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【ブログにも使える】『人を操る禁断の文章術』

 文章は自分で書かない

 

 文章というのは人の数だけ存在する。100人いれば100通りの文章が存在するし、1000人いれば1000通りの文章が存在する。

 

 で、その100通り、1000通りの文章というのは人々の思想を表している。

 

 まあつまり人々の思想の数だけ文章があるといってもよい。

 

 その中で人を操ることができる文章があるとしたら…

 

 と、ちょっと強引に話を持ってきた、『人を操る禁断の文章術』である。

 

 この本はブログ、メール、ラインなどSNSを活用するうえで非常に役に立つ本だ。

 

 特にアフィリエイトとかやっている人は参考になると思う。

 

 人はどのような文章に影響を受けるのか。そのようなことが書かれている。

 

 ということで人を動かす文章とはどのようなものなのかを全てではないが、書いていく。

 

 

 

文章を書くうえで最も重要なこと

 文章を書くうえでも最も重要なのは「人の感情を揺さぶる」文章を書くことである。

 

 読者がその文章を読むことによって、感情を突き動かされること、これが大事。

 

 したがって感情のこもった文章を書くことが人に読んでもらうのに重要な要素となる。

 

 人というのは論理よりも感情に強く影響される。

 

 どんなに論理的で丁寧な文章を書いても、そこに「突き動かす」何かがなければ魅力を感じない。

 

 丁寧に「です・ます」調、あるいは「で・ある」調を用いて論理的で矛盾のない文章を書いたとしても、そこに感情を伴う要素がなければ意味がないのだ。

 

 例えば

 

成功しているブロガーの文章術教えます

 

 と

 

気にならないんですか!?年収1億円稼ぐブロガーの文章術

 

 この2つを比較したらどちらに興味を持つだろうか。

 

 おそらく興味を持つのは後者の方だと思う。

 

 こういうふうに丁寧に無味乾燥に書くのではなく、人の感情、行動を促すような文章を書くと、人に読まれやすくなる。

 

 したがって論理性が多少欠落していたとしてもいかに人々の感情に訴えられるかが文章を書くうえで重要になるのである。

 

 

 よって私の文章みたいな面白みのないクソ文章は読まれることはないであろう。

 

文章は自分で書かない

 冒頭にも書いた。何のこっちゃさっぱりわからん!!という人もいるだろう。

 

 自分で文章を書かないとは何ぞや!?と感じている人も多数いると思う。

 

 文章というのは自分のことを書くよりも相手が必要としていることを書くのが良いのだ。

 

 つまり相手が今何に興味を持ち、何に悩み、何を欲しているのか、これらの問題に答えられるような文章を書けば、かなり読まれる確率は高くなる。

 

 ちなみに西野カナは曲の歌詞を作る際、統計データを取り、その情報を集めて作成していることで有名になった。

 

 つまり自分が思っていることを「俺(私)はこうなんだ!!!!」というよりかは相手が望む情報を与えたほうが良いということだ。

 

 「私は政治家が嫌いだ!安倍政治を許さない(# ゚Д゚)」

 

 という文章よりかは「わかりやすい文章の書き方」とか「論理的な文章の書き方」みたいな内容のほうが圧倒的に需要があるただし安倍政治を許さないはコアな人からは絶大な支持を得るかもしれない)。

 

 それは安倍政治を許さなかったところで自分はたいして得をしないし、利益なんてないし、奪われた税金は戻ってこない(確定申告すれば若干還付されるが)、一体誰得情報だからだ。

 

 一方、「わかりやすい文章の書き方」とか「論理的な文章の書き方」とかはブログを書く人や入試やシュウカツなどで論文を書く人にとってはとても有益な記事である。

 

 ゆえに人々が欲する情報を与えたほうがいい。

 

 ただ、この問題は非常に難しいと思う。確かにアクセスを狙うのならそういうスタンスで文章を書いたほうがいいが、全ての人がそんな目的で書いているわけではない。

 

 なかには自分の考えを世間に示す目的で文章を書いている人もいるだろう(安倍政治ではない)。

 

 そういうことを考えれば、「文章は自分で書かない」というのは必ずしも正しいとは限らない。

 

 だが、繰り返すが、確実にアクセス数を狙うのなら人々の欲する情報を提供したほうがベターなのである。

 

 そういうわけで文章は自分で書かない、ほうが最善なのだ。

 

重要なことは繰り返す

 重要なことは繰り返す

 

 これは受験の現代文でも使われるテクニック(というほどでもないけど)である。

 

 重要なことを繰り返すことにより説得力が増すのである。

 

 ただし同じ言葉は繰り返さずして私みたいに)。

 

 これは、ある民事裁判における陪審員に対して行われた実験で、「被告が無罪である」という証明の説得力を調べたものです。一度も「繰り返す」を使わないときの証明の説得力を基準にすると、3回の繰り返しによって46%、10回の繰り返しによって82%も説得力が向上するのです。『人を操る禁断の文章術』p.176

 

 このように繰り返すことによって説得力が増すということが統計的にも出ているので、繰り返しの重要性を認識していただけたと思う。

 

 あまり関係がないが、ナチス政権下の国民啓蒙宣伝大臣ゲッペルスは「嘘を繰り返せば、人々はその嘘を信じるだろう」と言ったのは有名である。

 

 まさに今の日本の政治家!

 

 まあ良くも悪くもこの繰り返しというテクニックは大きな効力を発揮する。

 

 

まとめ

 文章において重要なのは論理ではない!感情だ!ちょっとぐらい論理展開がおかしくてもいかに人の感情を揺さぶるかが重要なんだ。

 

 自分の主義主張を書くよりも相手が今興味を持っていること、欲していることを書いて情報提供したほうがアクセスは良くなる。でも主義主張でもそれに説得力があれば人々から絶大な支持を得られる。

 

 

 文章で重要なことは繰り返すことだ。何度も何度も繰り返すことで説得力が増し、文章が力強くなる。嘘を何度も繰り返せば人々はそれを信じるようになる