なんか定期的に満員電車についてブログで書いている気がします。
私は死ぬほど満員電車に乗るのが嫌なので都心に住み、混雑する時間帯に乗っていないのですが、それでもたまに満員電車に出くわしてしまいます。
そこで考えるわけです。どうすれば満員電車という状態をなくすことができるのか。
で、3つ考えました。
でも、この3つは個人的な努力というより、社会的な努力を必要とします。
それでは満員電車をなくす3つの方法を書いていきます。
1.住宅手当の支給
最初の方法は住宅手当の支給です。そしてその代わりに通勤手当を廃止する。
この目的は職住近接(職場の近くに住むこと)を促すためです。
そもそもなぜ満員電車というおかしな状態ができるかというと、生活は郊外、労働は都心というライフスタイルを送っている人があまりにも多いからです。
だから電車に乗る人間が多くなるわけであって、そのことが原因で同時に電車の遅延も頻繁に起きるわけです。
それだったらまずそのライフスタイルをやめさせる必要がある。
だから手始めに通勤手当を廃止することにより、職場から離れたところに住まわせないようにする。
通勤手当が出なくなると、強制的に遠方には住まなくなる。
だけど、都心に住むとなると家賃が高くなるので、通勤手当をなくす代わりに住宅手当を出すわけです。
でも、ただ住宅手当を出すだけだったら、会社側の支払い額が膨大になる。
家賃10万の物件に住んでいる人が多数になったら、それだけで会社の財政状況を圧迫することになります。
だからルールを定めて住宅手当を支給する必要が出てきます。
例えば、住宅手当を支給するのは
・職場の駅から5駅圏内(5駅に深い意味はありません。MAXで10駅ぐらいじゃないですか?)
・住宅手当を支給する際の家賃の上限額は10万円まで
・その中で支給額は家賃の4割(例なので4割に深い意味はありまってん)
みたいにすればかなり職住近接が進むのではないかと思います。
職場が新宿や六本木だとしたら、さすがにそこだけで物件探すのは酷です。
でも5駅~10駅ぐらいの範囲にすれば家賃8万ぐらいでスタンダードなアパートマンションが見つかります。
もっと家賃安くてよさげな物件も見つかるでしょう。
ここまですれば労働者も安心して働くことができるし、遠方に住む必要もなくなる。で、満員電車撲滅のスタートラインに立つこともできる。
満員電車をなくす1つ目の方法は通勤手当を廃止して、住宅手当を支給する。
(でも通勤手当より住宅手当の方がトータルとしてコストが高いのでニッポンの会社はやらないでしょう)
2.出勤時間に厳しくならない
次は出勤時間の問題です。
だいたい会社の出勤時間って8:30から9:30の間ぐらいじゃないですか。
タチが悪いのは終業時間はいくらでも守らないくせに出勤時間には以上に厳しいんですよね。
出勤時間が9:00までだとして5分10分でも遅刻するようなことがあれば、会社側は、
「おい!5分遅れるとは何事だ!社会人としてなっとらん(# ゚Д゚)」
みたいに激おこするケースが多いじゃないですか。
でも5分10分くらい遅れたところで業務に支障が出るってあんまりなくないですか?
いや、例えば人の命を預かる医療従事者や火事になった時にすぐにかけつけなければいけない消防署や犯人をすぐに捕まえなければならない警察などだったら5分10分遅れるのは絶対にやってはいけないですよ!?
でも会社勤めなんてだいたいその程度遅れたところで仕事に問題が生じることなんてありませんし、5分10分遅れて全てが台無しになるとか意味不明です。
それに8時間労働と言いつつも、その中でマジメにやっている時間なんて3時間か4時間ぐらいだし、めちゃくちゃマジメにやっていたとしてもせいぜい5時間ぐらいです。
そういうことを考えても出勤時間に異常に厳しい日本の会社文化は本当にオワコンですし、そんなことやっているから1本の電車に必死に飛びつく人間がいるんですよ。
特定の職業(医療従事者・消防・警察など)を除いて数分遅れで出社して業務に支障が出ることなんてありえないので、出勤時間に対してはもっと寛容になったほうがです。
いつまでも出勤時間を守ることに重きを置いていると、「仕事ができなくても、ちゃんと時間通りに出勤すればお給料がもらえる!だから仕事よりも誠実に生きることを心がけよう!」
という人間が後を絶えないですし、そんな状態が慢性的に続くと、あまりこういう言葉は好きではないですが、社会全体としての生産性があがりません。
(それが日本か!?)
なので一部の職業を除いて出勤時間に対して寛容になり、仕事の内容を重視しなければ満員電車は永久に不滅です。
3.電車内の座席を取っ払え!(一部車両)
もう物理的にスペースを広くして満員電車をなくすという手法です。
これは私たちにはできません。鉄道各社が判断を下す必要があります。
電車内の座席って結構スペース取るんですよね。
ということは座席のせいで電車内の空間が狭くなっているわけです。
首都圏の電車はだいたいが10両編成です。
その10両全てに座席を設置する必要ってありますか?
10両も車両があるんだったら、3両4両ぐらいまるまる座席を取っ払った車両があってもいいと思うんですよ。
(東西線とかは座席ない車両があったような気がします)
少々話は逸れますが、日本のビジネスパーソンは座っている時間があまりにも長すぎます。
私もですが…。
営業やっている人とかはその限りではないと思いますが、その他の職種の人とかはほぼほぼ座っていると思います。
労働時間中も座りまくり、通勤途中も座りまくる、こんなんじゃ健康を害します。
せめて電車の中ぐらい立っていないと、デブになります。
で、電車内の座席を取っ払うことは物理的なスペースの拡大に加えてもう1つメリットがあります。
それは、既に述べましたが職住近接の促進です。
座席がない車両だと、通勤時間が長くなるほど立っている時間も長くなります。
それだったら会社の近くに住んで通勤時間を短くしたほうが、立つ時間を少なくすることができます。
物理的に座席を取っ払う(全体の中の一部)ことは車内のスペース拡大に加えて、職住近接を促すというメリットもあるので、ぜひとも実施したほうがいいと思います。
まとめ
満員電車をなくす方法は
住宅手当を支給する
出勤時間に寛容になる
電車内の座席を取っ払って物理的に空間を拡大する+職住近接を促す
です。
が、上記の方法の共通点は無駄な時間をなくすことなんですよね。
住宅手当を支給して職場の近くに住めば通勤時間を減らせますし、出勤時間を重視する文化をやめれば仕事の質を考えるようになり無駄な時間を減らせますし、電車内の座席を取っ払えば、ストレスにさらされる時間が少なくなります。
働き方改革はまずこういう不毛な時間を取っ払うことです。
以上