Sakuはゆるく生きる

基本なんでも。

会社員の副業禁止は会社にとっても会社員にとってもデメリットでしかない

f:id:penser:20190714093821p:plain


 最近はマシにはなってきていますが、会社員の副業禁止ってまだまだ根強いように思えます。

 今日書くのはタイトルの通り、会社員の副業禁止ってもはやデメリットでしかないという内容です。

 早速本題入ります。

 

目次

 

 

 

会社員の副業禁止が会社にとっても会社員にとってもデメリットでしかない理由

会社員のスキル向上が阻害される

 最初の理由は会社員にとってのデメリットです。

 会社員のスキル向上が阻害されます。

 副業で金を稼ぐということはとても難しいです。現に私もグーグルアドセンスアフィリエイトをやっていますが、全然稼げません。今月ようやっとアドセンスの収益が1000円超えそうなレベルです。

 副業でマトモな金を稼げるようになるためには、自分自身で能動的に考えていかなければなりません。

 能動的に考えて結果を出せる(つまり金を稼げる)というのは本来のビジネスパーソンのあるべき姿です。

 それなのになぜ副業を禁止するのでしょうか。

 

 副業をすると仕事のスキルももちろん伸びます。

 人間は1つのことをやり続けるよりも複数のことを色々とやったほうが能力が高くなるからです

 例えば(ビジネスとは直接的に関係はありませんが…)、純粋に野球一筋に打ち込む人よりも、サッカーやバスケ、テニス、バドミントンなど色々やっている人のほうが、結果として野球の能力が高くなります。

 上記の例はスポーツ×スポーツですが、スポーツ×勉強だって同じです。

 またまた野球の例ですが、純粋に野球一筋に打ち込む人よりも勉強も頑張る人の方が選手として活躍できます。ってかこれ、身体能力と知的能力の両方が高まるのでマジで無双です。

 甲子園常連の静岡高校とかがその最たる例じゃないでしょうか。

 

 現在は引退しましたが、イチロー選手も野球一筋に見えて、中学校の時は学業が大変優秀だったそうで、学年で常にトップ10に入っていたそうです。

イチロー - Wikipedia

 

 ビジネスの話の戻りましょう。

 仕事だって例えば営業をやっている人がいるとしましょう。

 で、その営業の人が副業でブログをやっているとする。

 直接人と関わるか、文章で他者にメッセージを伝えるか、という違いがありますが、人に情報を伝えるという点は同じです。

 どうすれば相手に有益な情報が伝わり、商品を買ってもらうかということもやることは同じです。

 結果として相乗効果が起きるわけです。その社員の営業スキルも高まります。

 これはあくまでも営業の例でブログをやっている場合の話ですが、他にもまだまだ本業×副業の無双コンボは無数にあるはずです。

 このように本業と副業を組み合わせることで社員の仕事のスキルが高まるのです

 

会社の利益が上がらない

 会社員が副業をすることによって、スキルが高まることは既に述べました。

 これって会社にとってもメリットなはずです。

 なぜならスキルの高い会社員が多く働いてくれたほうが会社全体の利益が上がるからです。

 日本の会社には、ただ会社に居座り働かず高い給料をもらうオッサンが一定数います。

 年功序列大義名分の下に。

 でもこれでは会社はactiveになりませんし労働環境が是正されることはないでしょう。

 こういうオッサンたちがいるせいでどうでもいい会議ばかりあったり、いまだに連絡手段をメールやライン、slackに切り替えず、電話やFAX(私はFAXをfu〇cの複数形だと本気で信じている)のままで非効率な労働環境が蔓延しているのです。

 

 それよりかは副業をして自分自身のスキルを高める意識の高い社員に働かせたほうがクソみたいな労働環境がなくなる可能性も高まりますし、少ない時間で利益を上げることができます。

 こうしてくれると会社もわざわざ残業代も支給せずに済みますし、会社員も収入が増えるわけですから、「給料少ねえぇぇぇぇ!」と不満を言う人も少なくなります。

 それってマジで会社にとってメリットすぎます。もうメリットしかないです。

 

 利益を追求しているのに無駄なコストを出す「副業禁止」は矛盾に満ち満ちています。

 

収入源が1箇所は時代錯誤

 まあそもそもですが、世の中の変化があまりにも激しすぎる現代において収入源が1箇所って時代錯誤も甚だしいです。

 一体いつの時代の働き方なのでしょうか。

 もう戦後の高度経済成長のように給料が爆上がりすることなんてありません。

 というかモーレツ社員勤労の美徳自体out of date(時代遅れ)です。

 手取り額は年々下がっていますし、どうやら増税もするようですし、それでいて今の(一部の)政治家や官僚は国民の血税を吸い取りながら、不正不正不正のパーリ―ピーポー状態です。

 てかバイトは掛け持ちオッケーなのに、正社員は掛け持ちダメとかマジで意味不明です。正社員の中にはバイトとほぼ同じ給料で働いている人もいると思います。

 それなのに、正社員だから副業禁止とか全くもって理解できません。

 

 こんなアホみたいな規制をかけていると、日本はそのうちオワコン国家になるでしょう。

 

なぜ会社は副業を禁止するのか

 会社員の副業は会社にとっても利益をもたらす。それなのに、どうして会社は副業を禁止するのでしょうか。

 私はその原因は2つあると思います。

 1つは本業がなおざりになる説、もう1つは年功序列の問題です。

 最初に本業がなおざりになる説から書いていきます。

 

本業がなおざりになる説

 会社としては、会社員が本業をなおざりにしてしまうのではないかという不安があるのかもしれません。

 副業に打ち込むと本業に支障が出るのではないか……?こんな不安を持っていることだと思います

 しかし、既に述べましたが副業をすることで本業に良い影響を与えます。そしてその社員は会社に利益をもたらしてくれます

 したがって本業に支障が出るとは考えにくいです。

 もしくは体力的な面を気にしているのでしょうか

 ただでさえ本業が大変なのに、副業なんてやって心身ともに持つのだろうか。

 みたいに。

 安心してください(どっかの芸人のネタ)。

 体調管理もまともにできないような人間なんて、副業と本業の二刀流はしません。

 副業をしている人ほど、二刀流の両立がどれだけ大変なのかわかっているので体調管理に余念がありません

 厳しい言い方ですが、副業をせず会社の収入だけをあてにしている人間の方が体調管理は雑になると思います。

 とりあえず会社にさえ出勤してさえいれば収入を得られると考えているので、どうでもいい飲み会に参加したり、酒タバコギャンブルに打ち込み、結果として心身共に疲れ、そして金もなくなっていきます。

 かくしてそういう人間はウシジマくんの餌食になり「トウゴ(10日で5割)」で金を借りることになり、思考停止のビジネスパーソンへと堕ちていきます。

f:id:penser:20190316105338j:plain

 体調管理という面から言っても本業と副業の二刀流をする人の方が優れています。

 本業に支障が出るというのは大きな誤解です。

 

年功序列の問題

 私としてはこっちの問題が大きいと思いますね。

 日本の会社は依然として年功序列の強い影響下にあります。

 ということは現行のシステムを維持したがる、働かないで高い給料をもらう管理職の(全ての管理職ではないが。もちろん会社のことを考える立派な管理職の人もいる)オッサンたちの求心力が強いことは容易にわかります。

 そういうオッサンたちにとってスキルを身につけ会社に利益をもたらす人間は脅威となります。

 そのような優秀な人材は早い段階で給与が上がり、昇進もしていくことでしょう。

 そうなると結果を残さなくても年齢だけで昇進していったオッサンたちはクビの危険にさらされるか、ワカモノよりも立場が下になるという彼らにとっては屈辱的な事態が生じることになります。

 

 (だから私は会社の役職とか本当にくだらないと思いますし、あのセンパイコウハイとかいう日本独自の習慣とかどうにかなりませんかね?)

 

 それゆえに「フクギョウ!?そんなもんやるヒマがあったら、ホンギョウに集中しろ!」と言いつつ、自分たちの地位をなんとか守ろうとしているのではないでしょうか。

f:id:penser:20181225094847j:plain

 おそらく体調管理的な面よりもこういう年功序列的な影響が強いせいで、副業解禁が阻害されているように感じますね。

 

日本の会社は副業全面解禁にしないとオワコンになる

 これからも会社の給料が爆上がりすることは期待できません。その状態で増税もされるわけですから、生活はかなり苦しくなっていくでしょう。

 そんな状態でいまだに副業を禁止し、収入源を1箇所に規制するのに一体何の意味があるのでしょうか(株とかは別だが)

 もうジャパンアズナンバーワンという時代はとうの昔に終わりました。

  おそらくオリンピックが終わったあたりから本格的にジャパンアズオワコンが急速に進んで行くでしょう。

 そういう時代の中で「フクギョウなんてけしからん!フンッ!」とか言っている場合ではないです。

 国家になんて期待できないからこそ、個人の努力で金を稼いでいかなければいけないんです。

 日本の会社は全面的に副業を解禁してくべきです。

 

 

 以上。