朝起きて、自宅ポストを確認していたら、幸福の科学のチラシが……。
「心が感染症を引き寄せる」とか「瞑想でウイルスを護る」とか科学と名がつく宗教なのに、科学と真っ向から対立することを言っていますよね。
今までエホバの証人、モルモン教、顕正会のチラシがポストに入っていたり、それらの宗教の勧誘は受けたことがあるのですが、幸福の科学は初めてですね。
んで、幸福の科学がわからない人のために若干説明しておくと(私もよくわかっていない)、幸福の科学とは、ブッダやイエスキリスト、ムハンマド、ソクラテス、孔子をこの世に遣わせたとされる至高神エルカンターレである大川隆法をトップに置く(!?)宗教らしいです。
なんかスケールがめちゃくちゃでかそうっすね…。
説明を書いていて自分でも意味わかんなくなりました。
ちなみに「カンターレ」とはイタリア語で「cantare」(歌)を意味します。
そこから取っているのでしょうか…?
「エル」はきっと「el」なはずなので冠詞な気がします。
(大川隆法は東大卒らしいです)
余談ですが、この至高神エルカンターレである大川隆法が今、自分の息子と裁判でもめているようです。
なので裁判所で「cantare」しているということですね!
ブッダやイエスをも超越する全知全能のエルカンターレが自分の息子を訴えるのか…
で、チラシの内容に話を戻すと、要はコロナから身を守るために大川隆法の法話CD&DVDを買おうぜ!コロナ撃退を祈願しようぜ!ということを主張したいらしいです。
(私の感想)
んまあ、恐怖を煽り、宗教に目を向けさせる典型的な宗教ビジネスの手法ですよね。
当たり前ですが、いくら信仰を持ったとしてもウイルスに感染する人は感染するだろうし、祈ってコロナを撃退することができるならコロナに対するワクチンなんて開発する必要がなくなります。
それでも、コロナを恐れるあまり、上記のようなことを判断できなくなってしまう人が一定数いるのです。
重要なのはコロナのピークはとっくに去ったこと、10年前ぐらいに流行したインフルエンザのほうがはるかに1日あたりの感染者数が多かったこと、それなのにマスコミが数字取りのためにどんちゃん騒ぎを起こして事を大きくしている現状を知ることなんですけどね。
マスコミと宗教、手法こそ違えど人々に過度の恐怖を植え付けるという点では共通しています。
幸福の科学ももし、善良な心があるのなら「信仰の力でコロナを撃退する」とか「信じる力でコロナを撃退する」とか言っていないで、「コロナ脳」に感染した「自粛教」の信者たちに正しい情報を伝えたほうがいいと思います。
マスコミがいかに事態を大きくさせて社会が混乱しているのかを。
世の中が混乱しだしたり、全体として暗い停滞した雰囲気になると、カルト宗教が跋扈する傾向があります。
1990年代はそれがオウム真理教であり、今は…というと、実態が見えない宗教団体が暗躍しています。
厄介なのは、知識がある人間でさえもそのようなカルト宗教に引っかかってしまうことなんですよね。
オウムだって高学歴の偏差値エリートが見事に引っかかっていましたし。
だから、周囲の情報に合わせるのではなく、自分でしっかりと正しい情報をリサーチしていくことが必要なのですが、ネットとか情報が氾濫しまくっていてわからなくなってしまっているのが現状です。
日本人は欧米や中東と比べても宗教を信仰している人が少ないので、心に闇ができると、カルト宗教にひっかかってしまうように感じます。
だからと言ってキリスト教を信仰しろ!とかイスラーム、仏教を信仰しろというわけではありませんが、宗教に関する知識は、私たちが身に着けていかなければいけないように感じます。
繰り返しますが、ウイルスは祈ったり、瞑想したりしたところで感染を防ぐことはできませんし、感染する人はするし、しない人はしないです。
コロナから身を守るには、今のところ正しい情報をしっかりと得て、マスコミのクソ情報を取り込まないということが必要です。
以上