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英検1級二次試験の勉強方法

 

 英検1級の二次試験の合格率は60%前後であると言われています。ということは一次試験を突破したとしても、その中の40%は落ちてしまいます。

 

 参考までに英検準1級の場合、二次試験の合格率は約80%ほどなので、よほどのヘマをやらかさない限り、一次試験さえ突破すれば合格への光はほぼ見えたも同然であると言えます。

 

 そんな英検1級ですが、私は二次試験は一発で合格、かつ得点も80%取れていました。

 

 本記事では二次試験に向けどのように面接の勉強をしたかを書いていきます。

 

英検1級二次試験対策

面接対策の参考書を使用

 そもそもの話ですが、私自身一次試験のライティングが全く解けた感触がなかったので、正直落ちたと思っていました。そういう状況だったので、面接の対策を始めたのは一次試験の合否を知ってから。勉強した期間で言うと約2週間という超絶短期集中でした。

 

 面接対策に当たりメインに使ったのは『英検1級面接攻略ポイント20』

 

 この本は模試問題が8題収録されています。各問題の解答は肯定と否定両方の意見が書かれており、私は自分の考えに近い方を丸暗記しました。

 

 「丸暗記」したと言っても実際は丸暗記はできておらず、とにかく2分間でトピックをしっかりと話せるように練習しました。

 

 また、試験を想定した動画も収録されており(QRコードを読み取りYouTubeで閲覧する形式。ネイティブ女性一人+ジャパニーズ男性一人)、かなり本番に近い状態で練習することができたのではないかと思います。

 

 英検1級の参考書市場を見ると、たくさんの対策本がありますが、私が使った参考書は8題と量的にはちょうどよく、暗記するにはとても良いと感じます。

 

 英検1級面接のベースとなる知識は『英検1級面接攻略ポイント20』によって築かれたと言ってもいいでしょう。

 

一次試験で使ったWritingの参考書を覚え直す

 Writingのトピックは二次試験のスピーキングと話題の関連性があるので、私は旺文社とジャパンタイムズの参考書を覚え直しました。

 

 

と言っても2週間そこらで全部覚え直すのは不可能だったので、ある程度話題をしぼって取り組みました。私が答えられそうだったのは少子化や都市・田舎の比較、人間がロボットに依存するかどうか、戦争、飢餓、教育、マスメディアの情報偏向だったので、その点をピンポイント(全然ピンポイントではないですが)で覚え直しました。

 

 そうしたら、二次試験当日のトピック5つの内、1番目の話題がAIだったので、上記の人間がロボットに依存するかどうかの話題をAIに置き換え良い感じに答えることができました。

 

 正直めちゃくちゃ運が良かったのですが、結果としては物量をこなすことで運に恵まれたのではないかと思います。

 

過去問のトピックをいくつか丸暗記

 過去問の問題が繰り返し出題されることはほぼないですが、それでもいくつか覚えておいたほうが役に立つだろうと思い、5題前後ぐらい丸暗記しました(丸暗記はできませんでしたが)。

 

 ・文学は若者の役に立つか

 ・オンラインショッピングは人間をmaterialisticにするかどうか

 ・政治家に定年を設けるべきかどうか

 ・先進国と発展途上国は技術共有をすべきかどうか

 

 もうあまり覚えていませんが、上記のトピックを赤本の模範解答通りに丸暗記しようとしたのですが、難しくてムリゲーでした。

 

模範解答を覚えるのが不可能だったので、後ほど詳しく述べますがChatGPTに答えを作成してもらい、そのファイルをKindlePaperwhiteに送り、ひたすら唱え続けていました。

 

 直接的に覚えた話題が役に立ったわけではありませんが、英文のレパートリーを増やせたという点では良かったと思います。

 

ChatGPTの活用

 ChatGPTは本当にすごい。既に述べましたが過去問の解答を作成してくれますし、英会話にも使えます。

 

 私はChatGPTを使い、会話の練習をしました。最初にトピックに対してのスピーチを2分でChatGPTに発表します。その後にPlease ask me some questions about what I said.と問いかけると、人間に問いかけてくれます。

 

 上記の作業をひたすらやると、スピーチと相手の質問に答える力がかなりついてきます。実際私もinteractionが9点だったので、まあそれなりに成果があったと言っていいでしょう。

 

 ただ!!!ずっとChatGPTと対話をしていると、気が狂うので、その点はセーブしつつ取り組んだほうがいいと思います。

 

Duolingo MAXでリリーと会話

 Duolingo MAXのプランを登録するとリリーと英会話ができるようになります。英語だけでなく、フランス語、スペイン語、ドイツ語、イタリア語、韓国語、日本語、スウェーデン語などでも会話できますが…。

 

 私はDuolingoも英検の面接対策に活用できないか?と考え、英会話をひたすらやりました。が、日常会話を中心にしているので、スピーチにはあまり役立たなかった。

 

 スピーチには役に立たなかったのですが、最初の自己紹介の対策(対策というほどでもないですが)には使えたかなと思います。

 

 二次試験対策メインで使うのはあまりおすすめできません。

 

結論

覚えた英文の量に比例して話せるようになる

 面接を終えて確信したのは覚えた英文に比例して話せるようになるということ。

 

 昨今の英語教育は、というか教育全体として「暗記なんかどうでもいいんだぁ!とにかく論理的思考ぅ!!!スマートに物事を考えることが重要だぁ!暗記からは何も生まれないぃ!」的な風潮が強いですが、知識を覚えるほどに良質なアウトプットを生み出すことができます。

 

 英検の面接も同様であり、「合格するために一つでも多くの英文を覚える」というスタンスを貫けば結果として合格することができます。

 

 なので、とにかく愚直に覚える!これが英検1級合格に必要なことだと思います。