
先日英検1級に合格したので、勉強方法を書いていきます。今回はリーディングの勉強方法。
リーディングの勉強方法
語彙編
リーディングの問題全体について言えることですが、正直なところ語彙力勝負だと思います。知っている語彙が多いほど大問1の得点率が上がりますし、それと同時に語彙問題以降の長文も読みやすくなり得点率があがります。
それゆえにどれだけ単語熟語の知識をストックしたかが重要になってきます。私が使用した参考書はジャパンタイムズの『単熟語EX』。落ちた時からも含めると旺文社の『パス単』も含みますが。
語彙増強の勉強はとてもシンプルでこの2冊をひたすら覚えました。字面だけで見るとなんかあっさり覚えたのかよ!と思う人もいるかもしれませんが、あっさりではなく地道に愚直に覚えていきました。
ただ、今思うと良かったのが『パス単』をある程度覚えてから『単熟語EX』を覚えたこと。語彙の分量と難易度としては『単熟語EX』の方が高いのですが、いきなりこれをやっていたらおそらく挫折していたのではないかと思います。
まず、『パス単』で1級必須、しかしあまり難しくない単語熟語を覚え(といっても準1級よりは難しいですが)、その後に『単熟語EX』で難しい単語を覚えていくという流れは知識を定着させるうえで良かったと思います。
で、2冊の単語集の知識を活用して得点率を上げるために過去問でひたすらアウトプットをしました。覚えきれていない単語や初めて見る単語などはノートにメモし適宜見直していました。
単語集で単語を覚える→過去問でアウトプットをするという作業を繰り返した結果、大問1は1ミスにとどめることができました。この経験から地道に語彙を増やす重要性を学びました。
長文読解編
長文読解に使ったのは過去問。過去問は様々な出版社から出ていますが私が使用したのは赤本です。9回分収録されているので問題演習が十分にこなせることに加え解説も丁寧なので、自分が間違った問題を詳しく知ることができます。
上記の間違った問題を分析することは重要であり、解説を読む→長文と設問を読み直すという作業を繰り返していくと、長文中のコアな部分がわかってくるようになります。コアな部分とは設問に絡んでくる箇所のこと。
また、正解になる解答のクセみたいなものもわかってくるので、大学受験ではないですが、「解放のテク」的な部分もわかるようになります。
私は「解放のテク」のおかげで最後の長文を4点中2点と最少失点に切り抜けることができました。
リーディングの最後の長文は今まで受験した中でも個人的にもっとも難しく意味不明でした。というか今読み返してもよくわからないままなのですが、それでも半分正解にすることができたのはひとえに設問の解説を読む→間違った原因を分析したからなのかなと思いました。
加えて、既に述べた語彙の増強。繰り返しになりますが、語彙を増やすことで長文を読むストレスが減るので、知っている単語熟語を増やす作業は合格する上で最も重要であると言えるでしょう。
結論
リーディングで合格ラインを超えるためには語彙の増強・過去問の圧倒的量の演習です。
英検1級の合格体験記を読んでいると「英字新聞を読んだ」とか「ポッドキャストを聞くようにしていた」みたいなコメントを目にしますが、それよりも参考書を使って既に述べた語彙力を増やす・過去問演習で間違えた問題の分析が重要であると言えます。
私は英字新聞もポッドキャストもほぼ触れていませんが、リーディングの得点率は83%でした。このことからも試験に特化した勉強をするかかいかに重要かがわかると思います。
もちろん、趣味や息抜きで英字新聞やポッドキャストに触れるのはいいかもしれませんが、試験は試験の勉強をするべきです。
愚直に知識量を増やす。これが合格の秘訣と言えるでしょう。