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半年間でTOEIC700点台から800点に伸びた話をしよう

 

 

 前回の更新から数億年ほど更新ができず。その間、ひたすらTOEICと英検の勉強をしていました。英検は成果が出ていないのですが、TOEICはようやく700点台から800点の壁を超えることができました。

 

 


 

 去年の8月から「毎月受験」を決行し、700点から730点をさまよい続け、点数の上昇が全く見られなかったのですが、今年の2月に785点、今月に815点とあっけなく800点を取ることができました。

 

 去年の最高点が730点、自己最高点が一昨年の735点だったので、半年ほどで実質100点近く点数が爆上がりしたことになります。

 

 以下、700点から800点にどのようにして点数を上げたかを書いていきます。

 

TOEIC800点を取るために勉強したこと

去年から今月までのTOEICスコア

 本題に入る前にまずは去年8月から12月までの成績。既に述べたように去年は700点台をさまよっていました。

 

8月 730点

9月 715点

10月 660点(点数が爆下がりしている)

11月 720点

12月 715点

2025年1月は英検と試験日が被ったため受験せず

2月 785点

3月 815点

 

 こんな感じで点数が推移しています。去年は本当に全く上がらない、しかも10月にいたっては660点というただひたすらに絶望するしかない下がり具合で気が狂いそうになりました(実際に気が狂った)。

 

 しかし、ようやく今年になって勉強の成果が出たのですが、振り返ってみると点数が爆下がりした10月が後の点数上昇のためのターニングポイントだったと感じています。

 

 なぜ、点数爆下がりの時期がターニングポイントだったのか。

 

英文法と英文解釈の勉強し直し

 700点台で停滞していた去年。そして10月に600点台に下がるというクソっぷり。本当に気が狂いそうだったのですが(実際気が狂って踊り狂った!?)、それと同時に「基礎知識が抜けている」ことも強く実感しました。

 

 「基礎知識が抜けている」とは、英文法と英文解釈の知識が足りていないということ。

 

 TOEICに限らず英語全般的に言えることですが、どんなにボキャブラリーが豊富でも英文法と英文解釈ができなければ、一文一文を正しく読むことができません。正しく読めないということは誤読をして設問に答えられないという問題が生じます。

 

 特にTOEICは短時間で大量の情報を正しく読み取らなければいけないので、誤読は致命的となります。それ以前に長文をスムーズに読めないことにストレスが異常にたまるので、それもまた点数が低くなる原因となります。

 

 私の体感ですが、TOEIC700点台の人は単語のレベルは大学入試程度の水準にある、しかし英文法と英文解釈は大学受験の時以来ほとんどやらず、それらの知識が抜け落ちているタイプだと推察します。

 

 けれども、「700点は取れている」という謎の自負がある影響か、なかなか英文法と英文解釈の勉強をせず、ひたすらに公式問題集の問題を解きまくったり、TOEICの長文に特化した問題集をして、どんどん「沼って」いきます。

 

 私自身がそうで、「Part5は8割程度取れているから英文法や英文解釈なんてやらなくてええやろwww」と余裕をぶっこき、どんどん読解力が低くなっていき、その結果、「10月660点の悲劇」を引き起こしてしまいました。

 

 「10月660点の悲劇」を受け、アホな私も「やはり英文法と英文解釈の知識が大学受験以来完全に抜けている」と自覚し、やり直すことに。

 

 やり直しに使ったのは『真・英文法大全』、『英文法必修英文100』、『英文解釈教室』

 

 

 

 『真英文法大全』はページ数が1000ページ近くあるのですが、このテキストを2か月ほどかけて通読しました。収録されている英文を覚えることはせずに、文法の説明箇所をしっかり読み、理屈を理解して進めていきました(今は少しずつ例文を覚えていますが)。

 

 大学受験以来、英文法の参考書を読んだことで、知識が再び体系化され、TOEICのPart5でも先月2月と今月で9割前後を取ることができるようになりました。ただ、それ以上に長文を素早く正しく読むスピードが上がりました。

 

『英文必修英文 100』はTOEICの対策というよりは英検1級のライティングと要約の対策用に使ったのですが(結果として英検のライティングのスコアは伸びましたが)、『真英文法大全』での得た知識や理屈が一層強固なものになったと感じました。

 

 具体的には100個全て丸暗記(著者の関正生先生は丸暗記には否定的な考えですが)でをすることで(まだできていないですが)、『真英文法大全』の知識が血肉化されたように思います。

 

 『英文解釈教室』は大学受験の時に使用していたのですが、その時は難しすぎて発狂して消化できなかったのですが、今読むと受験の時よりも理解でき、TOEICの長文正答率が上がりました。しかし!影響が大きかったのはReadingよりもListeningだったように思います。

 

 『英文解釈』は収録されている長文を一題ずつ和訳していったのですが、このことによって、Listeningもかなり理解できるようになり、TOEICではないですが英検1級のリスニングが今まで6割も取れなかったのが、7割近く取れるようになりました。

 

 直接的にListeningの学習に影響を及ぼしたわけではないですが、『英文解釈』の「破壊力」は凄まじいものだと思います。

 

 現在の英語のトレンドは英文法と英文解釈軽視で、「間違ったっていいんだぁ!!とにかくぶろーくんでもいいから英語を話すことが大事なんだぁぁ!!!!英文法と英文解釈!?そんなもんやっているから英語が話せるようにならないんだぁぁ!!!」(急に熱血教師)という感じですが、やはりこれら2つの勉強は語学力向上に絶対的に必要であると言えるでしょう。

 

「極」シリーズを極める

 既に述べた3冊以外で使用したのが「極」シリーズのPart5 6とPart7。これもまた関正生先生の著書なのですが、とにかく「ぶ」がつくほどに厚すぎる。1冊700ページ程度あります。

 

 

 上記はTOEIC860点取得を目標にしています。この2冊の参考書をやりこむ。1冊700ページ強あるので、めちゃくちゃしんどいですが、とにかくやりこむ。

 

 Part5 6は問題を間違えた際、どの文法分野の知識が欠落したいたのかを分析し、覚えられていなかった箇所は徹底的に覚え直す。『真・英文法大全』を読み直す(間違った文法分野)+「極」の参考書も解説や例文が豊富に収録されているので、確認する。それをひたすらに繰り返す。

 

 上記作業を繰り返していくと、文法知識が整理され、結果として長文の読解力も高くなっていきます。

 

 「極」のPart7も同様。問題を解いて、間違った箇所を確認。どういうプロセスで設問を解き、なぜ間違ったのか(英文を誤読したのか時間内に解けなかったのか)を分析し、正解できるまで解き直す。

 

 私はまだ815点であり、860点にはまだ到達していないので、現在進行形で使っています。おそらく全問正解が次の参考書に変えるタイミング+おそらくその時に860点に達しているでしょう。

 

公式問題集

 公式問題集の活用もTOEICのスコア向上には絶対的に必要と言えます。問題の傾向と難易度の把握、時間内に全問解ききることができるのかを把握するために使わなければいけない参考書です。TOEIC受験者なら1~11のどれか持っていると思いますが、徹底的に活用しましょう。

 私は公式問題集に加え、これもまた関正生先生の著書で800点を取るための公式問題集を使いました。

 

 これだけ同じ著者の参考書を使ったら「お前は関正生の信者か!」と言われそうですが、著者が同じの参考書を複数使ったほうが知識の関連付けがしやすくなるので、私は関正生先生の著書を使っています。加えて関先生はTOEICで満点、予備校でも実績を上げた方なので、信用に値すると私は思っています。

 

 人によって好きな参考書や著者は違うと思いますが、それぞれ自分に合ったものを使うのがいいでしょう。

 

 ここまでReadingの勉強方法を中心に書いてきたのですが、このタイミングでListeningの勉強方法を紹介。このタイミングで!!!

 

 というのも、私は公式問題集を活用してListeningの勉強をしたからここで書いたほうがタイミングがいいのです!!

 

 Listeningの勉強に関してはひたすら公式問題集のListeningパートの音読、オーバーラッピング(テキストを見ながら音声と一緒に読む)、シャドーイング(テキストを見ずに音声が英文を発音してから自分も音読する)を繰り返していました。

 

 特に重視したのがシャドーイングシャドーイングは英文を正しく理解することに加え、音を聴き取れないとできません。シャドーイングをすることで、聴き取れない音をなくし、わからない英文を減らせるんですよね。

 

 シャドーイングができるようになってくると、実際の本試験でも正答率が上がっていきます。

 

 Listening、Readingいずれにしても公式問題集は点数を上げるために絶対に必要であると言えます。

 

TOEICで高得点を取るための心得

TOEICは毎月受験する

 ここからはTOEICで高得点を取るうえでの心がけ的な内容。

 

 TOEICで点数を上げるために重要なのは、毎月受験し続けることだと私は思います。というのも、試験を受けなければ自分が今どれぐらいできて、どれぐらいできないかを把握できず、結果点数が伸び悩むから。

 

 毎月受けることには否定的は意見があります。「ただでさえTOEICの検定料は高いのに、毎月受け続けたら、財政破綻してしまう、だからナンセンスだ」と主張する人もいます。

 

 けれども、自分の英語力(TOEIC力)を定期的に把握することで、最短距離で点数を上げることができるメリットがある以上は、毎月受けたほうがいいのではないでしょうか。

 

 さらにTOEICで高得点を取れると、良いか悪いかはともかくとして、転職や独立などで優位に働き、収入アップにつなげることができます。出費は確かに大きいですが、金をかけるほどに、大きなリターンになるのです。

 

 TOEIC毎月受験は最短距離で大きなリターンを得ることができます。

 

 確かに3か月、あるいは6か月に1回受けるなどでもいいかもしれませんが、そうすると点数がなかなか伸びずに収入やキャリアなどのリターンの獲得に時間がかかってしまいます。

 

 私は去年の8月から毎月受験をしてきましたが、もし「3か月に1回ぐらいのペースで受けよう♪」とルンルンしていたら!?今も700点台をさまよっていたと思います。

 

 もし最短距離で今の現状を変えたければ、TOEICは毎月受けましょう。

 

毎日勉強する

 もう一つ重要なのは毎日勉強すること。

 

 私はここ2年ぐらい毎日勉強しています。GWもお盆も年末も。TOEICの勉強だけではないですが…。

 

 平日朝は5時起きで1時間程度勉強して身支度を整え、7時ぐらいに家を出て、会社近くのマックで出勤時間近くまで勉強し、仕事が終わったら直行で家に帰り、そこからnoteの執筆(リンク)をして晩飯を食べ、そしてDuolingoや他の勉強をして寝るという生活をしています。

 

 休日も朝6~7時起きで30分程度勉強して朝飯を食べ、勉強。昼からは自習室へ移動し、17時ぐらいまで勉強、そこから晩飯を食べ、また勉強、就寝という生活を送っています。

 

 結構しんどいですが、勉強を毎日継続することで学力をキープすることができます。この生活を続けた影響で、半年ぐらいでヌルっと800点を超えることができたのではないかと思っています。

 

 なぜ、ここまで勉強をするかというと、今のクソ会社を辞め収入を爆上げさせたいからなのですが、まあそれは記事の内容とは関係ないので割愛。

 

 勉強で成果を上げたければ極力サボる日はなくし、続けていかなければなりません。

 

結論

 TOEICの点数を上げるためには

 物量をこなす

 毎月試験を受ける

 毎日勉強をする

 という3点が必要になるでしょう。

 

 私のこの記事を見て「え!?こんな遠回りな勉強をしてんの?wwwww地頭悪wwwwwwwwww。TOEICなんて(勉強なんて)要領良く短時間でやるのがマストっしょwwwwwwwwww物量こなして毎日勉強とかバカっしょwwww」と思う人もいるかもしれませんが、凡人はとにかく物量をこなすしかないのです。