スマホは現代を生きる私たちにとって必要不可欠なもの。仕事やプライベートにおいて必ずスマホは必須だし、スマホがなければ連絡を取り合うのはかなり難しいでしょう。
スマホはとても便利であり、私たちの日常生活を円滑に、そして楽しくしてくれます。それゆえスマホそれ自体は決して悪いものではないのですが少なからず弊害があるのも事実。
スマホを使用している人の中には依存症になってしまっている人がいます。彼らはご飯を食べる時も寝る時も常にスマホを握っていて、離せない状態になってしまっている。便利である一方、一部の人は依存症になっています。
スマホが私たちの生活に紐づけられてしまっているがゆえ、あなたはきっと「どのような人がスマホ依存になるのか」疑問に思っているかもしれません。
スマホ依存になりやすい人には一定の傾向があるのです。
その傾向とは自尊心は低いが競争心が強く、自分を強いストレスにさらしていること。『スマホ脳」には以下のように述べられています。
「ヘビーユーザー」(この文脈ではスマホ依存)に多いのは、タイプA[訳注:怒りっぽく、攻撃的なほどの積極性に富み、活動的な性格]の傾向があり、自尊心が低いが競争心が強く、自分を強いストレスにさらしている人たちだった。おっとりした性格で落ち着いた人生観を持つ人ーータイプBの人たちーーは基本的にそれほどスマホに依存していなかった。『スマホ脳』p.79
Xをやっている人ならなんとなくわかるでしょう。Xにはやたら競争意識が強く、「なんでそんなことでマウントを取るん?」みたいな人がたくさん生息しています。年収だったり所属している企業であったり学歴であったり資産だったり。
彼らはどうでもいいことでマウントを取り、周囲に自慢をしていますが、その実自尊心は低いんですよね。自尊心が低いからこそ周りの人間に虚勢を張り必死に優位に立とうとする。
しかし、いくら自らの優位性をマウントしたとしてもとんでもなくレベルが高い人は当然いるわけで、結果としてみじめな思いをして終わるのがオチです。
マウントを取る人は自尊心が低いわけですから「ああ本当俺ってゴミだわ…」と劣等感に打ちひしがれメンヘラをこじらせて周囲を混乱させてしまいます。
そこで止めればいいのですが、スマホというすぐに競争の舞台(つまりX)へアクセスできるツールがあるのでなかなか止められない。
マウントを取ってはXへアクセスし周囲の反応を見て嬉しがり、レベルの高い人に出くわしては絶望感に打ちひしがれる。そのような「負のループ」を繰り返しているのです。スマホ依存の人たちは。
それゆえ、競争心が強い人ほど「スマホの奴隷」となってしまうのです。
競争意識が強いことは現代の日本社会においては高く評価されますが、スマホがあるい以上、悪い方向に人生が進みやすくなっているのです。
一切他人と競争せずゆるく生きろ!と言うつもりはないですがスマホに中毒性があることを理解したうえで日常生活を送ったほうがいいでしょう。