自分から積極的に挫折するのは単なるアホですが、挫折しないで成功した人間も同じくらいアホです。
妬みとかひがみではないですよ!?
いや、ほんとね、SNS(特にツイッターとかツイッターとかツイッターとか)見ると、本当にそういうやつ多いんですよ。ストレートに人生うまくいってきた人間が。
浪人を一切せず、難関大学に受かったとか大企業に就職したとか。進路面だけでなくビジネスでうまくいった人間とかもそうですね。
それ自体は全く問題ないです。ストレートにうまくいったということは徹底的に努力したことでしょうから。
でも、この種の人間たちって赤の他人に実害加えるんですよね。
自分たちで自己満足するのは勝手なのですが、不思議なことに私たち一般人にもなぜか挑発めいたことをしてくるんですよね…。
それにちょっと「?」と思うことがあったので今回挫折しない成功勘違いクソ野郎についての記事を書こうと思いました。
では本題に入りましょう。
目次
勘違いクソ野郎どもの3つの問題行動
挫折しないで人生うまくいっているノリノリクソ野郎人間は3つの問題行動を起こします。
それは、
他人にやたら厳しくする
放つ言葉が軽々しく薄っぺらい
世の中が自分の思い通りに動くと勘違いする
の3つです。
最初に他人にやたら厳しくすることを述べていきます。
他人にやたら厳しい
ストレートで大学受験や就職、そしてビジネスにうまくいった(いっている。現在進行形)ということは相当努力してきたのでしょう。
みんなが遊んでいる時にも勉強であったりビジネスであったり、もうフルコミットしてきたに違いありません。
私はその努力自体は大変素晴らしいものだと思います。何かに情熱を注ぎこむことは美しい。
でも、それで失敗することなく、うまくいっているので、そのようなストイックな行動が当然のようになっている傾向が強い。
その結果、他人にもそのようなレベルの高い意識・行動を求めるようになる。
いや、別にビジネスの相手や一緒に切磋琢磨している仲間に高い要求をすることは問題ないです。そういった場合はお互いに高い要求をしなければ良いものを作ることはできませんから。
でも、ツイッターとかツイッターとかツイッターとかを見ていると、そういう勘違いクソ野郎が全く赤の他人にも高い要求をしているんですよね。
例えば、
「終身雇用崩壊によって会社員はこれからオワコンになる。会社にすがっているのはバカ」
「自分のビジネスを持たないのはマジで危険。給料をもらうことに慣れている人はヤバい」
「日々を全力で生きないヤツって何なん?」
こういう類いのことを言い放ちます。
たぶんツイッターをやっている方なら、この種のツイートを見たことがあることでしょう。
でも、ぶっちゃけそんなの余計なお世話じゃないですか。
確かに終身雇用の崩壊によって社会は変わっていき会社員は危機的な状況になるかもしれませんが、そんなことみんなわかっています。
わかった上でどうするかを考え日々生きているんです。
というか赤の他人になぜそうも厳しくするんですかね?でも自分の取ってきた行動が絶対的なものだと思っているので、ゆる~~く生きている人が許せないんでしょうね。
挫折しないで成功した勘違いクソ野郎は他人に対し不寛容です。まあそうじゃない人もいるので全てが全てそうとは言えないですが…。
次に放つ言葉が軽々しく薄っぺらいことを述べていきます。
放つ言葉が軽々しく薄っぺらい
挫折しないで人生ノリノリで来た人間たちの放つ言葉は本当に軽々しく薄っぺらい。
なんというか、発言がいちいちチープなポエムになっているんですよね。言葉に論理性や冷静さがなく全く重みがない。
不思議ですよね。受験とかで成功しているのなら、現代文の勉強などである程度良質な文章に接しているはずなのですが…。
ビジネスで成功している人なら、かなり本を読んでいるはずなのですが…。
きっと良質な文章を忘却し、自己啓発の本を読みまくった結果、思考も文章もチープなポエムになってしまったのかもしれません。
で、話を戻すと、本当に言葉に重みがないんですよ。
「行動しなければ何も起きない!!!!」
「努力なしでは成功できない!!!」
「今日できることをなんで明日に回すんだ(# ゚Д゚)」
たぶんツイッターをやっている方なら(2回目)、この種のツイートを見たことがあるでしょう。
でも上記の発言って別に目新しいわけでもなければ、さして大それたものでもなくないですか?
さしてすごくもないことを勇ましく大それたことのように言うから、言葉が一層軽々しく、薄っぺらくなる。
一方、紆余曲折を経て成功した人の言葉には論理性、客観性があり、言葉が丁寧です。何よりも言葉に一定の重みがある。私の勝手な考えですが…。
挫折せずに成功した人間は自分を客観的に分析することができなくなっているので(勉強面やビジネスはちゃんと分析しているようですが)、知らず知らずのうちに言葉が軽く、薄くなっているんですよね。
次に世の中が自分の思った通りに動くと勘違いすることについて述べていきます。
世の中が自分の思い通りに動くと勘違いする
もちろん当人たちはそんなふうには思っていません。一応は「世の中なんて不確実なことの連続」みたいなことを言いますが、その実、自分の思うように動くと考えています。
だって既に自分の思うように人生ノリノリで来たのですから。受験だって就職だってビジネスだってある程度やればなんとなく「最適解」のようなものが見えてきます。
その「最適解」を見つけるのには多少の時間を要しますが、見つけてしまえばあとはその通りやるだけです。
結果としてうまくいっているので、「世の中は自分の思うようになる」という思考構造が出来上がります。
当然ですが、世の中なんて私たちの思ったようには進みません。世の中は不確実なことに満ち溢れています。
唯一確実なことはせいぜいあらゆる生命体は死ぬということでしょう。
確実なことがほとんどない世の中なのに、「ああすればこうなる」みたいな思考になるのは非常に危険と言えるでしょう。
勘違いクソ野郎は日本を滅ぼす
勘違いクソ野郎の問題行動はわかってもらえたと思います。まあ問題行動を取るだけで私たちに実害を加えなければ別にいいんですが、結構実害加えているんですよね。
で、そういう勘違いクソ野郎は日本を滅ぼします。
なぜでしょうか。それは多様性を認めないからです。以下、そのことについて書いていきます。
多様性を認めない
勘違いクソ野郎は多様性を認めません。ストイックに日々全力で生きているので、それを実践しない人に寛容でいることができないのです。
もちろんごく平凡に生きるサラリーマンの生き様なんて意味不明だし、無職ニートなんて彼らからしたら、悪の権化でしかないです。
だからこそ、「思考停止の会社員はヤバい」とか「自立できないで親のすねをかじっているやつは許せない」という発言を平然とするのです。
でも世の中には全力でストイックに生きるのが向いていない人だっています。それが悪いわけでもありません。
まあ聖書にも放蕩息子が報われるみたいな話がありますし。
全力で生きるのが好きな人もいれば、そもそも生きること自体が嫌な人だっているんです。世の中っていうのは。
それなのに、そういう多様性を認めないというは、まさに「正義を振りかざす悪人」と言えるでしょう。
勘違いクソ野郎どもは自分は良いことをしていると勘違いし、その実社会を滅ぼしているのです。
まとめ
挫折しないで成功した勘違いクソ野郎どもの問題行動は、
他人にやたら厳しくなる
放つ言葉が軽々しく薄っぺらい
世の中が自分の思うように動くと勘違いする
の3点です。
こういうストイックマンは正義を振りかざす悪人なので、多数派になってしまったら、社会を滅ぼす危険性があります。
以上