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仕事ができない・遅いという理由で会社を辞めないほうがいい話

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 世の中には仕事ができない・遅いという理由で会社を辞めたがる人が一定数います。

 

 オレはこの仕事には向いてない!

 自分が仕事ができないこと周りに迷惑がかかってしまう!

 など彼らは最もらしい理由をつけて会社を辞めようとします。

 

 確かに仕事ができなかったり、進めるのが遅かったら全てがイヤになって辞めたくなります。

 同期入社の人たちが自分が仕事ができない一方で、早い段階で成果を上げたりするとめちゃくちゃ焦るでしょう。

 

 でも、だからと言ってたかだか仕事ができないとか進めるのが遅いという理由で会社を辞めるのはちょっとパニクりすぎだと思います。

 

 つまり仕事ができない・遅いという理由で会社を辞めるべきではない。

 

 そもそも現実的に考えて、仕事ができない状態で会社を辞めても次の転職先のアテがないじゃないですか。

 いや、首都圏とかだと転職先は腐るほどあるかもしれませんが、ノースキル・ロースキルの状態で見つかる転職先なんてたかだか知れています。

 ヘタすると現職よりも給料が下がるかもしれません。

 

 なので、仕事ができない系の理由で会社を辞めるのは、転職先のアテがない可能性が高いのでその判断自体辞めたほうがいいです。

 

 そもそも仕事なんて最初はできないのが当たり前です。

 というか仕事に限らずですが、どんなことでもまず手を動かして試行錯誤をしていかないと上達しません。

 試験の勉強だってただ教科書を覚えるだけだと不十分であり、演習を重ねていかないとできるようにはならないじゃないですか。

 スポーツだって理論ばかり頭に詰め込んでいては一向にできるようになりません。

 (たまに理論ばかり詰め込んでいる人がいますが)

 

 なのでまだ試行錯誤をしていない段階で仕事ができない!と嘆くのは時期尚早です。

 たまに仕事覚えたてですぐにできるようになるハイスペックな人がいますが、そういう人は圧倒的に少数です。

 

 だからヤフー知恵袋とかで「仕事ができないです…。悩んでいます…。今すぐに仕事を辞めるべきでしょうか…?」みたいな質問がたくさんあるんですよ。

 

 私たち日本人は失敗を許さない教育を受けてきたから、失敗に対して敏感になっていると思います。

 それゆえ、社会人になり、仕事をし、仕事ができなかったり失敗したりすると、「オレはもうダメなんだ…」とかやたら悲観的になってしまうんですよね。

 教育の影響もあるかもしれませんが、日本人って失敗に対して怯えすぎなような気がします。

 で、失敗を恐れるから仕事ができるようにならない、そういう悪循環の繰り返しなように思えます。

 

 仕事なぞ人生というスケールで見てみれば本当に些細なことです。

 それを深刻に考えすぎるのはマジで人生損です。

 仕事ができないからという理由で会社を辞めるのは、繰り返して言いますが転職のアテがない可能性が高いですし、会社辞めて転職のアテがなかったら収入ゼロです。

 

 最初のうちは仕事はできないものだと割り切り、試行錯誤を繰り返していくと、一筋の光が見えてくると思います。

 

 以上。