今って人付き合いが好きじゃない!!っていう人多いじゃないですか。
まあ実際に多いかどうかは厳密にはわかりませんが、それでも少なくないように思えます。「一人のほうがラク~」と言う人も多いですし。
私も人付き合いはできることにはできるんですが、めちゃくちゃ好きなわけではないんですよね…。社会人ともなるとプライベートな時間が大事になるわけですし。
一人で読書したりテレビ見たりカラオケ行ったりするほうが好きなんですよね…。
でも人間関係を拒絶し、一人の世界にこもり続けていたら、人生において結構な損失があるんですよね。
今日はそのようなことを書いていきます。
目次
人間関係を拒絶することのデメリット
考え方が極端になる
そりゃそうですよ。人と関わらず自分の世界に閉じこもっているわけですから。
一人の世界に閉じこもっていると、入ってくる情報は自分の興味あるものばかりになります。そうやって自分の知りたい情報ばかり得ていくと、かなり偏った考えを持つようになります。
偏った考えを持つようになるとどうなるか。んまあ過激なヤツになりますよね。過激な人間だから、冷静さを保つことができない。いつだって戦闘モード全開で血の気が立ちまくる。
そんな人間になってしまいます。犯罪者とか偏った考えを持つ人間の典型的な例じゃないですか?
人に対してあまりにも過激でかつ誤った考えを抱き続けた結果、殺害という行為に走るように思えます。
現代は人との関わりが希薄になりがちで、ネットなどで入ってくる情報も偏りがちになっています。
昔と比べ犯罪は減っているらしいですが、それでも犯罪者を生みだしやすい環境が整ってしまっているように私は感じます。
その点他者と関わっていれば、偏った考えを持つ可能性が低くなる。世の中には自分と100%同じ考えを持つ人はいないですから。
たとえ自分と似たような価値観を持つ人と関わっていても100%考えが同じということはあり得ないです。自分と同じ価値観、同じ性格の人であっても1%2%は違う部分があるはずです。
その微妙な違いが大事なんです。自分と価値観が同じ人、そうでない人に関係なく、いくらかは自分とは異なっているので、他者と関わることで極端な考えにならずにすみます。
他者との関係を拒絶すると考え方が極端になります。それは覚えておきましょう。
助けてくれる人がいない
いざとなったら助けてくれる人がいないというのも人間関係を拒絶することのデメリットです。
もしあなたがリストラなどにあって急に収入が途絶えたとしましょう。そうなったらどうなりますか?
住んでいる住居の家賃が支払えなくなる、公共料金を支払えなくなる、携帯代を支払えなくなる、様々な問題が生じます。
そのような状態であっても、人間関係を構築し、周囲に助けてくれる人がいれば、可能な限り助けてくれます。
家賃が払えない住む場所に困っていたら、居候させてくれるかもしれませんし、メシだっておごってくれます。それだけでなく、再就職をするための手立てなども教えてくれることだってあるでしょう。
つまり、困っていても、人間関係を構築していれば何とかなるんです。
でも人間関係を拒絶していたら、途方にくれます。
よく「役所にいきゃあどうにかなる!」みたいなことを言う人もいますが、役所が助けてくれるのなんてほんの一時的にすぎませんし、役所で働いている人が見ず知らずのリストラ野郎にメシなんておごるはずありませんし、家に居候なんてさせてくれません。
就職の手立てだって「ハロワに行ってください」でだいたい終わりです。
役所の人が「マイナビとか結構いいですよ!自分の経歴書登録したらスカウト来ますから!あとdodaとかのエージェントともか良いですよ。面接対策とかしっかりやってくれますし!」なんて教えてくれません。
つまり一人でいると入ってくる情報が限定的になってしまい、情報弱者になってしまいます。
すると、またリストラする会社に当たってしまうこともあるでしょうし、はたまたパワハラ、セクハラ、違法な残業、ゴリゴリの休日出勤など人権をまるで無視するブラック企業に入社してしまう危険性がでてきます。
困った時に助けてくれる相手がいるだけでそのような悲劇を避けることができるんです。
(ただし、その助けてくれる人も情弱だったら乙)
人生つまらなくなる
そもそもずっと一人って楽しいですか?
ほぼずっと一人lifeで家で本読んだり、スマホいじったり、テレビ見たり。
そういう生活死ぬまで続けるってマジでキツくないですか。
いくら内向的な私でもそれはキツいです。ずっと人と関わらず、ヒッキーだと精神狂いそうになります。
たまには人と話したりしたほうが楽しいですよ!ゲームとかだってたまに複数でやったほうが楽しいじゃないですか。
他者との関係を拒絶し、ずっと一人の人生とか明らかにつまらなくなります。そういう人生送っていると、どうでもいい不安ばかり襲い掛かってきて、不安に満ち満ちた生活になってしまいます。
金さえあれば生きていけるという誤解
金さえあれば生きていけるのか?
でも中には「人と関わらなくても金さえあれば生きていける!」みたいな人もいるんですよね…。
それって本当でしょうか?
確かに金さえあれば衣食住に苦労することはありません。金さえあれば生活のインフラは保つことができます。
でも、繰り返しますが、人間関係を拒絶し、一人で生きるのは明らかに限界があります。
そういう生活を送っていると、どこかで精神がおかしくなります。
もしそれで助けてくれる人がいなかったらどうなるでしょうか?
医療機関に頼るというのが模範解答だと思います。でも医療機関は病気のケアをしてくれるだけであって、その人の人生全体をケアしてくれるわけではありません。
結局行き詰ります。
どんなに金があったとしても、助けてくれる他者がいなければ、どういう道をたどろうが、破滅に向かいます。
それゆえ、金があれば生きていけるというのは大きな誤解です。
人付き合いが嫌いな人でもやっておいたほうが良いことと悪いこと
やっておいたほうが良いこと
たとえ人と関わることが嫌いであっても何かしらのコミュニティには所属しておいたほうがいいでしょう。
学校というコミュニティがある学生はともかく、社会人であっても社会人のサークルみたいなやつに一応は加入しておいたほうが、何も入らないよりかはマシでしょう。
もし学生の時の人間関係が続いているなら、それを続けるのもアリだと思います。というか、それが一番ベストです。
何の利害関係もなく、純粋に気を許して関わることができるのですから。
もし学生の時の人間関係も残っておらず、社会人サークルみたいなヤツに入るのもイヤ!という人はせめて近所のおじさん、おばさんと仲良くしておきましょう。
まあ近所づきあいですかね。こっちが何もしてないのに、作ったごはんとかくれますから、食に困ることはありません(たぶん)。
近所付き合いを良好にしておくと、困った時に助けてくれます。
最近では村八分とかで近所付き合いが批判されがちですが、全ての人がそんな狂った人ではありません。
ヨソモノを排除しようとする悪しき人間もいますが、その一方で良心的な人もいます。
全てが敵!と決めつけず、寛容になりましょう。
まあ近所付き合いに関しては地方が圧倒的に強いですね。都会とかだと近所付き合いとかほとんどないので(実際私も隣に住んでいる人がどんな人物なのか全くわからない)、孤独死する人が多そうな気がします。
やめておいたほうがいいこと
やっておいた方が良いことにコミュニティの加入を挙げましたが、やめておいたほうがいいことは、SNS上の人間関係に期待することです。
SNSも一応はコミュニティの一種と考える人も多いだろうと思います。まあツイッターとかフェイスブックとか、このブログですかね。
でもそういうSNS上の人間関係って別に毎日直接会うわけでもないので直接的に助けてくれることはありません。
いや、もちろん困った時に貴重な情報をくれる人もいるんですよ!?というか私は自分のブログの読者の方やツイッターフォローしてくれている人は非常に良心的で見識ある方々だと感じています。
ただ、普段直接関わることはないので、直接的に会って関わるのと比べれば、どうしてもその関係は弱くなってしまいます。
それにSNSって文章や写真からでしかその人の情報がわからないじゃないですか?
例えばある人のブログやツイッターを見たとしましょう。で、その人の書く文章からめちゃくちゃ好印象を抱いたとしましょう(言葉遣いが丁寧で他者に共感する文章を書いているという要素から)。
で、「うわ~この人めちゃくちゃイケメンで優しい人なんだろうな~」という期待をして実際に会ってみたらクソ根暗野郎でどうみてもアル中なオッサンだったらどうしますか?
いや、それだけだったらまだいい。それに加えてネチネチしたストーカー気質を持った人だったら…。
考えると結構怖いんですよね~。文章や写真っていくらでも現実を虚実にすることができますから。
他にもツイッターでめっちゃ意識高い文章を書いて、仕事充実してますアピールしている人が、実は窓際社員で会社のお荷物になっていて、新橋の居酒屋で上司や会社の不満をグチグチ言いまくっている人だったらどうしますか?
SNSっていくらでも自分の実像を偽れるんですよね。
いや私はもちろん居酒屋で愚痴なんて言ってませんよ!?てか職場新橋じゃないですし。
なのでバーチャルな空間において人間関係のコミュニティを作るのはあまり良いことではないです。
まとめ
人間関係を拒絶し、一人の人生を歩むことによって、考え方が極端になったり、困った時に助けてくれる人がいないなど、様々な問題が生じます。
人付き合いが苦手であったり、嫌であっても一応は何かしらのコミュニティに入っておいて適度な距離の人間関係を持っておきましょう。