『天才とは努力を続けられる人のことであり、それには方法論がある』の著者である山口真由さん。
彼女は高校から筑波大付属高校に入学し、東大にストレートで合格し、主席で法学部を卒業。その後財務省に入省し、現在は財務省を辞め弁護士をやっています。
スペック高ぇぇ……
出身が北海道とか同郷だぜ!
で、東大を主席で卒業したからさぞ天才なのだろうと思い本を読んだのですが、、、、
もう圧倒的徹底的な努力をして合格をしてきた方だということがわかりました。
本著で書かれているのは「科学的」な勉強ではない愚直なまでの努力です。
これは私たち一般ピーポーでも可能だと思いブログネタにしました。
今回書くのは勉強を継続するために必要な努力の実践方法です。
努力とは?
まず前提として努力とは何かを知っておかなければなりません。
山口さんは努力についてこう言っています。
まず、「努力すること」とは何かについてです。私にとってあることのために努力することは、その何かを「反復・継続」することを意味します。『天才とは努力を続けられる人のことであり、それには方法論がある。』p.18
努力は何かを反復継続すること。
これが山口さんにとっての努力です。
間違いないですよね。勉強で結果を出すためには圧倒的な量を徹底的に反復・継続することが必要です。
昨今は「努力なんて無駄!ウェーイ!」
みたいな風潮が強いですが、能力を高めるためには一定数以上の努力量をこなさなければいけません。
繰り返しますが、努力は反復・継続することを意味し、その作業を通じて勉強の結果が出るのです。
では具体的にそのような努力はどのようにして実践していくべきなのでしょうか。
そのことについて次に書いていきます。
努力の実践方法
1.教本を1冊に絞り反復・継続をする
努力を実践する第1の方法は教本、つまり参考書を1冊に絞り、それを徹底的にやりこむことです。
1冊だけだったら量たりなくね!?
と思う人もいるかもしれませんが、参考書を何冊もやっていると、情報がごちゃごちゃしてかえって頭に入らないんですよね。
どこに何が書かれていたのかわけわかめになって覚えられないです。
それに持ち運ぶときにも鞄とかかさばってウザいです(電子書籍だったら別ですが)。
一方1冊に絞って参考書をこなすと、1冊だけなのでスムーズに情報が入ってきます。
結果覚えられやすくなります。
したがってストレスなく情報を頭にいれることができるので、無駄な時間を書けずに済みます。それに「やった感」が出るのでモチベーションも保つことができます。
1冊の参考書を徹底的に反復・継続する。これが勉強で結果を出すための第1の方法です。
2.8対2の法則の利用
2.8:2と数字が並んでややこしくなっていますが、8対2の法則です。
これはパレートの法則とも呼ばれています。パレートの法則については↓
まあざっくり言うと
完璧主義になるな!
ということです。
すごいざっくりですが…
よく参考書を完璧にこなそうとする人がいますが、それは良い方法ではありません。完璧主義についても過去に記事で書いています。↓
完璧にこなそうとすると、時間がかかりますし、できない・わからない問題にストレスがたまりムカつきまくり、勉強の継続・反復の妨げになります。
なので理想は参考書の内容を8割程度できるようにし、あとの2割はできなくても仕方がないと割り切ることですかね。
そもそも参考書の8割を理解すること自体結構難しいです。大体の人は途中で挫折し、勉強すること自体放棄してしまう(傾向があります)。
おそらく参考書をやり始めるとわかること:わからないことの割合が2:8ぐらいだと思います。
その割合を逆転させることが重要です。
1冊の参考書を徹底的にやりこみ、わかる割合とわからない割合を8対2にする。
このことを意識していきましょう。
3.小さな成功体験を積み重ねる
3番目は小さな成功体験を積み重ねることです。
なんやかんや言って勉強をして最も嬉しいのは結果が出た時です。
今までやってきた努力が結果となるのは最高ですよね。
なので学生であれば日々の小テストで高得点を取りまくって自信をつけることが重要ですし、社会人であれば業界とかみんな違うので一概には言えませんが、日々周りの人から高い評価を受けるように努力したりすることを怠らないようにすることですかね。
小さな成功体験なしに大きな成功体験を成し遂げることはできません。
普段何も勉強していないのにいきなり模試で偏差値70取るとかありえないですし、肥日頃営業をサボりまくっているのに、営業成績が良くなることなんてありません。
なので日々の小さなテスト、仕事に手を抜かずそれを継続していけば、その先に大きな成功があるでしょう。
以上が努力の実践方法です。
次が努力を継続させるために必要なことです。
努力を継続させるために必要なこと
1.適度に手を抜く
努力(つまり反復・継続)の実践方法がわかっても、それを継続させなければ意味がありません。
努力を続けるのはかなりしんどいです。
なので時には手を抜くことが大事です。
この手を抜くことは著書には書かれていない、あくまで私の考えなのですが、常にストイックに努力をしているとどこかで「ぶっ壊れ」ます。
緊張の糸が一気に引きちぎれ「もう何もかも嫌!」という心境になったり、精神が崩壊して「神の声」に目覚めるかもしれません。
なので、ストイックにやりつつも適度に息抜きをして精神がおかしくならない程度に努力を継続していくことが重要です。
2.自己否定しない
ストイックに努力していると、いつのまにか自分に対して異常に厳しくなっていきます。で、自己否定を繰り返す人間になってしまう。
自分に厳しく、というスタンスは確かに大事ですが、あまりにも自己否定しまくっていると、エグイぐらいのマゾヒストになってしまいます。
いや別にただマゾになるだけだったらいいんですよ(良くない)。
そうやってマゾになったら、正しい努力をすることよりもストイックに努力する自分に酔いはじめ、勉強という行為そのものが目的化してしまう危険性があります。
ストイックになる→マゾになる→自己否定を繰り返す→勉強という行為それ自体が目的化してしまう
こういうデフレスパイラルに陥ってしまうので自分に厳しくならず自己否定せず、正しい努力で圧倒的な勉強量をこなすことが大事です。
その目的を忘れないためにも自己否定グセをするほどストイックになるのはやめましょう。
まとめ
努力とは反復・継続をすることです。
その努力の具体的な方法は
1冊の参考書を徹底的にこなす
2対8の法則を利用する
小さな成功体験を積み重ねる
です。
努力を継続する際は
適度に手を抜く
自己否定しない
ことが重要です。
努力についての記事は↓にもあります。
以上