学歴というものは、多くの人にとって重要なものです。
学歴があることによって待遇が良い会社に就職でき、ウハウハな人生を送れる可能性が出てくるからです。
でも、最近ネットを見ていると、マスコミによる学歴煽りがやたらひどいように感じます。
どこのマーチや早慶の学部がどうのこうのとか、大学だけでなく、学部にまで「序列」なるものをつけて受験生を混乱させているように思います。
そのせいか、マスコミの学歴煽りによって、金に目がくらむのと同様、学歴に目がくらんでしまっている受験生が増えているように感じます。
そもそも学歴はどの程度まで重要なのでしょうか。
学歴を得るうえで考えなければならないこと
興味がある勉強ができるかどうか
学歴を得ることは確かに重要ですが、そもそもの問題、自分の興味ある勉強ができるかどうかが重要だと思います。
興味のある勉強ができるかどうかを無視して、とりあえず進学したい大学を選ぶと人生マジでしんどくなると思います。
例えば、法学や経済を勉強したいと思っているのに、「模試の判定上」、文学部の方が合格する可能性が高いとか言って、さして興味もない文学部を受験して進学すると、勉強に興味が全く出なくて、バイトやサークルに明け暮れ、勉強そのものに意義を見出せなくなる可能性があります。
（バイトやサークルに熱中するのは悪いことではないですが…）
まあ勉強内容にたいして差がない文系の学部ならまだしも、学部によって勉強する内容がかなり異なる理系の学部となるとかなり考えなければならないと思います。
生物勉強するつもりだったのに、物理勉強することになった！とかシャレにならないですからね。
なので、まずは自分の興味のある学部を選定することが大事だと思います。
自分が納得できるレベルか
2つ目は自分が納得できるレベルの大学を受験することが重要だと思います。
どのレベルの大学までを許容できるかというのは受験生によってかなり変わってくると思います。
マーチまでだったらオッケーな人もいれば、「いや早慶以外無理ゲ―！」という人もいれば「旧帝以外行かねえ！」という人もいれば、ニッコマまでならオッケーという人など。
なので自分が納得できるレベルの大学を受験することが大事です。
と言うんでが、これができない人が多いんですよねぇ。
いや、進学する段階ではきっと納得していると思うんですよ。
でも、日に日に自分が落ちた大学に対する未練が強くなってくる。
それゆえに仮面浪人する人が後を絶たないんですよね。
受験し直すことは本人の意志なので、別に良くも悪くもないですが（経済的な問題は別ですが）、だったら最初から普通に浪人すれよ～という感じになってしまいます。
なので、自分はどの程度のレベルまでの大学なら許容できるのか、そのことをしっかりと把握することが重要です。
当たり前ですが、「早慶しか興味ねえ！」とか「旧帝以外無理！」とか言い出すと選択肢の幅が狭まりますしとてつもなく受験勉強のハードルが高くなります。
大学卒業後の進路面が気になる場合
というか、たいてい大学卒業後の進路を気にして、大学受験をすると思うんですよ。
一般的に高学歴であればあるほど、大企業や国家公務員の職に就ける可能性が高まりますし。
大企業や公務員（地方国家関係なく）は確かに待遇も良く、社会的信用も高いので、それなりに良い生活をすることができるかもしれません。
そういう生活をするために学歴が必要でした。昔は。
でも、今は終身雇用が崩壊しつつあり、転職がかなり活発になっています。
なので学歴それ自体が意味を成すことは、就活面や公務員においてほとんどないように思えます。
それよりかは、仕事のスキルがどれだけ高いかということが労働市場では重要になっています。
だから逆に高学歴であっても、仕事のスキルが低ければ、転職や独立のチャンスがあまりなく、人生を好転させることが難しくなります。
もし大学卒業後の進路面を気にしている人がいれば、意識しなければいけないのは、どれだけ仕事のスキルが高いか、ということです。
なので、「大企業に就きてえから高学歴！」みたいに考えるのは、今では通用しないでしょう。
ただ、学歴フィルターは以前として残っているので、新卒の段階から大手で働きたければ、ある程度の大学に進学する必要があると思います。
学歴フィルターについても過去に書きました。↓
まとめ
最近マスコミの学歴煽りがひどいですが、学歴を得るうえで重要なのは、まず自分の興味がある学部を選択すること、そして自分が納得できるレベルの大学を受けることです。
マスコミが学部にまで序列をつけていますが、そんなものはナンセンスで、いちいち序列なんて気にして大学受験なんかすると4年間マジで不幸になって人生棒に振ると思います。
世間体を気にしないで受験するのが一番なんですけどね。
以上です。
