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外国語系の記事が多くなりそうです。

やっていると危険!脳に悪い3つの行動

 脳に悪い行動…

 もう毎日ブログを更新できていない時点で私は脳に悪いことをやっています…(乙)

 

 ということで今日は脳に悪い3つの行動を書いていきます。

 参考にした本は↓

 

 林成之著『脳に悪い7つの習慣

 7つ丸々書くとマルパクリになりますし、というか膨大な量になるので厳選して3つ書きます。

 この本の概要は

 脳の仕組みや機能に基づいて、悪いとされる習慣を書いています。

 上記の本の著者が医者なので、脳科学的なアプローチで脳に悪い習慣を分析しています。

 

 ということで脳に悪い行動3選。

 

 

 

脳に悪い3つの行動

1.「興味がない」と物事を避ける

 脳に悪い行動の1つ目は「興味がない」と物事を避ける

 言い換えると、

 興味がないことはやらない!

 自分の興味あるものだけやればいいんだい!

 ということになります。

 

 まあ視野が狭い人のことです。

 

 たまにいますよね…

 「オレは仕事にしか興味がないんだ!野球!?知るかそんなもん!音楽!?んなもんクラシックだけで十分だ!フン!」

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 みたいな人。 

 

 考えてみれば当たり前ですが、こういう「興味がないから」と言って自分の知らない分野を知ろうとしないのは明らか脳に悪いです。

 

 神経細胞という神経細胞が脳内にあります。

 これは脳が最初に情報を受け取る神経細胞です。

 

 脳神経細胞には

 「生きたい」

 「知りたい」

 「仲間になりたい」

 という本能が備えられています。

 

 私たちの脳神経細胞に上記のような本能があるおかげで、この社会に科学や文化、宗教が生まれたんですよね。

 「生きたい」という欲求があるから、病気を治すため、寿命を延ばすために科学が発達してきたのだし、

 「知りたい」という欲求があるからこそ、文化や芸術が発達してきたのだし、

 「仲間になりたい」という欲求があるからこそ、宗教という共通のイデオロギーが生まれました

 というのは確かに考えてみれば納得です。

 

 で、脳は「生きたい」「知りたい」「仲間になりたい」という本能に抗うことはできません。

 

 「興味がないもんね!フン!」(2回目の登場)

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 と物事に対して拒絶反応を示すことは脳の「知りたい」という本能に抗っています。

 

 脳神経細胞が持つ本能に抗う行為をするとどうなるか。

 本能に抗う行為をすると、脳の考える仕組みが機能しなくなり、思考力が低下していきます。

 その結果、思考停止状態になり日々の日常、仕事に忙殺されるだけの生活になり、為政者に支配されるという悲しい末路を歩むことになります。

 思考停止についてのネタも書きましたので↓も参考にしていただければ。

www.penserblog.net

 

 確かに物事に対する好奇心が旺盛な人ってだいたい頭の回転が速く知性的な人が多いですよね…。

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 逆に物事に興味を示さない人で頭良さそうな人はあまりいないように思えます。

 

 「文系だから理系の話題には興味がない」

 「理系だから文系なんて興味がない」

 みたいな日本の大学入試みたいなスタンスを取っていると、結果として脳に対して悪影響を及ぼします。

 これが脳に悪い第1の行動。

 

2.言われたことをコツコツやる

 言われたことをコツコツとやる

 とりわけ日本では美徳とされていますよね。

 

 というか、おそらくこの「言われたことをコツコツとやる」行為が日本の労働社会を形成してきたと言っても過言ではないと思います。

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 勤労の美徳

 というヤツです。

 

 しかし、言われたことをコツコツとやる行為は、脳科学的に見ればパフォーマンスは悪いです。

 その理由は

 ・「脳にとってのご褒美がない」

 ・「思考停止」になってしまう

 からです。

 

 最初に「脳にとってのご褒美がない」ことから説明していきます。

 脳というのはご褒美を欲しがります。人間と同じです。

人間の脳のなかには、情報の流れにおいて、自分へのごほうびをモチベーションとして機能する部位があるのです。そして脳内の情報の流れからわかるように、自己報酬神経群が働かなければ、脳は思考力を十分に発揮できず、考えや心、記憶も生まれにくくなってしまいます。『脳に悪い7つの習慣』p.62

 

 上記の引用をざっくりと要約すると、脳にとってのご褒美がないと思考力が高まらないんですよね。

 脳にとってのご褒美とは何かと言うと、目標を達成したり、人の役に立つことです。

 

 「言われたことをコツコツ頑張る」という言葉の根底にあるのは、「失敗しないように慎重に物事を進めよう」ということではないですか?

 その不安と葛藤しながらびくびくして物事を進めているというネガティブな感情が生まれています。

 

 この行為は「脳のご褒美」が発生しないだけでなく、不安と恐れの感情が強くなり、さらには「コツコツ」といういつになったら目標を達成できるのかという途方もない想いがこみ上げてきます。

 

 ネガティブだらけですよね。

 コツコツ言われたことをこなすというのは脳にとっての報酬が発生しないという理由から脳にとって悪影響を及ぼします。

 

 それに加えて「言われたことをこなす」という点も脳に悪いのです

 言われたことをこなすという行為には思考が必要ありません。

 むしろ考えないほうが「日本の会社」という観点からは有効に機能します

 

 言われたことをいちいち考えていたら、次のステップへ行くのに時間がかかりますし、全体の合意を必要とする日本社会にとっては必要悪です。

 

 が、考えることをしないと、脳のパフォーマンスは上がりません。

 思考停止になってしまうと自主性を損なうことになり、それこそ繰り返しになりますが、支配する側の思うツボになってしまいます。

 

 言われたことをコツコツとこなす

 この行為は脳に報酬を与えないという点、思考停止するという点から脳に悪い影響を及ぼします。

 これが第2の理由です。

 

3.効率を重視しすぎる

 昨今の日本ですよね…。

 やたら効率を重視するって…

 

 というかそのクセして

 満員電車はなくならないし

 定時出社を頑なに守り続ける

 終業時間を守らない

 相変わらずスーツ出勤がなくらない

 とか意味不明ですよね…。

 

 全然効率的じゃねえ…。学校の延長線上…。

 

 

 もう本当にWhy Japanese people !?

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 ですよね。

 

 

 

 

 で、話を戻すと、効率を重視しすぎるスタンスは脳にとって悪いです。

 効率を重視しまくるというのは、最短距離でゴールに向かうことを意味します

 

 これ、既に述べた「言われたことをコツコツこなす」と被る点なんですが、最短距離でゴールに向かうということは、いちいち考えていたら時間のロスになります。

 

 効率的に物事をこなすというのは無駄を徹底的に省いて、深く思考することを省いてゴールに向かうことと言い換えることができます。

 

 深く思考することを省く……

 思考力というのは繰り返し物事を考えることによって高まっていくものです

 何度も繰り返して物事を考えるからこそ、主体性、独創性が生まれます。

 

 だから最初から無駄を省いて深い思考を放棄してゴールに向かうとういのは人間の想像力を奪うのです。

 まあ考えてみれば当たり前で、ノーベル賞受賞した人たちだって、みんなある程度の無駄を経験し、その中で深い思考をしてきたからこそ偉業を成し遂げることができたわけじゃないですか。

 

 アインシュタインとか典型的な例ですよね。

 もし彼が最初から無駄を省いて最短距離で相対性理論を考案しようとしていたら、おそらくムリゲーだったでしょう。

  

 真理に到達するためにはある程度の無駄を経験しなければいけません。

 そして深い思考をしなければいけません。

 

 そうやって無駄を経験し深い思考ができるようになって初めて最短距離でゴールに向かう方法を考えることができるんですよね。

 最初から効率を意識していたら日本の社会にとっては良いかもしれませんが、個人にとっては不幸になるばかりです。

 

 効率を重視しすぎる

 これが脳に悪い第3の理由です。

 

脳のパフォーマンスを高めるために必要なこと

 これまで

 「興味がないから」と言って物事を避ける

 言われたことをコツコツとこなす

 効率を重視しすぎる

 行為は脳に悪いと述べてきました。

 

 ということは脳のパフォーマンスを高めるために必要なことは

 物事に対する興味関心を深める

 主体的に物事をこなす

 最初から効率を重視しすぎず、まずは物事を深く考えてみる

 行為が必要になってきます。

 

 そう考えると日本の労働環境って露骨に脳に悪いことばかりやっていますよね…

 

 既存の常識を疑いましょう。

 日本社会の常識にとらわれていたら、脳のパフォーマンスが悪くなるばかりです。

 

 

 以上。