記事数のわりにアクセス数が伸びないので、今日の内容はポピュリズムに迎合した内容である。
私は一応過去にカラオケでアルバイトをしていたので、こういった内容の記事はそこそこ需要があると勝手に思い込んでいる。
多くのブログではカラオケのテクニカル的なことを書いていることが多い。要はカラオケそれ自体のスキルを高める系の記事が多いのである。
私が書くのは、歌うことが苦手な人のための対処法、カラオケは嫌ではないが、行くメンツが嫌で困っている人(社会人に多いと思う)向けの記事である。
もうそろそろ忘年会のシーズンになるので、会社とかでカラオケに行く人が多いだろう。といっても近年はセクハラやパワハラに厳しいので行かずに済む人も多いだろうが、不幸にも行くことになった人は参考にしていただけるとよろしいかと。
では書いてこー。
歌うことが苦手な人のための対処法
大学生(や短大、専門学校)や社会人(高校→就職)となれば友人や職場の人間とカラオケに行くことは避けられない。
今までは「受験勉強がある」や「就活の準備が忙しい」と言ってなんとか拒否することができたと思うが、これからはそうもいかない。
カラオケの誘いを拒否するという選択肢もあるが、そうすると友人間の関係がなんとなく悪くなってしまう。会社とかであれば誘いを拒否して人間関係が悪くなろうが別に会社を辞めればどうにかなるだろうが(冗談)、大学生(や短大、専門学校)とかはさすがにその勇気はないだろう。
一番理想的なことを言うと、あなたが高校卒業を機に足しげくカラオケに通い、歌いまくり、その過程でカラオケを好きになるのがいい。
なので最初に理想論を述べていく。
あなたがもし「カラオケで歌ったことないんだけど、歌うことには興味がある」という人だとしよう。
そうである場合、真っ先に思い浮かぶのは1人カラオケである。「ヒトカラ」だ。早い話、自分1人でカラオケに行けるようになれば、人の目を気にせずたくさん練習できる。
それが一番良いパターンだろう。
だが、「ヒトカラ」をためらう人は結構多いように感じる。いや、カラオケ自体が好きな人でも「1人でカラオケはちょっと…」と言う人が多い。
なぜそうなのかと言われれば、「店員の人とかから非リアみたいに思われるのが嫌だし…」というのがだいたいの「世論」であろう。
要は人目が気になるわけだ。別に店員でなくても周囲のお客から「1人でカラオケに来ている」と思われるのがイヤだと考える人もいると思う。
ではそのカラオケの店員は1人でカラオケに来るお客のことをどう思っているだろうか。気になるところだろう。
別に何とも思っていない、というのが答えである。1人で来るお客に特に何の感情もない。というかいちいちそんなの気にして仕事をしているわけではない。
リピーターの方の顔は覚えるだろうが、別にだから何?という感じである。
というか、あなたは松屋とか吉牛とかで、1人で飯を食っている客をいちいち変だと思うだろうか。
カラオケだってそれと同じである。
別に1人で来ようが複数で来ようが、いちいち意識なんてしていない。
周囲の複数で来ている客とかだってもう歌うことが頭にありまくりなので、他の客のことなど眼中にない。
「うわ、あいつ1人で来てるwww」みたいな客なんて相当悪質である。そんな客、私は出会ったことがない。あなたは松屋で「うわ、あいつ1人で牛めし食ってるwww。しかも特盛でつゆだくww」と思ったことがあるだろうか。ありえないだろう。
だから、繰り返すが、1人で来る客なんて店員はいちいち意識なんてしてないし、周囲の客もいちいち他の客のことなんて意識なんてしていない。
というか私自身周囲の目なんていちいち気にせずに1人でカラオケに行っている。別にリア充が歌っていようと知ったことではない。
フロントで聞かれる内容
といってもやはり最初は1人で行くのはためらうと思う。
なんでためらうかと言えば、「どんな感じなのかよくわからない」のではないか。
受付で何聞かれるのかわかんないし、その後どうすればいいのかわからないし、そういうふうに考える人が多いだろう。
カラ館でもビックエコーでも招き猫でもbanbanでもカラ鉄でもその他のカラオケでも聞かれることは大体同じである。書き出すと、
・利用時間はどうするか
・ドリンクはどうするか(1ドリンクか飲み放題か。よくわからなければ最初は1ドリンクで入ればいい)
・灰皿を利用するか(要はたばこを吸うか)
・会員かどうか(でなければ登録すればいい。身分証明書があれば基本的にできる)
おおよそこんな感じだ。店舗によってはDAMしかなかったり(ビックエコーとか)するが、それは事前に調べればいいだろう。
ちなみにどちらの需要が高いかを言うと(DAMかJoyか)、DAMである。これはカラ館とか招き猫とかも同じ。
で、受付でいろいろ済ませて伝票をもらったら後はその部屋に行けばいいだけだ。店員とかに歌っているのを見られたくなければ、ドリンクが来てから(ドリンクバーは別だが)、歌えばいい。
「ヒトカラビギナー」は最初は1時間半の1ドリンクで利用するのがいいだろう。
機種の操作は(DAMでもJOYでも)簡単なので気にする必要はない。
まあそれで時間が来れば伝票を持ってフロントで金を払えばオシマイ。
カラオケ上達方法
どうすればカラオケが上達するか。
ググったら、ビブラートがうんたらかんとかとかこぶしがうんたらかんとかとか書いてあるが、基本的には自分が歌いたいアーティストの曲を聴きまくり、それをマネして、あとはカラオケの精密採点なり分析採点なりをしまくれば、それなりのレベルにはなる。
採点で90点以上は私もなかなかでないので、(最高でLIVE DAMの精密採点で『前前世』original.verで89点)あまり偉いことは言えないが、聴く→マネて歌う→カラオケの採点で歌うを繰り返せば、まあそれなりにはなる。
まあ理想論はここまでだ。次にどうしてもカラオケが好きになれないという人のことを書く。
カラオケがどうしても好きになれない人の対処法
そうは言ってもやはりカラオケは好きになれない人もいるだろう。カラオケよりも読書や映画、スポーツ(をやっている人はカラオケ嫌いはあまりいないような気が)をやる方が好きだという人もいる。
それでもカラオケを拒否する勇気はないのではないだろうか。
そういう人にとって有効的なのは、「みんなで歌えて楽しめる曲」を最低限覚えておくことである。
男性であればうーん、星野源あたりがいいんじゃないか。女性であれば48とか46の曲をちりばめつつ、別のアーティストの歌を歌うのがいいと思う。
で、曲によっては難しいパートとかもあるだろう。そういうのは他の人に適当にマイクを渡せば歌ってくれる(あなたの人間性やセンスみたいなのが必要だが)。
テストと同じである。できそうな部分はなんとかできるようにし、難しいと思う部分は最低限にとどめるか、他の人に丸投げという「捨て問」にするのもいい。
重要なのはみんなで歌える歌をチョイスすること、そして苦手な部分は誰かに適当にマイクを回すということである(繰り返すが、あなたの人間性やセンスが大事。あと頻繁にそれをやり続けると、ヒンシュクを食らうことがあるのでさじ加減を大切に)。
これがカラオケがどうしても好きになれない人の処世術である。次はカラオケ自体は好きだが、一緒に行くメンツがイヤ、という人のための内容である。
カラオケは好きだが一緒に行くメンツがイヤ、という人のための対処法
カラオケは好きだが、メンツがイヤ、というのはおそらく社会人に多いと私は思う。
というか、最初でも述べたが、セクハラやパワハラなどに厳しい目が向けられているのであまりこの手の被害を受ける人は少なくなっていると思う。
それでもどうしても断れない状況になっちゃった人もいるだろう。
カラオケ好きだが、行くメンツ(上司とか)がイヤ、というタイプの人はある程度歌唱力のある人だと思う。
そんなあなたが男性なら、持ち歌はMr.Childrenやback number、スキマスイッチや米津玄師などの曲だろう。
一方あなたが女性であれば持ち歌は西野カナ(好みが分かれる)、DREAMS COME TRUE、いきものがかりなどの曲だろう。
(というか来月が忘年会の時期なので逃げる手段がない人がいると思う)
そうである場合、やってはいけないことは自分の歌唱力を周囲に示すことである。
それをやらかすと周囲の期待が高まってしまい、また何度も誘われることになるだろし、途中で帰るという手段も使えなくなってしまう。
なので、重要なのは「みんなで楽しめる曲」を60%ぐらいの適当さで歌うことである。そしてそのような類いの曲を3、4曲歌った後に颯爽と帰る、というのが「被害を最小限に抑える」手段である。ちゃんとフロントには部屋番号と人間一人抜けることを伝えてから帰ろう。
こうすることによって、周囲はあなたのことをめちゃくちゃガチな歌は歌わないけど、盛り上がる曲を歌っていたという印象をもつ。
悪い印象ではないだろう。「カラオケに来てくれた」、「みんなで盛り上がる曲を歌ってくれた」という印象を持ってもらうことによって、途中で帰っても悪いとは思われない。
こういうテクニックを使うと良いだろう。
ただ、このテクニックを使うことからもわかるように、大体1時間から2時間ぐらいの時間の損失は生じてしまうが、そこは仕方ないと割り切ろう。
あとはなるべくドア付近に座る場所を確保することだ。このことによって、あなたは実質ドリンクの受け取り係になる(ドリンクバーなら別)。
こうしてくれると周囲はあなたに好印象を持つ(無論酒によっててみんなそんなこと考えてないだろうが)。
そのような立場を確保しつつ、ドア付近なのですぐに逃げられる(つまり帰れる)状態にもなる。
というか社会的コンセンサス(パワハラ・セクハラに厳しい)もあるので上記のみんなで楽しめる曲を適当に歌い、ドア付近に座るということさえできれば、作戦はうまくいくだろう。
あなたの歌唱力の高さは友人なり彼氏彼女さえ知っていれば十分なのだ。
ま、バカバカしい手段ではあるがもし本当にカラオケに行くのが嫌なら試してみるといいでしょう。