正直者は馬鹿を見るのか。それとも最後には報われるのか。
マジョリティーの意見としては「馬鹿を見る」ではないでしょうか。
でも考えてみると、案外そうではないんですよね。
ということで今日はそんなことを書いていきまぁす。
目次
正直者は馬鹿を見るか、報われるかの答え
もうノッケから結論を言いますが、正直者は最終的には報われます。
今世の中って「馬鹿正直なんて損をするぜぃ!そんなんだったらいくらでも偽りまくって人の足引っ張りまくって自分が得をするように生きたほうがいいぜぃ!!」みたいな風潮強いじゃないですか。私の偏見か…?
とりわけマスコミとか政治とか大企業とかがそういう傾向が顕著です。しかも開き直っている。
だから(というわけではないかもしれないけど)みんなマジメに正直に生きるのはマジでバカバカしいと無意識に思ってしまっているんですよね。
でも、結局なんだかんだ正直者の方が最終的には報われるます。
その理由を次に書いていきます。
正直者が報われる理由
信頼を獲得することができる
正直な人というのは他者からの信頼を獲得しやすいです。能力がある・ない関係なく。
正直者は基本的にウソをつくことができないので、ありのままの事実を述べます。仕事や勉強でも適当にごまかしてすませるということもできないので、全てを完璧にこなそうとします。
確かにそういうスタンスだと要領が悪くなり、作業スピードも遅くなったり、果ては自分の状況も苦しくなってしまいますが、愚直で真面目な姿勢というのは周囲からおおいに評価されます。
よく「能力もないのにマジメにやっているところを周りに示したところで何の意味もない!馬鹿!」という人がいますが、ある程度量を重ねればそれなりにできるようになります。
仕事をするというスタンスでも信頼につながり、人がどんどん味方をしてくれるようになります。
何も仕事だけではありません。
日常生活を送るうえでも正直でいることは、信頼を獲得することができます。
いつもウソばかり、いつも利己的な考えばかりを持ち、他人のことなど一切考えない、あなたはそんな人間と友好関係を築きたいですか。
どっかの政治家みたいに。
明らかそんな人間と友好的になるとかムリゲーです。
正直者は正直であるがゆえ、不器用で気の利いたことが言えないかもしれません。
ウケを狙うような発言や振る舞いはできないかもしれません。
関わっていてつまらないかもしれません。
それでも、他人の足を引っ張ったり、裏切るようなことをしないという点では安心して付き合うことができます。
こういう性質を持った人は現代においてとても貴重な存在です。
最初でも述べましたが、今って他人の揚げ足を取ったりウソついたりする人間が多いじゃないですか。しかも手段を選ばずに。
マスコミ、政治家、大企業、and so on…
もしかしたらあなたの周りにもいるかもしれません。
私は社会人になってあまり人と関わっていないので、そういうことはありませんが…
今は誰の言っていることが正しいのかか全くわからない時代です。また何を信じていいのかもわからない。
もうあまりにも人間が穢れてしまい、信じるという行為が難しくなっています。
そういう状況の中で信じるに足る人がいる、というのは本当に救われます。
したがって、正直な人は仕事や人間関係において信頼を獲得することができます。
不条理な世界を認知することができる
正直者はウソをつけない、マジメすぎる、大変ピュアな人間です。
それゆえどうしても傷つくことが多い。
でも、そういう経験って重要です。
世の中というは誰かが自覚しない限り、いくらでも不条理になっていきます。
特にこの日本という国では。
人間や社会に傷つき、嫌という感覚を持つことで、世の中が狂っている(日本が狂っている)ことに気づくことができます。
そういう現実に気づかず、自分を偽り、他人を偽り、社会に順応していくと、待ち受けているのは破滅です。
「社会ってこんなもんだろ」
「とりあえず社会に合わせりゃいいだけだろ」
そういう人間が100%になってしまったら(そういうことはありえないですが)、社会は変化していきません。
(永久に日本の労働環境はオワコンでしょう)
正直者のように現実を自分の思いのままに知覚できる人がいるおかげで社会というのは変わっていくんです。
「正直に真面目に生きるなんて損するだけ。マジでバカらしい。だって政治家だっていくらでもホラ吹きまくって国民を愚弄しているのにノウノウと生きてるじゃん。俺らだってそういうふうに生きても問題なくね!?」と考える人間が増えてしまったら、社会は一層苦しくなります。
そういうことを考えても正直者の存在は必要不可欠なのです。
正直者が馬鹿を見ないために意識すべきこと
自己犠牲をしない
正直な人というのは優しくピュアな心を持っているので、どうしても「自分を犠牲にしてでも他人のために尽くしたい」と考える傾向があります。
でもこれがいけない。
社会は穢れています。そして人間も穢れている(こんなこと書いている私、大丈夫だろうか…)。
そういう状況の中で自己犠牲を発揮すると、必ずそれを利用しようとする人間が現れます。そして資本主義という牙をむき出し、徹底的に自己犠牲を払う人を利用し、搾取しようとする。
それが今の日本社会です。
なので、自己犠牲ではなく、自分も相手も得をする「win-winの関係」を考えることが重要です。そうすれば戦略的に建設的に相手が得をすることを考えられるようになり、なおかつ自分も得をすることができる。
「自分が犠牲になればいい」という考えは持つべきではありません。
それは戦争中に丸腰で敵に突っ込んだ過去の日本と考えが全く同じです。
自分が犠牲になるというのは、一見すると良い考えのように感じますが、そんなことは全くありません。自分を犠牲にして(命を落とすことがあれば)周囲の人間を悲しませることになります。
自分も得をすることを考えていきましょう。
まとめ
正直者は報われます。
それは正直者の持つ性質(真面目、ウソをつけないなど)から信用を得ることができるからです。
ただ、自己犠牲の精神を持つと、愚能な支配者に搾取されることになるのでやめましょう。
以上。