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アウトプット不足による 英語習得の課題

 日本には英語に関する参考書がたくさんあります。

 書店に行けば資格や受験、仕事などで使うことを想定した英語の書籍がかなりの数売られている。

 ということは英語のコンテンツにかなりの需要があると言えるでしょう。

 

 じゃあ日本人の多くが英語を話せるかと言えばそうではありません。

 なんなら、参考書の数に反比例するかのごとく、皆英語が話せない。

 

 一体なぜ?

 と考えた時に文法や単語ばかり勉強しているとか日本語と英語は言語構造が違うのでなかなか習得できないみたいな理由がありますが、根本的にはアウトプットが圧倒的に足りてないからだと私は思います。

 

 アウトプットとは普通のコミュニケーションのこと。

 英語に限らず言語全般的にいえることですが、実際に話さないと話せるようにはなりません。そのまんまですが。

 どんなに本で知識を習得しても実際にその知識を使わなければ全く無意味。

 これはスポーツや芸術と似ていて、野球やサッカーやテニスやピアノも実際に身体を動かすことによってはじめてできるようになります。

 

 自分自身で知識の使い方をあれこれ試行錯誤しなければ、身につけるのはなかなか難しいと言えるでしょう。

 「本を読むことで知識は身につく!」と主張する人もいるかもしれませんが、読むという行為はインプットでありアウトプットではありません。

 アウトプットをするためにはインプットが必要ですが、それだけではあまり意味がないのです。

 

 書店に売られている英語の参考書の多さは皮肉ではありますが、日本人がいかにインプットばかりしているかを如実に示していると思います。

 話せるようになるためには本を読むだけでなく、実際に活用しなければなりません。

 最近ではChatGPTでも音声会話ができるようになったので、それを利用してトレーニングするのもいいですし、友人と会話するというのもいいでしょう。

 

 英語ができるようになるためには徹底的にアウトプットをしなければならないのです。