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外国語系の記事が多くなりそうです。

終身雇用の崩壊によって会社員とフリーランスの働き方に差がなくなる

 

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 以前終身雇用の崩壊によって起きるであろうことを書いたのでそちらも読んで頂けると。↓

www.penserblog.net

 

 今って会社員が負けでフリーランスや起業をして自分でビジネスをすることが勝ち!みたいな風潮があるじゃないですか。

 ツイッターとか見たらほんとそういう系のツイート多いです。もう本当マジで多いでよ笑笑

 で、なんでそういう会社員=負けでフリー=勝ちみたいな構図があるかと言えば、会社員は収入と自由な時間に制約があるからで、フリーランスなどは自由な時間があり、収入が高いというのが理由でしょう。

 確かに今現在では会社員とフリーランスで成功している人との間には社会的な格差のようなものがあることは否めません。

 でも、今後は会社員とフリーランスの働き方に差がなくなっていくように思えます。

 なぜそうなっていくのかを書いていきます。

 

目次

 

 

会社員とフリーランスの働き方に差がなくなっていく理由

終身雇用が崩壊するから

 なぜ会社員とフリーの働き方に差がなくなるかと言えば、今後終身雇用が崩壊するからです。上に挙げた私の過去ブログでも書きましたが、日本の労働環境は今後終身雇用が崩壊します。

 終身雇用が崩壊するということは、会社は従来のスキルなし新卒社員を長期的なスパンで育てるということをしなくなることが予想されます。

 となると、会社が獲得する人材は新卒であれ、中途であれ、実務能力に長けたスキルの高い人間です。そのような人材を招くためには収入を始め福利厚生を充実させなければなりません。

 そうしないと他者に優秀な人材を他者に取られてしまいますから。

 収入や福利厚生が充実するということは労働者の立場がかなり強くなります。立場が強くなることによって、少ない労働時間で年収ウン千万円プレーヤーみたいな労働者が出てくるでしょう。

 (ただし負担はかなり重いと思うが…)

 そうなると、高年収で自由な時間が多い成功しているフリーランスと生活の豊かさが大差なくなる。「成功している」とわざわざ書いているのはその日暮らしのフリーランスも結構いるため。

 あとは組織で働くのが好きか、個人の裁量で働くのが好きか、という違いだけになるでしょう。

 そういうわけで終身雇用の崩壊によって、会社員とフリーランスの働き方に差がなくなります。

 では会社員とフリーランスの働き方に差がなくなることによって、今後の日本社会はどうなっていくのでしょうか。

 

今後の日本社会

会社員であってもフリーランスであってもスキルがなければ淘汰される

 会社員とフリーランスの働き方に差がなくなるということは、スキルがない人間は淘汰されるということになります。厳しいですが…。

 スキルがない人間が淘汰されるということは働くハードルが高くなります。言い方を変えると、スキルがない人は働かせてもらえない、ということになります。

 今まではスキルがなくてもどこかしらの会社で働くことができました。その結果、現状に不満を抱き、居酒屋で不平不満を言いまくるオッサンも大量に発生したわけですが…。

 スキルがない社員とスキルがある社員が共存することによって、ニッパチの法則(2対8)が働いてきました。

 でもそういう共存がなくなるわけです。つまり、スキルがある社員だけに仕事を任せて会社を回す社会になります。

 まあそういう社会が良いか悪いかは別として、今よりもはっきりと格差社会が生まれてしまいます。

 

まとめ

 終身雇用の崩壊によって、会社は長期的に社員を育てるということをしなくなるので、即戦力を求めるようになります。

 そうなると、スキルの高い社員が増えていき、会社も彼らに充実した収入や福利厚生を与えることになります。

 結果、収入や時間に制約がないフリーランスと働き方の差がなくなっていき、スキルのない人間はどんどん淘汰されることになります。

 それが良いか悪いかは別として。