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フランス語の重要単語、êtreとavoirについて

ブロワ城の写真 

 今日はフランス語でよく使われるêtre(エートル)とavoir(アヴォワール)について書いていきます。

 と言っても小難しいことはほとんどなく(たぶん)、ゆる~く説明していきます。

 気を張らず、コーヒーでも飲みながら、軽い気持ちで読んで頂ければ幸いです。

 

êtreとavoirについて

êtreとは?

 être(エートル)とは英語で言うbe動詞みたいなものです。

 英語のbe動詞って主に自分や相手の身分や社会的属性を示す時に使いますよね?

 例えば

 I am a teacher.

 He is Japanese.

 She is French.

 みたいに。

 「私(やあなた彼彼女)は~です」という時に使うのがbe動詞。

 

 フランス語のêtreも同じような感じです。

 基本的なレベルではですが。

 他にも使い方はありますが、今回はbe動詞と同じような感じと理解してもらえればオッケーです。

 

 上記の例文3つをフランス語にすると

 Je suis professeur.

 (ジュ スイ プロフェスール)

 Il est japonais.

 (イレ ジャポネ)

 Elle  est française.

 (エレ フランセーズ。「ラ」はロに近い発音です。)

 になります。

 フランス語の場合、身分を表す時は冠詞は必要ありません。

 と、まあゆる~くなので、これ以上は突っ込みません。

 

 このようにêtreは英語のbe動詞のように自分や相手の身分を表します。

 

avoirとは?

 次にavoir(アヴォワール)について

 avoirとは英語で言うhave(持つ)のような意味です。

 基本的なレベルではですが(2回目)。

 フランス語の文法についてぐちゃぐちゃ勉強すると、他にも使い方があります。

 でも、まずは英語のhaveをイメージしましょう。

 

 英語のhaveは

 I have a pen.

 (ペンパイナポー(死語)

 She has two brothers.

 They have two computers.

 というように使います。

 他にも使役動詞としての使い方がありますが。

 まあそれもいったんほっときましょう。

 

 上記の英語をフランス語にすると、

 J'ai un stylo.

 (ジェ アン スティロ)

 Elle a deux frères.

 (エラ ドゥ フレール)

 Ils ont deux ordinateurs.

 (イルゾン ドゥ ゾルディナトゥール)

 という感じになります。

 

 繰り返しますが、êtreとavoirは他にも用法があるのですが、まずは基本的なことを覚えておきましょう。

 

êtreとavoirが重要な理由

 なぜêtreとavoirが重要かと言うと、この2つの単語がフランス語の動詞の時制変化に関わってくるからです。

 フランス語の動詞には今回述べた直説法現在(今日の例文で書いやつです)の他に、

 直説法複合過去

 直説法単純未来

 直説法前未来

 直説法半過去

 などがあります。

 他にもまだありますが、ゆる~いブログなので割愛します。

 

 意味不明かもしれませんが、英語が過去形や未来形、現在完了と変化するように、フランス語もそのように変化していくのだと思っていただければオッケーです。

 

 例えば、

 Nous avons fini notre repas.

 (ヌ ザヴォン フィニ ノトル ルパ)

 という例文があったとします。

 これは英語にすると、

 We've finished our lunch.

 になります。

 意味は「私たちは食事を終えた」。

 この例文はfinir(終える)という動詞にavoirがついて直説法複合過去となります。

 複合過去の意味は、英語で言う現在完了のような意味ですが、ゆる~いブログなので、これ以上は突っ込みません。

 

 他にも、

 Il est allé au cinéma hier.

 (イレ タレ オ シネマ イエール)

 という例文があったとしましょう。

 これは英語訳すると、

 He went to the movies yesterday.

 になります。

 これはêtreにaller(行く)がついて上記の例文同様、直説法複合過去となります。

 

 あれ…?直説法複合過去って「現在完了の意味だよね?じゃあなんでwentって過去形使ってんの?意味不ぅぅぅぅぅぅぅなんですけどぉぉぉぉ」と怒りる人もいるかもしれません。

 フランス語の時制と英語の時制の概念は違うので、あくまでも英語で言う現在完了みたいなイメージととらえたらわかりやすいって話なのです。

 

 日本語の文法と英語の文法も違うじゃないですか。

 よく中学や高校の教師が意気揚々に、「いいかぁ!!英語の現在完了形は日本語にない概念だぁぁ!」と言った直後に普通に現在完了を日本語で説明するみたいな。

 それとは少し違うのですが、異なる言語同士だと時制の概念が異なるので、厳密に「英語で言うこの時制」と当てはめるのは難しいのです。

 

 話が脱線しましたが、直説法複合過去は

 être&avoir+動詞の過去分詞

 という形になります。

 単純未来になったり半過去になっても似たような形になって出てきます。

 

 このようにêtreとavoirは動詞の時制変化において重要な役割を担っているのです。

 それゆえ、この2単語はフランス語を勉強するうえで大事な知識となります。

 

まとめ

 êtreとavoirについて

 êtreはbe動詞みたいなもの

 avoirはhaveみたいなもの

 というのが基本知識。

 

 êtreとavoirはフランス語の動詞の変化において重要な役割を担っている。

 

 という感じです。

 ゆる~いブログなのでこんな感じです。

 

 以上です。

 

 下はおすすめ参考書です。基本的なレベルを勉強するのは『フランス語初歩の初歩』、標準から応用レベルの勉強をするのは『新リュミエール』が良いと思います。