 

 クビにするとかするしかないと思う。ただそれをやりすぎると人手不足という別の問題が出てくるのだが 笑

 

 たださすがにそれは極端だろう。

 

 やはりアルバイトと言えども厳しい罰を与えないとバイトテロを防ぐことは難しいと私は感じる。

 

 採用の段階では求職者がDQNかまともな人間か見分けるのは難しい。それならばあらかじめ問題を起こしたらクビにするとか自給減らすとか何かしらのpunishment(罰)を課すのが現実的だ。

 

 たぶん今の時代、個性が大事だと言われているからリテラシー能力が露骨に低い子とかはその意味をはき違えていると思うんだ。

 

 なので自分のしたことの重大さをイマイチわからない人が一定数いるのだと思う。

 

 そういう多様な人間がいる以上、ルールを作ることは本当に重要である。

 

 したがってバイトテロの有効的な対策は罰則を設けるということになる。