私は結構堀江氏の著書を読んでいてブログなどでも結構紹介している。彼に対する世の中の意見は賛否両論といっていいいだろう。
好きな人は本当に好きだし、嫌いな人は本当に嫌い。だいたいそんな感じなのではないか。
私はというと、堀江氏の全ての考えに同意はできないが、それでも賛成・共感できる点は多くあると思う人間である。
今回は堀江氏の著書を読んで私が身につけた思考方法を書いていく。
1.下積み・修行よりも情報を集め行動すること
これは堀江氏の様々な著書に書かれている。インパクト強く書かれていたのは確か『多動力』だったような気がする。
今はインターネットの発達があり情報がかなりオープンになってきているので必要な情報はたいてい自分で見つけることができる。
またネットだけでなく本などの紙媒体も充実しているので、金を払って購入すれば有益な情報を手に入れることができる。
このことから言えるのは、昔のような親方に弟子入りしてそこから何年もかけてスキルや情報を集めていくことは全くナンセンスであるということである。
組織というものに当てはめれば、1つの会社でコツコツと努力するのはもう現代においてはそぐわない。昔のように「将来の希望」が担保されいるわけではないので、「地道にまじめにコツコツ」という努力は報われない可能性の方が高いのである。
確かに「地道にまじめにコツコツ」続ける努力は重要であるが、それが報われることのないようなところで発揮しても人生は全く好転していかない。
組織で求められるのは、言われたことに従順であること、ソンタクする力である。
もしそのことに嫌気がさしているのなら、自分で情報を集め組織の枠組みにとらわれず自分自身で行動していく方がいい。私も本業以外で生活費がなんとかなる状況になったら会社を辞めて独立する考えを持っている。
2.考えるよりも行動すること
私にとってこの思考方法は人生に大きな影響を与えた。私自身、どうしても行動するよりも考えることが多く、自分のやりたいことができずに終わることが多かった。
しかし堀江氏の著書を読んでいくうちにだんだんと行動できるようになっていった。
例を挙げればブログである。というかグーグルアドセンスで収入を得たいという理由なんだが。
以前の私はブログも作るかどうか迷い結局やらない人間だったが、まずやってみようという考えが強くなっていき、結果として今に至っている。その流れでツイッターのアカウントも作った。
これは以前の私にとっては考えられないことであった。ブログをやることなど限られた一部の人間の特権みたいな考えを持っていた。
それができるようになったのだから、堀江氏の著書の影響力というのは私にとっては大きかったと言えよう。
確かに考えるという行為は大事である。何のインプットもなしに行動するのはある程度のリスクを伴う。
しかし、だからといってその考えるというインプットの作業にこだわりすぎると、いろいろと思い悩み袋小路にはまってしまう。
それよりかはインプットを最小限にして考えながら行動していったほうがうまくいくのである。
行動すること、これが人生において重要である。行動しないと何も現実は変わらないし、相変わらず単調な「40年」を過ごすことになってしまう。
やりたいことがあるのなら行動する方がいい。
3.完璧を目指すのではなく完了することを目指す
これは『考えたら負け』という本で確か書かれていた。完璧よりも完了することを考えるのは勉強をするうえでも仕事をするうえでも大事である。
しかしどうしても私たちは完璧なものを作ろうとし、完了に時間がかかってしまう。その結果、日本にはどうでもいいしきたりが蔓延り生産性を悪くしている。
労働環だけでなく受験勉強などでも同じことが言える。試験に失敗する人ほど完璧主義を目指してしまう。「この分野を全て克服しなければ点数が上がらない」みたいな脅迫観念に支配され全体でどうなるかを考えない。
で、試験当日までに間に合わず憂き目にあってしまう。
私の経験としてはこのブログにおいて完璧主義を目指し、初期の頃は迷走していた。
具体的に言うと「ブログは5000字以上書かなければいけない」「いや10000字書かないとアクセスがあがらない」みたいな考えに支配され更新頻度もあまりよろしくなかった。今も更新する時としない時のギャップは激しいが。
だが、そのせいでコンスタントに書き続けることが困難になってしまった。しかも10000字書いた記事とかアクセスほぼなくてボツになってるし。
確かに文字数が多いに越したことはないが、それ以上に重要なのはコンスタントに書き続けるということである。そのほうが継続したという達成感が得られるし、アクセスも良くなる。
完璧ではなく完了。これを意識すれば仕事でも勉強でもブログでも継続的に努力することができ、結果としてうまくいく。
私たちは完璧主義を脱却していく必要がある。
以上が私が堀江氏の著書を読んで身につけた思考方法である。他にもいろいろあるのだが(機会があればまた書きたいが)、現段階ではこれらがベストだと思った。