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英検準1級に独学で一発合格する方法

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 英検準1級の勉強をする中で、 

 ・英検準1級に合格したいが、塾や予備校は行きたくない

 ・独学で合格したい。でも独学するにはちょっと不安

 と不安を抱く人がいると思います。

 

 この記事では上記のような悩みを持つ人に読んで頂きたいです。

 

 この記事を書いている私のスペックを書くと、

 高校生の時に英検2級取得

 アラサーの時(2020年)英検準1級取得

 一発で英検準1級に合格して、、いない

 という感じです。

 

 一発で英検準1級に合格していないのに、どうして一発で合格する記事が書けるんだ!?

 と思う人がいるでしょうが、一発で合格しなかったことで、無駄な勉強・非効率な英語学習をやってきたので、どのような勉強に効果があり、どのような勉強をしてしまうと、効果の低い学習になってしまうのかを実体験として理解しました。

 その経験をベースに一発合格するための方法論を書いてみました。

 

 この記事を読んで、正しく効率的な勉強を実践していきましょう。

 

英検準1級の合格点

 まず、英検準1級に必要な合格点から。

 英検のホームページではこのようになっています。

 英検ホームページより引用

 

 一次試験、つまりReading,Listening,Writingの合格基準が1792点

 二次試験、つまりSpeakingの合格基準点が512点

 上記のようになっています。

 

 いきなり1792点とか512点とか言われても意味がわからん!という人もいると思うので、説明すると、Reading,Listening,Writingは各750点の配点になっているのです。

 Speakingも同様に750点。

 

 したがって、1792点というのは750×3=2250点中1792点を取らなければいけないわけです。

 約80%ですね。

 

 え!?ということは得点率80%を目指さなくてはいけないの?と思うかもしれませんが、これは英検独自の統計的手法を用いているので、得点率が80%でなくても、1792点になります。

 

 参考までに私の合格時にスコアを載せると、

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 となっています。

 

 得点率にして、Reading85%, Listening70%, Reading60%,Speaking70%ぐらいだったと思います。

 Readingがかなり低いですが、一般的に英検準1級に合格するためには、

 Reading 80%以上

 Listening 70%以上

 Writing 85%~90%

 Speaking 70%以上

 ぐらいの得点が必要だと私は考えます。

 

 したがって、上記の点数を目指して、英検準1級の勉強をしていくことになります。

 

 次に勉強方法を書いていきます。

 

単語の勉強方法

パス単を使って単語を暗記する

 英検準1級の試験は最初に単語・熟語を答えさせる問題が出題されます。

 この分野で得点するために、単語の勉強をしなくてはなりません。

 それに加え、長文を読むうえでも単語力が必要になってくるので、単語を覚えることは必須です。

 

 その対策にうってつけなのが、パス単です。

 本書の構成は見開き1ページの構成で左のページに単語とその意味、右のページに例文が書かれています。

 構成がシンプルな分、単語を覚えることに集中することができるので、効率よく英検準1級に必要な単語を身につけていくことができます。

 

 長文を読みつつ単語を覚えていく参考書もありますが、語彙力がついていない段階で英検準1級レベルの長文を読んでもしんどいうえに、覚えられない可能性が高いです。

 そういうわけで、パス単でまずは地道に単語を覚えていくことをおすすめします。

 

パス単の暗記方法

 ではどのようにパス単を暗記していくのかですが、これは、、愚直に繰り返していくしかありません。

 しかし、ただ愚直に単語を見まくり、覚えようとしてもつまらないし、ムカつくし、何よりも覚えられないです。

 

 少しでも、単調さがなくなるということから、例文を音読しつつ覚えていきましょう。

 パス単は、音声ダウンロードで聴けるので、スマホがあれば、すぐに聴くことがきます。

 

 例文を音読することによって、頭が活性化し、単調な感じを減らして覚えていくことができます。

 また、声に出すことで、一層記憶にも残ります。

 さらに例文で覚えることで、その単語に対する印象が強くなり、さらに覚えられるようになります。

 なので、愚直に単語を覚えるよりも、例文を音読しつつ、記憶していきましょう。

 

パス単を繰り返す

 単語というのは、繰り返すことによって覚えられるようになります。

 エビングハウスの忘却曲線というものがありますが、復習を重なるごとに知識量が増えていきます。

  

 まずは不完全でもパス単を最後まで終わらせて、覚えられていない単語を定期的に復習していきましょう。

 覚え方としては、

 1.まず最後まで終わらせる。

 2.わからない単語に印をつけたりしておく

 3.2回目にやる時は覚えられていなかった単語を重点的に覚えていく

 4.最後まで終わらせる

 1~4を繰り返す

 というふうにやっていくといいでしょう。

 

 準1級レベルの単語なので、なかなか1回や2回見ただけでは覚えるのは難しいと思いますが、それでも繰り返していくうちに知識量は増えていきます。

 

リーディングの勉強方法

過去問を活用する

 次はリーディングの対策。

 英検準1級のリーディングの問題は

 ・長文の空所を補充する問題が6問

 ・長文の内容一致選択問題が10問

 あります。

 

 最初にリーディングの勉強で使う教材ですが、過去問を使いましょう。

 私はいわゆる赤本を使い、何周か繰り返して使いました。

 ↓が赤本です。

 

 上に掲載したのは2021年度版ですが、自分が受検する年の過去問を買いましょう。

 

 なぜ過去問を解くべきかと言ったら、問題のクセであったり、長文のレベルを肌感覚で実感することができるからです。

 そして自分の学力と問題にどれぐらいギャップがあるかがダイレクトにわかるからというのも理由です。

 

 赤本は問題の分量が多いので(9年分)、他にリーディングの参考書を買う必要はないように思います。

 私はリーディング対策では赤本以外は使いませんでした。

 

 とにかく過去問を解きまくり、問題の傾向を掴むとともに、足りない学力を埋めていきましょう。

 

リーディングの対策を始めるタイミング

 リーディングの対策を始めるべきタイミングは、パス単を6割ぐらい覚える、あるいは2~3週したあたりで着手していきましょう。

 単語を覚えていなくて不安だと思いますが、長文で得点できるか否かが一次試験の合否に関わってくるので、早い段階で対策していく必要があります。

 

 それに長文に触れていくうちに自然と英検準1級レベルの単語も覚えていけるので、そのような点からも早いうちから対策することに意義があるのです。

 

長文問題の解き方

 長文の問題を解くときはだいたい、

 1.長文を先に読んでから、設問の選択肢を見て解く

 2.最初に設問を先読みしてから、長文を読む

 という2通りの解き方に分かれると思います。

 

 これに関しては個人の性格や好みなどがあるので、ベストな解き方は自分で見つけていくしかないのですが、私は段落ごとに長文を読んで、その後に設問を解いていました。

 なので解き方としては1寄りかなと思います。

 

 英検の長文はTOEICのように異常なほどの分量があるわけではないので、わりと冷静に読めるんですよね。

 段落ごとに読んでいき、設問にあたっていくことで、長文と設問を同時並行で読めるという利点もあります。

 そういう点から、私は段落ごとに長文を読む→設問を解くというふうにやっていました。

 

 まあ問題の解き方に関しては本当に人それぞれ違うので、問題を通して自分なりの解き方を見つけていくしかないでしょう。

 

長文問題の復習の仕方

 長文の問題は解いた後、合っていた箇所・間違っていた箇所両方の解説を読んでいきましょう。

 正解した箇所は、自分の考え出した根拠と合っているかを確認する。

 間違っていた箇所はなぜ、間違っていたのかを解説を読んでしっかりと理解する。

 上記の作業をしていく必要があります。

 そうしていくことで論理的な思考が身につき、本番でも冷静に問題に対処することができます。

 

 復習をする目的はしっかりと根拠を持ち、論理的な思考をすることで正解にたどりつけるようにするためです。

 めんどいですが、復習をしっかりと行うと、英語力・論理的思考力両方を高めることができます。

 

リスニングの勉強方法

リスニングも過去問で対策する

 リスニングもリーディング同様、過去問で対策していきます。

 なので、使う教材は赤本です。

 赤本で過去問を解き、その後に音読→オーバーラッピング→シャドーイングをしていきます。

 

 リーディングよりもリスニングに苦手意識がある人がいると思いますが、音読→オーバーラッピング→シャドーイングができるようになると、聞き取る力が爆上がりしています。

 

 以降、音読・オーバーラッピング・シャドーイングについて書いていきます。

 

スクリプトの音読

 音読とは、そのまま読むこと。

 シンプルです。

 リスニングの問題を解いた後、そのスクリプトを音読します。

 つっかからずに読むことができたら、オーバーラッピングに移ります。

 

 なぜ、音読が必要かと言うと、声に出してまともに読めない文章は理解不能だからであり、それゆえ、聞いたところで意味不明だからです。

 

 日本語を例に取りましょう。

 「私はリンゴを食べる」

 たぶん音読してもつっかからずに読めると思います。

 なぜか。それは文の意味がわかるからです。

 

 おそらく、英語にしても音読できるでしょう。

 "I eat an apple."

 これも普通に突っかからずに音読できるでしょう。なぜなら意味がわかっているから。

 

 ではこれはどうでしょう。

 The Internet has changed the way in which people live. For example, thanks to the Internet, we can communicate with peopele from other contries.

 たぶんスラスラ読める人もいるでしょう。

 その一方でつっかかる人もいるはず。

 スラスラ読めた人はおそらく、文章の意味がわかったはずです。

 スラスラ読めなかった人は意味があまり理解できなかったと思います。

 

 ちなみに意味は「インターネットは人々の生活を変えた。例えばインターネットのおかげで、海外の人とコミュニケーションを取れるようになった」です。

 (まあネットがなくとも会話はできますが)

 

 音読をすることで、理解している文章と理解できていない文章を明らかにするのです。

 理解できていなかった文章はなぜ、わからなかったのかをしっかりと分析をして、スラスラ読めるようにしていきましょう。

 

スクリプトのオーバーラッピング

 オーバーラッピングとは、流れている英語音声と一緒に発音していくことです

 ネイティブ音声の発音をマネして、ネイティブのスピードでスクリプトを読めるようにしていきます。

 

 オーバーラッピングをすることで、脳に単語の正確な音を覚えさせることができます。

 そのことにより、英語の音声を処理する能力を高めることができるのです

 

 音読で理解できる文章を増やす→オーバーラッピングで英語の音を処理できる脳にする

 リスニング力は確実に上がっていきます。

 

 実際にやってみると、ものすごく頭に負荷がかかり、しんどいと思いますが、この作業を通じて、聞き取る力を圧倒的につけていきましょう。

 

スクリプトシャドーイング

 音読→オーバーラッピングができるようになったら、次はシャドーイングです。

 このシャドーイングができるようになるレベルまで到達すると、英検準1級レベルのリスニングでもかなり対応できるようになっているはず。

 

 シャドーイングは、スクリプトを見ずに流れてくるネイティブの音を真似て発音するというものです。

 スクリプトなしでネイティブの音を真似するので、やってみるとかなりキツイです。

 

 シャドーイングをすることで、オーバーラッピングで身につけた音を処理する能力を飛躍的に高めることができます。

 それだけでなく、スピーキング力も付くので、負荷はかかりますが、やっていきましょう。

 

 音読→文章を理解しているかの確認

 オーバーラッピング→英語の音を処理する能力を高める

 シャドーイング→英語の音を定着させる

 という感じです。

 

リスニングの勉強は完全にできなくてもいい

 長文のリスニングは音読→シャドーイング→オーバーラッピングをしていくことが重要と書いてきましたが、100%できなくてもいいです。

 全てのスクリプトを全てシャドーイングできるようにするためには、かなり時間がかかります。

 いちいち完璧を目指していては他の分野の勉強ができません。

 

 なので、目安としては、流れてくる音をしっかりと聞き取れ、理解できるようになるぐらいになるのが理想的です。

 そこまでできれば、血のにじむような音読→オーバーラッピング→シャドーイングはやめ、他の分野の勉強をやって生きましょう。

 

ライティングの勉強方法

試験概要

 英検準1級の試験概要ですが、

 与えられたトピックに対して、YES, NO 賛成、反対の立場で120~150字程度の英文エッセイを作成する

 問題で提示された4つのポイントから2つを選んで意見を書く

 という内容になっております。

 

 2018年度第1回の問題を例に取ると、

 Is it acceptable to keep animals in zoos?

 points

 Animal rights

 Educated value

 Endangered species

 Living conditions

 

 上記の問い→動物園で動物を飼育することを受け入れることができるか?

 に4つのポイントから2つ選び、問いに対しての自分の意見を書くことになります。

 

 動物園で動物を飼育することに賛成なら、例えば、Educated valueとLiving conditionsを使って論を進めていくと書きやすいのかなと思います。

 

 英検準1級のライティングの対策をする場合、まずは出題概要を抑え、どのような形式で問題が出るのかを抑えておきましょう。

 

採点基準を知る

 ライティングはリーディングやリスニングのようにマーク式の問題ではなく、記述式なので、どのように採点されるのかを知っておく必要があります

 

 英検準1級のライティングでは

 ・課題に対しての意見と理由が明確であること

 ・エッセイの論理構成がしっかりしているか

 ・課題に対してふさわしい語彙が使われているか

 ・文構造のバリエーションが豊富か

 上記4点に沿ってしっかりと書かれているかどうかで評価されます。

 英検ホームページより

 

 例で出した「動物園で動物を飼育することを受け入れることができるかどうか」という問いなら

 受け入れることができる

 受け入れられない

 どちらかの考えで論を進めているかどうかがまず評価されるでしょう。

 

 そして、4つのポイントの中から2つを選び、論理構成をしっかりと書くことができているかが見られます。

 受け入れることができるなら、例えばEducated value(教育的な価値がある)とLiving condition(住む環境)が良いなどから文章を書くことができるはずです。

 (一例ですが)

 

 そのようなエッセイを書いていく中で適切な語彙が使われているか、同じような文法を繰り返していないかも評価されます。

 

 なんだか難しそうな印象を抱くかもしれませんが、とてつもなく難しい文法などを書く必要はないので、対策すれば得点することができます。

 

 次に具体的な勉強方法を書いていきます。

 

「型」を身につける

 英検準1級のライティングで得点するためには、まず英文の「型」を身につける必要があります。

 英検準1級に限ったことではないのですが、英文エッセイというのは書くための「型」というのがあるのです。

 

 その「型」というのは(リーディングでも少し述べましたが)

 序論(一般論と自分の意見)

 本論(自分の意見に対する理由)

 結論(再度、自分の意見)

 というものです。

 

 上記の「型」をライティングの問題集や過去問を通して、身につけていくことが必要になってきます。

 

 「型」を身につけるためにおすすめの参考書を紹介すると、『英検準1級ライティング問題』が良いです。

 本書の特徴としては、

 エッセイの書き方が丁寧に書かれている

 エッセイで使える表現も詳しく解説している

 問題の問いに対して、賛成・反対両方の意見が述べられている

 音声ダウンロードができる

 出題されそうな時事テーマも解説されている

 の5点です。

 

 私はこの問題集と別のライティングの問題集を使っていましたが、正直1冊で十分です。

 というか、中途半端に2冊も使ったことで頭が混乱し、知識が定着しなかったです。

 なので、ライティングの対策をするなら、1冊に絞って勉強しましょう。

 

 上記の問題集はまだ英作文を書けないレベルであっても、書き方が丁寧に解説されています。

 問いに対する意見も賛成・反対両方の考えが述べられているので、自分の作成した解答と見比べやすい。

 音声もわざわざCDからiTunesに入れて…とクソめんどい手順を踏まなくてもすぐに聴けるので、ストレスも少ないです。

  

 すぐに取り組むことができて、解説も詳しいので、知識も定着しやすいのではないのでしょうか。

 

英文をストックする

 英文エッセイを書くにあたり、ある程度英文をストックしていると、書きやすくなります。

 例えば、典型的な英文を100個覚えているのと、そうでないのとでは、100個例文を覚えている方が有利になります。

 英文を100個覚えていると、トピックの内容にそって英作文を書けるかどうかは別にして、とりあえず、書ける英文の量は多いはずです。

 

 そこでおすすめなのが、『パターンで覚える英作文頻出文例360』

 

 本書は大学受験の参考書ですが、英検のライティング対策にも使えます。

 特徴としては、360の英文から構成され、それらを覚えていくというスタイルになっています。

 360と量が多いように思うかもしれませんが、英文自体はさほど難しくないので、短期間で仕上げられるようになっています

 ライティングの問題と並行して、本書に取り組むと学習効果が高いでしょう。

 

時事テーマを押さえておく

 これは結構蔑ろにされがちなのですが、英検準1級のライティングに出題される時事テーマはしっかりと押さえておく必要があります。

 時事テーマというのは、例えば

 医療

 科学字術

 環境

 社会

 などです。

 

 そもそも、知識として、知っていなければ、いくら英語がわかってもエッセイを書くことはできません。

 AIについて何も知らないのに、「AIによって労働環境は良くなるか?」って聞かれてもわけわかんないですよね。

 

 したがって、ある程度出題されそうな時事テーマは把握しておく必要があります。

 と言っても、時事に関するテーマが書かれた本1冊をゴリゴリと読み込む必要はありません。

 先述した『英検準1級ライティング問題』に時事テーマが掲載されているので、そこを軽く読んでおくといいでしょう。

 あとは問題を解いていく過程で知識が自然と身につくと思います。

 

 以上のような流れで、ライティングを勉強していくと得点率の高い答案を書けるようになるでしょう。

 

スピーキングの勉強方法

スピーキングの試験概要

 一次試験を突破した後に待ち受けるのが、二次試験であるスピーキング。

 スピーキングもライティング同様、マーク式の試験ではないので、どのような問題が出題され、どのような受け答えで得点を稼ぐことができるのかを把握しておく必要があります。

 

 スピーキングの試験概要は

 自由英会話

 ナレーション

 受験者の意見を問う問題×2

 となっています。

 英検ホームページより

 

 自由英会話というのは、最初に面接官と会話するというものです。

 「今日ここまでどのようにして来たの?」

 「今職業は?」

 みたいなやりとりです。

 英検準1級の筆記試験を通過した人ならば、よほどのことがないかぎり受け答えできるでしょう。

 

 ナレーションは4コマのイラストが描かれた紙を渡され、少し考えた時間を与えられた後、ストーリーを作るというものです。

 これは結構難しいので、しっかりと対策しておく必要があります。

 

 受験者の意見を問う問題は、イラストに関しての受験者の考えを述べるという形式になっています。

 2題出題されますが、2題目は社会と結びつけて考える必要があります。

 

 スピーキングに関してはしっかりと対策を取れば、筆記試験よりかは簡単だと思います。

 しっかりと対策を取れば、、の話ですが…。

 

出題傾向と答え方を理解する

 前の見出しの最後でなぜ、「しっかりと対策をすれば」と書いたのかと言うと、スピーキングにも出題されやすいトピックがあるのと「答え方」があるからです。

 そのことを知らずに余裕をぶっこいて二次試験に臨むと、玉砕するでしょう(さすがにあまりいないと思いますが)。

 

 特に重要なのが、答え方です。

 英検準1級レベルのスピーキングになると、流暢な英語が話せても、それが「自分の経験」にとどまっていたら、得点できません。

 

 「自分の経験」というのは、「私が中学生だった時は…だった」とか「留学していた時は…だった」、「私の母は…」など、自分の人生や身内にしか起きていないことを例にあげて話すことです。

 

 大学生や社会人などはある程度、知識を積んでいるので、上記のようなことを話す可能性は少ないと思いますが、中学生や高校生などは要注意です。

 

 詳しくはTOEIC満点講師の森田先生が動画で話しています。

【英検面接】絶対やってはならない5つのこと【点数が取れない理由】 - YouTube

 

 事前準備は重要です。過去問と予想問題を分析して、どのような話題が狙われるのか、どのような答え方が正解になるのかを分析しておきましょう。

 おすすめは赤本と下記の予想問題です。

 

 

オンライン英会話を活用する

 スピーキングは実際に相手と話すことで、その能力を高めることができます。

 日頃から英語を話す習慣をつけていれば、当日も完璧とまではいかないまでも、しっかりと英語で受け答えできるでしょう。

 

 そこでおすすめなのが、オンライン英会話です。

 オンライン英会話は自宅にいても、スマホやパソコンがあれば、話すことができます。

 オンライン英会話の中でもQQEnglishは非常に良いと思います。

 QQEnglishは英検5級から準1級までの面接練習が可能となっています。

 

 料金も安い

 プランは4つあり、

 月4回コースが2680円

 月8回コースが4380円

 月16回が7348円

 月30回が10648円

 となっています。

 1か月フルで受講したとしても1万円強というのは、コスパが良いと思います。

 その1万円と引き換えに英語を話す力が付くと考えると、最高じゃないですか!

 

 でも、いきなりお金を払って受講するのが不安だという人もいるでしょう。

 そのような方のために、QQEnglishは初回と2回目までは無料で受けることができます。

 もし、受けてみてなんとなく合わないなと思ったら、やめればいいだけですし、良いと思ったら、そのまま続けることもできます。

 

 ただ、講師が全員フィリピン人なので、ネイティブのレッスンを受けたいという人にはフィットしないかもしれません。

 それでも英語を話すためのノウハウはしっかりと持っているので、質はとても高いと思います。

 

 料金もそれほど高くないので、まずは受けてみるのが良いかと思います。

 

 以上がスピーキングの対策です。

 試験の傾向を知る

 答え方を理解する

 実際に英会話をする

 上記3点の手順を踏むと、二次試験対策はばっちりです。

 

英検準1級に一発合格するためにやってはいけないこと

ここからは英検準1級に一発合格できなかった私の例を出しつつ、試験で合格するためにやってはいけないことを書いていきます。

 

試験に関係のない英語の勉強をしてしまう

 英語が好きな人ほど、洋書や洋楽、洋画などを使って英語を勉強しようとします

 私自身がそうでした。

 でも、それがいけない。

 

 ネットなどを見ると、英検やTOEICでは洋書や洋楽を活用して勉強するのが良いという情報を見かけますが、全然ダメです。

 英検やTOEICは試験です。

 純粋な英語力に加え、試験で合格点を取るための勉強もしていかなければいけません。

 

 洋書や洋楽というは、確かに英語力を高めるためには良いと思うのですが、それらにのめり込んでしまうと、試験の対策がおろそかになってしまい、結果不合格になってしまう可能性が高いです。

 

 本当に息抜きや娯楽のために洋書や洋楽に触れるのは良いと思いますが、試験に合格するためには、英語の試験対策をやって生きましょう。

 

英検準1級はTOEICで何点ぐらい?

私の場合

 英検準1級はTOEIC換算だとどれぐらいなのか疑問に思う人がいるでしょう。

 一般的には740~820点だとされています。

 

 じゃあ私もそれぐらいあるのかというと、「現在」はそれぐらいあります。

 しかし、英検準1級に合格した時のスコアは690点でした

 と言っても英検を受ける前年(2019年)に取得したものなので、準1級に合格した時は690点よりかは実力がついていたのかなと思います。

 

 で、英検準1級に合格(2020年)して以降、受けたTOEICの点数が720点(2022年3月受験)でした

f:id:penser:20220408155345j:plain

 

www.penserblog.net

 

 この結果から、英検準1級はTOEICだと740点から800点前後ぐらいというのは妥当なのではないでしょうか。

 

 英検準1級に合格すれば、TOEICでも700点の壁を超えることができるでしょう。

 

結論

 ここまで長々と書いてきましたが、英検準1級に合格するためには、無駄な勉強をせずに、やるべきことにフォーカスしていく必要があります。

 よく言われることですが、正しい方向性で適切な努力量をこなせば試験に関しては合格確率が上がります。

 私のように無駄に洋書なんか使って勉強するよりも、英検準1級に特化した参考書を使い、学習していきましょう。

 そうすれば、英検準1級に独学で(英会話の対策は独学かは微妙なところですが)、合格するでしょう。

 

 以上です。