Sakuはゆるく生きる

外国語系の記事が多くなりそうです。

現代における貧しい人々の特徴とは?

 ネガティブな情報だらけのネットをサーフィンしていたら、

 「新庄が家賃3万円の極貧生活!」みたいな記事を見つけました。

hochi.news

 

 まあ記事の概要を書くと、かつてはバリ島に移住した当初は豪華な家に住んでいたのが、今は家賃3万の6畳ほどの物件に住んでいて、それが”極貧”生活だと。

 

 何をもって貧しいか、豊かなのかという定義は人によって変わってくると思いますが、少なくとも家賃が安い物件に住み、質素な暮らしをすることそれ自体は貧しいものではないと私は思います。

 

 では現代において貧しい人々とはどのような特徴を持っているのでしょうか。

 今日はそのことについて書いていきたいと思います。

 

 

現代における貧しい人々の特徴とは?

物質主義にとらわれている人々

 現代における貧しい人々、それは物質主義にとらわれている人々です。

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 物質主義にとらわれているとはどのようなことかと言うと、

 ・人よりも多く金を稼ぐことが正義だと思うこと

 ・人よりも良い大学に行くことが正義だと思うこと

 ・人よりも良い会社で働くことが正義だと思うこと

 ・人よりも良い家に住み、人よりも良い車に乗る暮らしをすることが正義だと思うこと

 ・自分の子供を小学校から私立や国立にぶちこみ(子供が望んでいないのに)、自分自身が自己満足すること

 みたいな状態を指します。

 

 つまり「他人」よりも「優れた」生活を送ることが正義だと思う状態を、物質主義にとらわれたと言います。

 

物質主義にとらわれた人々が貧しい理由

 ではなぜ物質主義にとらわれた人間たちが貧しいと言えるのか。

 

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 それは、自分自身で豊かさの尺度を決めることができないからです

 そもそも他人よりも金を稼ぐことが正義だとか、良い大学・会社に進学・就職することが正義とかって、世間様(マスコミ)が勝手にのたまっているだけじゃないですか。

 自分にとっては金を荒稼ぎしたり、良い大学に進学したり、会社に就職したりすることが最善ではないかもしれない。

 

 ある人にとっては時間を売って労働して金を稼ぐよりも、適度に働いて自分の時間を確保するのか幸せかもしれないし、

 ある人にとっては勉強が好きでもないのだからわざわざ偏差値の高い大学を目指す必要はないかもしれない。

 

 それなのに、世間様(マスコミ)が勝手に作り出した豊さの基準とやらを勝手に正しいものだと思い込んで、自分が望んでもないのに、偏差値の高い大学を目指したり、社畜になって金を荒稼ぎをしてしまう。

 

 確かにそういう生活をすれば金は大量に稼げるかもしれません。

 でも、結局自分が何をしたいのかを考えない人生を送ってきたものだから、その金を何に使ったらよいのかわからない。

 かくして都心戸建てとか高級車とか、自分が望まないものに金を使うことになり、破滅していく…。

 

 こういう人間が日本には(特に東京)多いように感じます。

 物質的な豊かさを正義だと思っているから、自分の人生が貧しくなっていく。

 

 自分自身で「豊さとは何か?」という問題を考えないので、いっこうに満たされた生活を送ることができない。

 

 「心の貧しい者は幸いである」と言えるのでしょうかねぇ。

 

お金は信用を数値化したものにすぎない

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 物質主義者が大好きなもの、それはお金。

 物質主義者はとにかく人よりも金を稼ぐことが正義だという考えから抜け出すことができません。

 

 でも、お金というのはあくまでも信用を数値化したものにすぎず、それ以上でもそれ以下でもありません。

 

 「お金は信用を数値化したもの」とは何か。

 ここでホリエモンの著書の『ゼロ』から引用すると、

それでは「信用」をお金と切り離して考えてみよう。…(省略)

あるいはあなたにも、終電を逃してしまったときに、泊めてくれる友達がいるだろう。引越をするときに車を出して手伝ってくれる友達がいるだろう。住むところを失ったとき、「じゃあ、うちに住めよ」と居候させてくれたり、食事をご馳走してくれる友達がいるかもしれない。もしかするとあなたは、「友達なんだし当然だ」と普通に受け入れているかもしれないが、これはあなたがホテル代や引越代、さらには食費や家賃に相当するだけの信用を手に入れている証拠なのだ。そしてしっかりとした信用を持っていれば、お金がなくても意外とどうにかやっていけるのである。『ゼロ なにもない自分に小さなイチを足していく』p.144-145より引用

 

 という記述が見つかります。  

 

 重要なのは、自分の手元に金がなくても、友達や家族などの間に信用があれば生きていくには困らないということです。

 

 でも、みんな「金がなくなったら死ぬ!」とか「年収1千万稼ぐのが正義!」みたいに金に対して不要な心配を抱いたり、一方で過度な期待を持っています。

 そうやって他人との信頼関係を構築するよりもまず金に目がくらむから、不幸になってくんですよね。

 

現代において豊かになるために必要なこと

信用の構築

 で、結局のところ豊さになるために必要なのは他人との信用を確立することなんですよね。

 仕事というスケールのでかいものでなくても、友達がメシや住む場所に困っていたら助けるとかして信頼関係をもつ。

 親の手伝いとかね。

 

 そういうふうに他者との信頼関係を確立すれば、金がなくても人生どうにかなるし、人間関係も良好になるので、人生詰んだら、助けを求めることができます。

 

豊かさの指標を自分で考える

 あとは豊かさの指標を自分で考える

 学歴とか大企業とか、世間様(マスコミ)がのたまう豊さを無思考に信奉するのではなく、自分にとってどう生きることが幸せなのかをしっかりと考える必要があります。

 自分で考えるのは、人によってはめんどうなものかもしれませんが、自分で考えない限り、世間様がのたまったレールの上を走り、結果どこかで人生詰むでしょう。

 

 もう昔のように高学歴→大企業みたいな「幸せコース」は存在しないですし、豊かさと貧しさの基準というのも変わってきています。

 ひと昔前は良い大学に出て大企業に出て結婚して戸建てを持って豪華な車にのって…というのが幸せな人生だったかもしれませんが、いまそんなことするとそもそもコスパ悪すぎです。

 

 自分にとって何をすることが幸せなのかをしっかりと考えていきましょう。

 

まとめ

 現代における貧しい人は物質主義にとらわれた人のことを言います。

 つまり自分が望んでもないのに、やりたくもない勉強をやり高学歴を目指したり、大企業を目指し、結果人生が見えなくなってしまう、みたいな人生を送ってしまうことです。

 

 貧しくならないためにも、自分にとっての豊かさの指標を持つことが必要です。

 

 以上