日本人って若い時からやたら老後のことを気にしすぎる傾向があると思います。
最近では老後の資金は2000万円必要だ!!!とマスコミが煽りますし。
マスコミが煽らなくても、国民自身が「老後は趣味を満喫したい!」とか「都会の喧騒を逃れて田舎に暮らしたい」とか、なぜか20代30代の時から老後に思いを馳せるという意味がわからないことをします。
ということで今日は日本人の老後不安について思ったことあれこれを書いていきます。
老後って本当に2000万円必要?
「老後に2000万円必要」というのは金融庁が言ったものですが、果たして本当にそうなのでしょうか。
私は金融関係の仕事ではないので、金についてはあまり詳しくないですが、老後に2000万円必要かどうかなんて個人の金の使い方、生活環境によって大きく変わってくるように感じます。
生活費や娯楽費にあまり金をかけないで、かつ生活コストがかからない田舎などに住んでいれば2000万円も必要ないかもしれませんし、
その逆に日々の生活に金を使いまくり、生活コストが高い都心部に住んでいたらあっという間に2000万円はなくなる可能性だってあります。
それに20代30代の時から投資をして不労所得がガッツリ入ってくる人はそもそも「2000万円」という数字自体が意味をなさないことだってあります。
そのように、個人の生活環境によって金の使い方が変わってくるのだから、全ての国民一律2000万円必要という考え自体ナンセンスだと思います。
重要なのは、老後までに2000万円貯めるのではなく、老後になっても定期的に金が入ってくる仕組み(つまり不労所得)を作っておくことじゃないですかね~。
老後に田舎に住みたがる日本人
日本人は「老後」に「都会の喧騒を逃れたい」がゆえにリタイア―してから田舎に住みたいと考える傾向が強いです。
これも不思議なのですが、なぜ老後になってから田舎に住みたがるんでしょうか。
というか老後になってから田舎に暮らすって結構難しいですよ!?
田舎は交通インフラが発達していないので移動するにも車を運転しなければいけないですし、田舎特有の習俗みたいなものもありますし、それらに老人になってから慣れようとしてもかなりしんどいと思います。
それに受け入れる側の田舎の人々が、移住してくる老人を快く受け入れてくれるでしょうか。
20代30代の結婚家庭ならまだしも、体力も気力も衰えて、都会がイヤという理由で越してきた老人をよく思うでしょうか。
という記事も過去に書いたので、読んで頂ければ。
それに老後になってから田舎に移住する選択肢を取ると、その環境から逃れるのは容易ではありません。
実際に田舎に住んで、「やべぇ…やっぱ田舎って暮らしずれぇ…」と思っても、再び都会に戻ろうとしてもかなり体力がないとキツイです。
一方、若い時から田舎に移住したけれど、やっぱ都会の方が暮らし向きが良いと感じたら、再び戻ることは結構簡単です。
なので若い時なら失敗してもすぐにその問題をどうにかすることができますが、老後になってからは難しいです。
そういった意味でも「老後に田舎暮らし」はかなりリスクが大きいです。
最も重要なこと
最も重要なのはあまり先のことを考えないことだと思います。
つまり、「今この瞬間」もしくは「近い未来」のことを考えるべき。
「老後2000万円必要」とか「老後に田舎暮らしをしたい」とか、日本人ってあまりにも先のことを考えすぎだと思います。
当たり前ですが、40年後、50年後なんてどういう社会になっているかなんて全く予想がつかないです。
そんな先のことを気にしても意味がない。
40年、50年たったらもしかしたら、ベーシックインカムが導入されて貯金すること自体がナンセンスになっている可能性だってあります。
そういう状況で物価が爆下がりしていてとても生活しやすくなっている可能性だってあります。
まあそういう未来になっているかはわかりませんが、少なくとも今は社会のイノベーションがかなり速く進んでいるのでその分人々の生活が変わるのも速くなっています。
だから今自分が予想している未来とは大きく異なっているかもしれません。
そうだとしたら、20代30代のうちから40年以上先のことを見据えて生活するのではなく、今できることや今できなくても1年後2年後3年後までにできることを考え、それを実行していくことが重要だと思います。
そうやって短期的な目標を少しずつ積み重ねていけば、60歳70歳になったとしても、生活に困るということはないような気がします。
予想不可能な未来を予測しても全く意味はないですし、そうやってやりたいことを先延ばすようなことをしていると、マジで人生損すると思います。
つまり「老後2000万円」なんて考えても意味がない!
ということです。
以上