Sakuはゆるく生きる

基本なんでも。

仏検2級に合格した時の勉強方法~筆記編


 私は去年(2023年)、仏検2級に合格したのですが、その時の勉強方法とか参考書を紹介していきたいと思います。ちなみに仏検2級は2回目で合格しました。1回目は1点差で不合格。2回目で合格という感じ。過去記事で書いているので、もし興味がある人がいれば読んでくださいませ。

www.penserblog.net

 

 合格点を取るために

 勉強方法に入る前にどうすれば仏検2級に合格できるのかということについて書いていきます。具体的に言うと試験問題の各分野でどれぐらいの得点を取らなければならないのかということです。

 

 仏検2級は筆記問題は大問1から7まで、聞き取りが大問1と2、そしてディクテ(リスニングの書き取り)の問題があります。合格するためには全体で60%程度の得点が必要となります。

apefdapf.org

 

 私の場合ですが、筆記問題は大問1の前置詞の問題は4問中3問正解、大問2と3は1問も得点できずズタボロ、大問3以降の長文は概ね8割から9割前後の得点率でした。

 

 聞き取りが大問1の単語を書き取らせる問題が8問中6問正解、2の内容理解の問題が10問中7問正解でした。ディクテの問題はマークセンスではないので、おそらく14点中8点以上取れていたと思います。

 

 私の得点例からわかるのは

 知識系の問題は落としても仕方がない

 その分、長文の問題で徹底的に稼ぐ

 リスニングは万遍なく点数を取る(ディクテも含めて)

 ということでしょうかね。

 

 それゆえ、読解力を伸ばしていく勉強が重要となってきます。

 

勉強方法(筆記編)

知識量の増強

 仏検2級合格には読解力を伸ばす勉強が必要であることは既に述べました。ではどうすれば読解力を高められるのかが重要な問題になってきます。

 

 読解力を高めるためにはまず、知っている単語量を増やす必要があります。単語量を増やすことで知識系の問題に対処できることはもちろん(といいつつ私は大問2と3の正答率はゼロだったが)、長文の内容も理解しやすくなります。

 

 単語力の強化に使ったのが主に『クラウン』という参考書。

 

 

 上記3冊を準1級の範囲を除いて、覚えこみました。体感8割以上は覚えたと思います。この参考書の良い点は単語だけでなく、長文や会話文も収録されていること。音声はもちろんありますが、ディクテーション用の音声聞き取りの勉強ができるようになっているんですよね。だから聞き取りの勉強もすることができる。

 

 『クラウン』3冊に収録されている単語を覚える(準1級を除く)+長文読解の演習をすることで、読解力は高くなるでしょう。

 

 『クラウン』3冊に加えて使用したのが『徹底攻略仏検2級』という参考書。

 この参考書が優れているのは前置詞、文法、単語、長文、聞き取り全分野の問題量が他の過去問や予想問題集に比べて圧倒的に多いこと、さらに解説が詳しいので、こなすほどに力がつく点です。  

 

 『徹底攻略仏検2級』に収録されている前置詞や熟語、そして単語をひたすら覚えることで知識分野は網羅できると言っていいでしょう。長文を読む際にもわからない語彙が少なくなり、内容理解が容易になり正答率も上がります。

 

 というか単語も文法も長文読解も聞き取りもディクテも全部『徹底攻略仏検2級』で足りるんじゃね!?と思います。

 

文法力の強化

 単語に加えて重要なのが文法力。知識を覚えてもそれを運用できなければ長文や聞き取りの問題に対応できません。とりわけ大問1の前置詞の問題と大問3のもろに文法問題(単語も知っていなければいけないが)に対応することはできません。

 

 文法力の強化には文法の参考書に尽きます。私は仏検3級の時からですが『リュミエール』を使い続けました。

 

 分量は多いのですが解説が丁寧なのと問題演習量が豊富なので、文法力をつけるには最善の書籍だと個人的に思います。

 

 私は『リュミエール』のNiveauAは9割強は解けるようにし、NiveauBも9割近く解けるようにしました。結果として大問3の得点率がzeroだったのですが(おい)、フランス語の内容を理解する力がついたので、フランス語学習者は『リュミエール』は避けては通れないでしょう(!?)。

 

 あとは既に挙げた『徹底攻略仏検2級』の文法分野の演習をしまくれば仏検2級レベルの知識運用力はつくだろうと思います。

 

長文読解の強化

 仏検に限らず英検などでも長文読解で高得点を取れるか否かは重要な課題でしょう。

 

 長文読解で重要なのは演習量。単語や文法などの知識を覚えていても長文を読んで内容を理解し設問に答えることができなければ得点になりません。

 

 私は仏検2級の長文読解の演習には既に挙げた『徹底攻略仏検2級』に加えて、『仏検公式ガイドブック』、『仏検公式ガイドブックセレクション』を使用。

 

 問題を解いた後は正解に至るまでの思考回路が正しかったかについて確認しました。間違った場合はなぜ間違ったのか、どの文で読み間違いを起こしたのか、読めていない文やパラグラフはあったかなども見ていました。

 

 また長文問題は1回キリでなく、何回も解き正解に至る思考回路ができるまで繰り返していました。演習量を多くする+思考回路の形成をすることによって長文の読解力と設問を解く力は高くなるでしょう。

 

 さらに上記の『徹底攻略仏検』、『仏検ガイドブック』だけでなく、『クラウン』に収録されている長文を音読、オーバーラッピング、シャドーイング、ディクテーションをすることで長文の理解力を高めることに加えて読む速さも養っていました。

 

 もちろん、『クラウン』に収録されているすべての長文に手をつけることはできませんでしたが、できる限り多くの量をこなすようにしていました。

 

まとめ

 仏検2級の筆記対策について書きましたが、筆記で重要なのは長文の問題を取りこぼさないことです。長文でミスると点数はかなり落ちますし、聞き取り問題にも支障をきたします。

 

 長文の正答率を高めるために単語や熟語、文法など基本的知識を習得することが重要です。

 

 聞き取りの対策はこちら↓

www.penserblog.net