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英語音読の実践方法【英語の音読のやり方がわからない人向け】

「やるなら、今ですよ!」の写真[モデル:Max_Ezaki] 

 英語の音読のやり方がわからない!

 と悩む人は多いように感じます。

 

 特に英語を苦手としている人にとっては、イマイチ何から手をつけていけばいいのかわからないのではないでしょうか。

 

 筆者は英語の音読学習を通して、大学受験、英検準1級に合格してきました。

 

 今日は英語の音読の実践方法と使用すべき参考書を書いていきます。

 

 

音読の実践方法

音読する時の前提

 最初に音読する際の前提条件を書きます。

 それは音読する予定の長文内容をちゃんと理解していることです。

 つまり、

 長文中の単語・文法がわかっていること

 文構造がわかっていること

 日本語で全部訳せること

 上記のことをとわかっている必要があります。

 

 意味がわかっていない英文を音読しても、意味がわかりませんし、わからないものを音読して理解できるなら、みんな今頃英語マスターになっているはずです。

 

 また、音読する時は英文を読むことに集中しましょう。

 よく、「音読中も文構造や訳を考えなければいけないんですかぁ?」みたいな疑問を持つ人がいますが、、、英文を読むことに集中しましょう。

 

 英文を音読する目的は、「英語を英語のまま理解する」ためです。

 すなわち、書いてある語順通りに文を理解するのです。

 

 英語を英語のまま理解できていないと、日本語の語順で文を理解しようとしてしまいます。

 どういうことかと言うと、例えば

 I have a pen.

 という文があるとします。

 英語を英語のまま理解できているなら、左から右へそのまま理解できます。

 私は(I)持っている(have)ペンを(a pen)のように。

 

 一方日本語の語順で理解しようとしている人は

 私は(I)ペンを(a pen)持っています(have)というように日本語の語順で文を読んでしまうのです。

 

 I have a pen.程度であれば、日本語の語順でもどうにかなりますが、文が長くなると、対応が難しくなってきます。

 例えば

 I have a friend who lives in Mars. He often goes to the earth in order to eat people.

 となると、日本語の語順で読んでいると、集中力が切れ意味がわかんなくなってきます。

 音読で英語の語順通りに読むことができる人は、「私は いる 友達 火星に住んでいる 彼は しばしば 行く 地球に 食べるために 人間どもを」(!?)みたいな理解をすることができます。

 

 (例文は適当です)

 

 なので、黙読する時は単語や文法、和訳などの意味を考えて読み、音読する時は読むことに集中しましょう。

 

オーバーラッピングをする

 で、具体的な音読方法です。

 ここからはオーバーラッピングをする→シャドーイングをする(後程説明)→という順番で説明しますが、基本どちらからやってもいいと思います。

 

 オーバーラッピングとは、教材の英文を見ながら流れてくる音声(CDやアプリにDLしたやつなど)と一緒に英語を読んでいくことです。

 

 最初は難しくてムカつくと思いますが、何回も繰り返しやっていると徐々に慣れてきます。

 オーバーラッピングをすると、読解スピードが上がることはもちろん、リスニング力も高くなります。

 

シャドーイングをする

 シャドーイングとは、英語を聞き、同時に音を真似て発音する方法です。

 聞こえてきた英文のすぐ後を影のように追うことからシャドーイングと呼ばれています。

 

 オーバーラッピングと異なる点は、テキストを見ずに音声を真似ることですね。

 

 テキストを見ずに聞こえてきた英文を読む。

 これも最初は難しいですが、繰り返していくうちにできるようになっていきます。

 シャドーイングもできるようになれば、黙読の段階でもいちいち単語や文法や和訳を考えなくても、書かれてある英文を理解できるようになります。

 

 なのでシャドーイングができるようになるために自分で音読する・オーバーラッピングするみたいな認識でいたほうがいいと思います。

 

到達すべき点

 で、実際にどの程度まで音読ができるようになればいいのかという話ですが、音声教材を使わない普通の音読及びシャドーイングがスラスラとできるようになるというのが理想です。

 そのためにもあまり多くの教材を使わず、音読する用の問題集や参考書を決めて、それをひたすら音読しまくるのがいいと思います。

 

 じゃあ具体的にどれぐらい読めばいいの?という話ですが、目安としては1つの長文を20回ぐらい音読すれば、スラスラ読めるようになっているはずです。

 内訳は、音声教材を使わない普通の音読、オーバーラッピング、シャドーイングいろいろごちゃ混ぜでもいいので、トータル20回ぐらい音読です。

 

 受験などで英語の勉強時間に制約がある人は、シャドーイングは完璧でなくても、ある程度できて、普通に音読する時にスラスラ読めればいいと思います。

 

 繰り返しますが、音読は英語の語順で文章を読めるようにするためにする作業です。

 声に出してスラスラ読めないのは、文章を理解していないからです。

 そのような問題を解決するためにも音読をしまくりましょう。

 

スラッシュリーディングは必要か?

 音読学習でスラッシュリーディングをする方がいます。

 スラッシュリーディングとは英文中にスラッシュ(/)を入れておおざっぱに英文を理解するやり方です。

 例えばこんな感じ↓

He would like to quit/ the job. That is because/ his boss is foolish/ and/ his salary is so low that/ he can't make ends meet.

 (スラッシュの入れ方は適当です)

訳→彼は仕事を辞めたがっている。それは、彼の上司がバカで、給料もクソ低くて収入内でやりくりできねえから。

 (訳もザックリです)

 

 スラッシュを入れるのと入れないのとでは英文の読みやすさが変わってきます。

  

 しかし、もしスラッシュを入れながら読むのが鬱陶しいと思う人はやらなくてもいいと思います。

 私も生まれてから今に至るまでスラッシュリーディングはしたことがありません。

 ありませんが、大学もそこそこの大学に(MARCHですが何か?)に合格し英検準1級にも受かりました。

 

 私の経験は全く参考にはならないと思いますが、英文の音読は

 オーバーラッピング・シャドーイング・自分で音読で良いと思います。

 

参考書の選び方

音声があること

 次に参考書の選び方です。

 音読をする用の参考書は必ず音声(CDやアプリでDLできる)がある教材を選びましょう。

 当然と言えば当然ですが、音声があるのとないのとでは学習のパフォーマンスが変わってきます。

 読めない単語があると、音声なしの教材だと読み方を調べるのに無駄に時間を食いますしね。

 それに英語独特のリズムなどがわからない。だからリスニング力も伸ばすことができません。

 

自分の学力レベルに合っていること

 もう一つは使用する参考書が自分の学力レベルとマッチしていることです。

 学力と参考書のレベルがミスマッチしていると、黙読の勉強の段階で挫折してしまいます。

 つまり音読する段階まで行けない。

 

 なので自分の現時点での学力に合った参考書を選ぶ必要があります。

 テキストに書かれてあることを普通に理解できる、多少難しくも理解できるのが学力とマッチした参考書です。

 

まとめ

 音読の目的は、英語の語順で文章を理解できるようにすることにあります。

 そのためにもオーバーラッピングやシャドーイングなどを繰り返し、スラスラと英文を読めるようにする必要があります。

 

 参考書を選ぶ際は、英語の音声があることと、自分の学力にマッチしていることです。

 

 以上です。