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【読書・アウトプット】中野信子著『科学がつきつめた「運のいい人」』|運のいい人の特徴5つ

 脳科学者の中野信子氏の『科学がつきつめた「運のいい人」」。

 

 この本はスピリチュアル的に運のいいとかいう類の内容ではありません。

 客観的に見て運のいい人の特徴を述べたものです。

 

 運のいい人というのは必ず何かしら特徴があります。

 運の悪い人もそうですが…。

 

 これから書いていくのは運のいい人の特徴です。それを5つ。

 ではさっそく書いていきます。

 

 

運のいい人の特徴5つ

1.自分を変えようとしない

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 運のいい人の最初の特徴、それは自分を変えようとしない

 今の世の中って「自分を変えろ!」みたいな風潮が強いじゃないですか。

 さも変わらない自分が悪いかのように。

 で、自分を変えない=人生が変わらないみたいな謎な価値観が根付いている(ように感じます)。

 

 でも、実際は自分を変えずに今の自分の性格や能力を生かすほうがいいんですよね

 積極的に行動する人と慎重に行動する人がいたとします。

 おそらく今の時代の流れ的に積極的に行動する人のほうが良しとされると思います

 じゃあ行動が慎重な人も積極的に行動できる人間に変わる必要があるかと言えば、そうではありません。

 

 慎重に行動する人はその人なりの良さがあります。

 慎重に行動できるというのは、行動する上で生じるであろうリスクを考えることができます。

 また、自分の置かれている状況や社会状況を俯瞰的に見ることができます。

 

 これは積極的に行動する人には(たぶん)ないであろう能力です。

 積極的に行動する人は、積極的に行動する分リスクや社会状況を冷静に見ることがあまりできません

 個人単位で積極的に行動するならまだしも、組織単位で行動するとなると、この積極性は危険を伴います

 慎重に行動する人がいるおかげでリスクを冷静に分析することができ、最悪な事態にならないのです。

 

 無理に自分を変えようとすると、本来持っている良さが失ってしまう可能性があります。

 慎重に行動する人が自分が望んでいないのに、積極的に行動するようになってしまったら、冷静に物事を考える能力がなくなるとまではならないでしょうが、低くなる可能性が高いです。

 

 自分を変えようとしない。

 自分の能力を最大限に生かす。

 こういうスタンスで生きることで本来の自分の能力が伸び、それに見合う仕事ができ、結果運が良くなっていくのです。

 

2.自分を大切にする

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 自分を雑に扱っている人で運のいい人はいません。上記の写真のヤバそうな人、運がいい人だとは思えません。

 自分を雑に扱うというのは

 自己否定グセが強い

 自責グセが激しい(自己否定と同じか!?)

 生活習慣が全体として乱れている

 などです。

 

 どうせ俺は(私はダメなんだ…)

 全部自分のせいだ…

 もうなにもかもが嫌だ!ヤケ酒だ!

 などとのたまっている人の運がいいと思いますか?

 

 運がいい人は他人を大切にするのと同じくらい自分を大切にします。

 

 脳科学者の中野信子氏は本著でこう述べています。

その人の運のよしあしは、周囲の人といかに良好な人間関係を築けるかということに大きく左右されますが、自分を大切にしている人はほかの人からも大切にされるのです。

逆に、自分を粗末に扱っている人は、他人からも粗末に扱われるようになってしまうのです。『科学がつきつめた「運のいい人」』p.30

 

 オレはダメなんだ!うわぁぁぁぁぁぁぁ!

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 とか言う人は確かに大切に扱いたいとは思わないですよね。てかあまり付き合いたいと思えないです。

 

 露骨なナルシストは引きますが、自分を大事にしている人って確かに人が集まってきます。下記のモデルの人、友達多そう。

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 自分を大事にすることで、自然と良い人たちが集まっていき、結果として運が良くなっていくんですよね。

 自分を大切にしましょう。

 

3.常識にとらわれない

 運のいい人の第3の特徴、それは常識にとらわれない人です。

 

 常識は思考を停止させるのに最も有効的なツールです。

 満員電車に乗るのは当たり前

 行列に並ぶのは当たり前

 長時間労働は当たり前(この常識はさすがに崩壊しつつありますが…)

 地位の高いお偉い人の言うことは正しい

 

 満員電車に乗って行列にならび長時間労働をして、お偉い人の言うことに疑いを持たない人が運がいいとは思えません。

 

 運のいい人というのは、常識というものに疑問を持ち、絶えず思考をしています

 そうしなければ、自分が置かれている状況を変えることができません。

 

 自分が置かれている状況を変えることができないということは、その時運が悪い状態だったら、一生抜け出せないことを意味します。

 運のいい人は常識にとらわれずに自分にとって最良かどうかで行動します

 

4.リスクのある道を選ぶ

 人生生きていれば重大な決断をしなければならない時があります

 進路を決める時は会社や仕事を選ぶ時ですかね。

 

 その時にリスクのある決断をすることができるかどうか

 どうしても行きたい大学がある。でも現時点の自分の学力では到底及ばない。

 そこで自分の心に正直になり、その大学を受験する決断ができるかどうか。

 これがリスクはあるが重大な決断の例です。

 

 まあ受験するだけなら受験料払えば可能なので、合格する気持ちを持てるかどうかが重要なのですが。

 

 安定を選んで学力相応にあった大学を選ぶことも確かに選択肢の一つですが、それでは運命を変えることはできません。

 所詮今の人生の延長線上にしかなりません。

 

 リスクのある決断をするというのは、言ってみれば安定を選ぶのか、それとも挑戦を選ぶのか、ということです。

 そこで挑戦を選ぶ人が運をつかみ取ることができます。

 別に挑戦して失敗しても別に死ぬわけではないでしょうし、仮に失敗しても新たに道はできます。

 だから私は挑戦したほうがいいと思いますね。

 

5.運のいい人と付き合う

 最後です。

 運のいい人は運のいい人と付き合います

 「類は友を呼ぶ」ってやつですね。

 

 これは科学的にも間違っていなくて、ミラーニューロンという神経細胞が関係しているようです。

ミラーニューロンは、自分が運動を行ったときに活発化する脳内の神経細胞ですが、ほかの人の運動を見たときにも活発化する、という特徴があります。たとえば自分の手で何かをつかんだときだけでなく、ほかの人がモノをつかむのを見たときにも活発化する。p.72

 

 人が辛いもを食べていたら、自分もなんか辛くなるってあるじゃないですか。

 ミラーニューロンはそんなやつです。

 

 で、これを人間関係に当てはめてみたらどうなるでしょうか。

 運のいい人と付き合ったら、、、

 

 自分も運が良くなる可能性が高くなります。

 周りがめちゃくちゃ運がいいのに、自分だけ常に運が悪いなんてありえないです。

 

 なのでミラーニューロン、「類は友を呼ぶ」という原則にのっとり運のいい人たちと付き合うことによって自分自身も運が良くなります。

 

 運がいい人というのは、今まで挙げてきた特徴を持つ人たちです。つまり

 自分を変えようとしない

 自分を大切にする

 常識にとらわれない

 リスクのある決断をする

 という考えを持った人たちです。

 まあ感じが良い人たちですよね。

 自分もそういう人たちの影響を受け、ますます運が良くなるし、周りの人間も一層運が良くなるという正のスパイラルを形成することができます。

 

 したがって運がいい人は積極的に運がいい人と付き合ってさらに運が良くなっていく、と言えるでしょう。

 

まとめ

 運がいい人の特徴は結局のところ思考に柔軟性がある、行動できる人と言うことができます。

 特定の思考に支配され、常識に支配され行動ができなかったらいつまでたっても運が良くなることはありません。

 運が悪いと思っている人は思考を柔らかくすることから始めたほうがいいでしょう。

 

 

 以上

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