最近の若者はぁ、ネットばかりやって本や新聞を読まない
だからぁ、みんな活字を読まなくなっているぅ
若者の活字離れが心配だ
みたいなこと言う人いるじゃないですか。
あと、マスコミも結構煽ってきますよね。
もうずいぶん前から。
でも、実際、どうでしょうか。
活字離れは進んだのでしょうか。
全然そんなことはなく、むしろネットによってイヤというほど活字に向き合わなければいけなくなりました。
日々大量にネットに記事が出て、私たちはそれらを読んでいる。
いや、読むだけならまだしも、ブログやツイッター、FBなどを使い自分で文章を発信する時代にすらなっている。
もう文字に触れない日はないっすよね…。
つまり、昔よりも文字に向き合わなければいけない時間が増えている。
それが一体何を意味するのか?
これが重要だったりします。
今は活字に対し真摯に向き合わなければいけない。
ということは、文章を正しく理解する力、情報を取捨選択する力がないと、「文字の大洪水」に飲み込まれてしまいます。
逆に言うと、文章を正しく理解し適切に裁くことができるのなら、活字を圧倒的に武器にすることができます。
したがって「活字離れが進んでいる」というのは真っ赤なウソであり、むしろ今は「活字まみれ」になっています。
ただ、「活字まみれ」な時代でありながら、「活字」に弱い人が多いのは事実です。
つまり文章を正しく読めない人。それに情報を正しく摂取できない人。
ホリエモンも『疑う力』で今は文章をまともに読めない人が多いみたいなことを言っています。
確かにホリエモンのツイートに返信している人をみたらたまに「!?」みたいな人がいたりします。
文章の一部分だけピックアップしてそれを自分にとって都合の良いように解釈している人が一定数いる。
だから露骨に感情論になってしまっている。
これは文章を正しく読解しない、適切に情報を選択しない典型的な例だと思います。
いや、それでも困るのが文章を読めない本人だけならいいんですよ。
でもそれが圧倒的多数な世の中になってしまったら、民主主義は腐敗し、政治は週愚政治に(!?)に成り下がってしまいます。
だって、、、みんなリテラシー能力がなくなってしまっている状態ですから。
繰り返しますが、活字離れは真っ赤なウソで、それどころか活字まみれな時代になっています。
したがって今は文章を正しく読解する力、情報を選択する力がないと、「文字の大洪水」に飲み込まれてしまいます。
文字大事。
以上です。