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外国語系の記事が多くなりそうです。

結局英語ってどの程度までできればいいのか

president.jp

 

 結局英語の勉強ってどうすればいいのか。本当に悩ましい問題だと思う。以前にも取り上げたがその記事だけでなく、もっと情報を知っておいたほうがよいと思ったので今日も英語の勉強ネタにした。

 

自分がどの程度まで英語力を伸ばせばよいかわからない

 根本的なことだが私たちはどの程度まで自分が英語力を伸ばせばよいかわからないことが多い。

 

 ある人は受験レベルまで伸ばせばよいし、ある人はビジネスで通用するレベル、ある人は翻訳、あるいは通訳ができるレベルまでと到達しなければならない英語力が違う。

 

 その一方でそもそも日常で英語を使わない人だっている。いくらグローバル化がなんちゃらかんちゃら言ったって、英語を使わない人は使わないのだ。

 

 このように個人個人、というか仕事などによって求められる英語力が異なる。そもそも試験の類だって求められる英語力は違う。例えばセンター試験などでも満点近く点数が必要な人や6,7割にとどめて合格を目指す人もいる。

 

 ま、そう考えると学校の画一的な授業って結構効率悪いと思う。繰り返すがそもそも英語を学習するうえでどの程度まで伸ばさなければならないかという基準みたいなものがないため人によって習得する英語の能力が変わってくるのだ。

 

 ただ不幸なことに英語ができるがどうかで年収にも影響してくるという事態が生じてしまう。それは以前取り上げた。下に過去記事を貼っておくので参照してもらいたい。

 

 まあ英語ができたほうがなんだかんだいって人生における選択肢の幅というのは広がるのは事実である。できるに越したことはない。

 

 ただこれまでの記述から言えるのは、試験というものの影響によって、英語の能力の向上というのが分断されてしまっているということである。確かに試験を目標にすればモティベーションは高まるが、その一方で自分の目指す学校のボーダーに合わせる勉強などをするので、必然的に偏差値の高い学校を目指す人のほうが英語の知識は高まっていく。

 

 

www.penserblog.net

 

じゃあみんな英語力はどの程度まで伸ばせばいいの?

 ほんとそう。どの程度まで伸ばさなければいいのか。上の「英語の学習はどこまで

すればよいのか」という記事では英検準1級ぐらいまでやればコスパがいいというようなことを書いたような。

 

 ただすべての人が英検準1級を目指し合格するというのはあまり現実的ではない。少なくとも現在の日本の教育に頼ってたらなおさらムリゲーである。もちろん可能ならそれを目標にして勉強するのが良いと思う。

 

 英検準1級は難しい。ではどれぐらいの能力をつければよいのか。1つには会話ができるぐらいにはできたほうがいい。会話さえまずできれば意思疎通ができる。読み書きも確かに有益ではあるが、手っ取り早く意思を伝えられるのは会話であろう。

 

 じゃあその会話力を伸ばすためにはどうすればよいのか。自分の周囲に外国人がいる人なら積極的に会話をすればよい。だが、そういう環境に住んでいないのが大部分だと思う。

 

 しかし今はインターネットの影響で、ネットを介して世界の人とつながることができる時代である。なのでネットを有効活用するのがいいと思う。

 

 それもちょっとためらう人もいるだろう。そういう人は自分の持っている参考書の音読という方法がある。ただ、我流で音読しても間違った発音を身につけてしまう可能性があるので、CDのついたテキストを買うべきである。というか今は大部分の参考書がそうだと思うけれど。

 

 結局言えることは実際に声に出して徹底的にアウトプットを繰り返すというのが英会話を上達するのに最善であるという事実である

 

良い勉強、悪い勉強

 で、アウトプットをしまくるというのが英会話に関してはベターな勉強法であることは述べた。もちろんそれはインプットなくしてすることはできない。なのでここでは良い勉強と悪い勉強を一番上の記事からみていこう。

 

 

【効果のあった勉強法】

シャドーイング
シャドーイングを繰り返す(48歳男/650→975点)/シャドーイングが効果があった(53歳男/635→860点)/シャドーイング(31歳女/700→880点)/ラジオやテレビ講座を聞きながら、音読された文や会話をオーバーラップして音読する(25歳女/715→840点)

▼本・教材
繰り返し書籍を読んで内容を覚えてしまう(38歳男/475→815点)/同じ教材を繰り返し勉強する(48歳男/565→865点)/問題集を繰り返す(50歳男/610→840点)/文法、イディオムをしっかり勉強する(33歳女/450→810点)/文法を書籍で理論的に理解する(46歳女/650→880点)

▼実践
何度も受けていれば、勘所がわかる(57歳男/540→830点)/TOEICの問題を時間を計って解く(49歳男/585→810点)http://president.jp/articles/-/21165

 

 これらからわかるのは、オーソドックスな勉強というのが力を伸ばすには最善だということだシャドーイングとかは確かにやっててしんどいし単調ではあるが、その分の見返りも大きい。文法学習においても同様に単調な作業ではあるが、その分読み書き能力は劇的に高まる。

 

 ではよろしくない勉強とはどのようなものか。

 

 

【失敗した勉強法】

▼英語の小説・映画
基本ができていない段階での、映画・小説は、ストレスがたまるだけで、続かない (53歳男/400→775点)/どちらかというと、文法的な要素を勉強したり、ヒアリングを強化したほうがより好成績に繋がると実感した。映画はスラングなども多いので、作品にもよるがTOEICのための勉強法には向いてないように思う(33歳女/450→810点)

▼聞き流すだけで英語力がアップするという教材
毎日30分ほど1年間聞き流したが何も変わらなかった(32歳女/645→780点)/全く効果がなかった(46歳女/430→605点)/意味がわかるようにはならなかった(38歳男/500→600点)

▼短期留学
失敗ではなかったが、点数を上げようと思ったら短期ではいけなかった(39歳女/500→825点)/期間が短すぎて上達しない(3週間のアメリカ語学留学)(34歳女/430→630点)http://president.jp/articles/-/21165

 

巷でありがちな聞き流すだけとか映画、小説を読むみたいなことは学習するうえではコスパが悪いことがわかる。確かになにもわからないのに洋画とかみてもむかつくだけだし、英語の知識パーで洋書を読むとか全く意味不である

 

 以上のことから、言えることはインプットの作業は確かにしんどいがそれを身つけたあとは質のいいアウトプットができるということだ

 

 今日はここまで!