私は仏検3級合格後、準2級をすっ飛ばして2級を受験し合格したのですが、今思うとこの戦略(と言えるほどでもない)が良かった。
もし準2級取得を目指し勉強していたら受かっていたでしょうが、「準2級から2級の壁って厚いな…」と心理的に弱気になってしまい勉強する気が失せていたかもしれません。
結果、何回も落ちてしまうという負のループに陥ってしまい、今頃英検TOEIC仏検を同時並行に学習しているという恐ろしい世界線になっていたことでしょう。
仏検2級に2回目で合格できたのは準2級と2級のレベルの差がわからないままにとりあえず勉強したからだと思います。レベルの差がわからないからこそ結果としてそれなりに勉強できたのかなと感じます。
そもそも準2級をすっ飛ばした理由は時間をかけて2級の勉強に着手したくなかったことと純粋に金の無駄だと思ったからなのですが、やはり最短距離がベストです。
特に社会人など学習時間の工面が難しい人はあまり難しくない試験は受けずにいきなり難易度の高い試験を受けるのもありだと思います。仏検に限らず。
そうすることで時間をかけずに高いレベルの知識を習得することができ、合格との距離感がかなり近づくようになります。
確かにホップ→ステップ→ジャンプと段階を経て学習を進めていったほうが負荷がかからないのですが結果として知識の習得が遅くなってしまう。時間がない人はこの問題を解消しなければ難易度の高い試験には合格できません。
ゆえに多少きついけれども、最初の段階で難易度の高い試験を受け、学力レベルを上げるというのも試験合格の戦略になるでしょう。
ただ、数学や統計など思考力を高めることを最優先とする勉強は段階を踏んで進めていったほうがいいでしょう。基礎知識がない状態でいきなり高みを目指すと爆死します。
外国語など覚える要素が多い勉強は最初にガッツリ知識をつけたほうがあとあとラクになりますし、学習している段階で挫折する可能性も低いと思います。
人によって得意不得意分野は異なりますが、最短距離で高みを目指すのは時間をショートカットできるのでおすすめです。