Sakuはゆるく生きる

基本なんでも。

現代人は睡眠負債から逃れることは困難である

 睡眠負債という言葉がある。引用から意味を書くと、

 

睡眠負債とは、睡眠不足が借金のように積み重なってあらゆる不調を引き起こす状態のことをさします。日本は睡眠負債大国と呼ばれています

睡眠負債

 

 というものである。睡眠不足が雪だるま方式にたまっていき、健康に支障が出る。

 

 まあそんな感じの意味だろう。しかも借金が溜まるのと違い、直接身体に悪影響を及ぼすというのも特徴である(借金も人によっては身体に悪影響があるが、物理的なものではない)

 

 現代に生きる私たちは睡眠不足に脅かされ、健康を損なうような日々を送っている。

 

 思うに私たちの周りには睡眠を脅かすモノが満ち溢れていると思う。

 

 

 

スマホやパソコン

 まあ一番最初に例が上がるのがスマホやパソコンだろう。ブルーライトが睡眠に悪影響を及ぼすというアレである

 

 スマホやパソコンというのは私たちの生活に必要不可欠である。

 

 そういうツールでありながら私たちの生活を脅かす存在でもある。

 

 スマホを使えば使うほど自分の欲しい情報を得られる。パソコンを使えば好きなだけブログを書くこともできる。別にスマホでもできるけど。

 

 でもそうやって過剰に使えば使うほどにストレスが溜まるし、ブルーライトの浴びすぎによって睡眠の質に悪影響を与える

 

 諸刃の剣なのである。

 

 特に就寝前でもどうしても我慢できずスマホをいじってしまう人は多いだろう。

 

 私のそういうヤツだ。だからけっこう気持ちもわかるんだ。

 

 ただ、結局そうやって欲を我慢できずに操作してしまうことで結果眠れなくなってしまう。

 

 私たちは睡眠負債の犠牲者でもあるのだ。

 

 文明の利器は何の犠牲もなく手にすることはできない。

 

 

 私たちが犠牲にしたのは睡眠、つまり健康なのかもしれない

 

エナジードリンクやカフェイン

 テレビをつけたら必ずといっていいほどにエナジードリンクやカフェイン(つまりコーヒー)のCMが入っている。

 

 あの山田孝之桐谷健太が出ているあのCM。

 

 で、特にエナジードリンクにCMは見ていて結構えげつない。

 

 どういうふうにえげつないかというと、どれも言わんとしているメッセージが

 

 疲れを我慢して働け!!!!!!!!!!!!

 つべこべ言わずに働け!!!!!!!!!!

 

 という類なのである。桐谷健太が出てるあの栄養ドリンクのCM。

 

 栄養ドリンクやコーヒーを飲めば、カフェイン前回で疲れが「吹っ飛ぶ」。

 

 しかし、本来なら疲れたら休む、というのが模範解答なはずなのに、なぜかこの国、つまりニッポンは疲れたら「疲れをごまかして働け!!!!」というのが模範解答になっている。

 

 まさに「一億総活躍社会」。

 

 当たり前だが、エナジードリンクやコーヒーを飲んだら、確かにその瞬間疲れをごまかして働くことはできるが、結果として夜寝るときの睡眠の質はかなり悪くなる

 

 あなたの睡眠の質が悪いのも日常的にそのようなドリンクを摂取しているからかもしれない。

 

 んで、そういうカフェインライフを送れば当然睡眠負債は溜まっていく一方である。

 

 

 ニッポンはあなたの健康とお金を奪うことによって成り立っている

 

 言い方な。

 

アルコール

 エナジードリンクやコーヒーの同様、アルコール(ビールが一番多い)もテレビを付ければそのCMがくさるほどに入っている。

 

 アルコールも当然睡眠の質を悪くすることに異論はないだろう。

 

 毎日ビアを飲めば、日常生活に支障をきたすし、睡眠にだって悪影響が出る。

 

 そんなのみんなわかっているはずだ。

 

 それでもいかにも「ビールを飲みたくなる」CMによって私たちの欲望は掻き立てられ、アル中の人とかは悪いとはわかっていても手を出してしまう。

 

 ちなみに私は付き合いの時以外は酒は飲まない。酒飲まない、ギャンブルしない、たばこ吸わない、いやー健康系男子!!!

 

 ていうかアルコールとかって睡眠だけでなく健康そのものに悪影響を与える。飲みまくればデブになり、性格もデブになりオッサンになってしまう。

 

 で、そういうオッサンに限って居酒屋とかコンビニとかカラオケで野蛮な振る舞いをする。

 

 んで、店員たちのネタとなる

 

アルコールは適度に摂取すれば精神的には良い影響を与えるが、それが過剰になると破滅の道を歩む、、、と言えよう。

 

人間関係

 ん~これも普遍的な問題である。

 

 特に社会人に多いような気がする。

 

 学生は最悪登校拒否すれば(行動に移すのが難しい)なんとかなるが、社会人は義務教育による「社畜マインド」が骨の髄までしみわたっているのでなかなか逃れることができない。

 

 ちなみに「社畜マインド」がどのようなマインドかというと、「レールから脱線することが許されない」つまり逃げてはいけない、辛いことであっても逃げずに向き合えという戦時中の日本とおよそかわらないマインドである。

 

 特に今は大学受験とかは現役志向になっているので「レールから脱線する」ことに恐怖を抱いている子が増えているように思える。

 

 さらに推薦やAOの入試も拡大し内申点が重視されつつあるのでそもそも学校というコミュニティから逃れることすらも困難になっている。

 

 話が逸れたので戻すとそういう逃げてはいけないという社畜マインドを持って会社に入るので当然職場が「当たっ」てしまったらもう地獄である。

 

 たぶん従順な社畜マインドを持った新入社員はこう思うだろう。

 

 どんなにつらくても逃げてはいけないんだ、、、

 「石の上にも3年」という言葉があるようにどんなに職場や人間関係が劣悪でも3年は耐えなければならないんだ、、、、

 どんなに壁が高くてもそれを乗り越えなければならないんだ、、、!!!

 

 こういう脅迫観念に支配され日々の生活に悪影響が出て夜も眠れず、果ては睡眠負債が溜まっていくのだ。

 

 当たり前だが上記の社畜マインドは人生の問題で考えてみれば間違っている。

 

 つらくて逃げたところで別に何の問題もない。いや、逃げなければならない状況では逃げなければ命はない。

 

 ウサギとかシマウマだって無理にライオンと戦っていたらどうなるかわかるだろう。

 

 「石の上にも3年」というがその言葉には何の根拠もない。いや100歩譲って3年はいなければならないとしよう。

 

 しっかりした石の上で3年間頑張ればそれ相応の報いがある。

 

 でもク〇みたいな石の上で3年耐え忍んだところで得られるものなんかなく、あなた自身がク〇みたいな野郎になり、居酒屋やコンビニやカラオケで野蛮化するオッサンになってしまう

 

 高い壁も確かに「高ければ高い壁の方」がのぼった時は「気持ちがいい」。(という終わりなき旅)

 

 でも明らかに乗り越えられそうにない壁を乗り越えようとするのも賢明な判断ではない。

 

 乗り越えられそうにないなら、正面突破はやめ、別の道を模索する方がはるかに人生にとっては有益である。

 

 考えればそれらが当たり前なはずなのに視野が狭くなって逃げる道がなくなっている。

 

 

 そうして人間関係に悩むことになり、夜も眠れない日々を送り睡眠負債が溜まり、医療業界にお金を落とすことになってしまう。

 

睡眠負債から逃れる方法

 ブログのタイトルは睡眠負債から逃れんのは難しいよー的なものだが、それでもどうにかする方法はある。

 

 それは私たちが情報強者になることだ

 

 エナジードリンクやコーヒー、ビールの例であったら、その危険性をしっかりと熟知することである。

 

 なんにも考えずにテレビのCMとかを見てると、「洗脳」され、あなたは支配されることになる。

 

 んまあもちろんエナジードリンクやコーヒー、ビールが悪いと言っているわけではない。

 

 それらを無思考に摂取するのがよろしくない。しっかりとした判断力を持って摂取したほうがいい。

 

 んであとは人間関係。

 

 人間関係から逃げられないというのは単なる思い込みであって、辛かったら逃げればいい。逃げるのが人生においての模範解答だ。

 

 そんな私も転職した先の人間関係がヤバかったら逃げます(まだそんな入ってないからわからない)。

 

 「石の上にも3年」というのも客観的根拠はない。ク〇のうえに3年いてもあなたがク〇になるだけである。

 

 そういうことに気づくようになれば睡眠負債からは逃れることができるだろう。

 

 

 まああとはスマホやパソコンは寝る前とかは差し控えることかな。