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外国語系の記事が多くなりそうです。

勉強は厳かにするものではない&参考書のレベル

president.jp

 

 2か月前の記事と少し古いが、良い記事だと思ったので取り上げた。というか今の自分のトレンドが記事量産型ブログなので。←

 

 勉強というと、つい机にがっつり向かいとてもまじめにするというイメージを持つ人は多い。

 

 と思う。

 

 ただ、そんな勉強スタイルでは長くは続かないというのはなんとなくわかるだろう。最初からそんな感じではすぐに挫折してしまう。

 

 じゃあどうすればいいんだという人のための記事。

 

 

 

厳かに参考書を読むよりも軽く読んでいこう

 

教材やテキストで読む気がしないところはさっさと飛ばし、読む気になれるところを読む。また、いきなりディテールをわかろうとするのではなく、目次や、ページタイトル、小見出しなどをざっくり読む。それが「基本」だと、宇都出さんは言う。

しかし、雑な読み方では理解が深まらないのではないか。

「ポイントは、飛ばし読み、かつ繰り返し読みをすることです。人間の脳には、知識・情報を一時的に蓄えるワーキングメモリ(作業記憶)があります。ただ、その“容量”には限りがあり、1度に多くの量は入りません。無理に詰め込もうとすると脳がフリーズ状態になります。また、その一時的な記憶は時間経過とともに薄れていきます。一気にそのパートを完璧に仕上げようと、気合を入れて長時間勉強してもムダが発生するのです。

一方、飛ばし読みは脳への負荷が低い割に、短期集中で一度目を通すだけで目次から全体の構成や骨格がわかり、見出しや本の中のキーワードからおおよその内容を把握することができます。文中の『要するに』『つまり』といった言葉で始まる段落を読むだけでも、そこまでの文の要旨をつかむこともできます。

 

そうやってストック(記憶)を少しずつ増やしながら、さらに、繰り返し読む。テキストの前に行ったり後ろに行ったりして何度も読むことで理解度は徐々に高まっていきます。ペンキを何層にも塗りこんでいくイメージです。これにより知識・情報がさらにしっかり記憶に定着することになるのです」-プレシデントオンライン引用

 

 もう私の意見なんていらない。←

 

 

 飛ばし読み、返り読みをすることのメリットはストレスをためることなく、次へ次へと進めていくことができる点である

 

 一度厳粛に参考書を読んでも実は理解が深まらないし、モチベーションも一気に下がってしまう。

 

 このようなことから、一般的には正しいと考えられていること、つまり真面目に丁寧に参考書を読むことが実は内容の理解の妨げになっているということである。

 

 もちろん過去問演習をするときなどは真面目にやったほうがいいが、普段参考書や問題集をこなすときは「軽い」感じでやるほうが効率が良いのだ。

 

 読み進めていったほうが、最初に理解できなかった単元が、いろいろ知識がついて理解できるようになった、というのはざらにある。

 

 それに何回も読んだ方が記憶を定着させることができる

 

 したがって何回も読んで記憶を定着させ、知識のキャパを増やしていったほうが勉強の効率が良いのだ。

 

 もし勉強方法に悩んでいる学生やビジネスパーソンがいたらぜひこのメソッドを実践しよう。

 

 私自身も実はこういう勉強スタイルだった。結果世界史とかは偏差値が65~75あったので効果はかなりあると確信する。

 

 しかし、それでも注意することがある。それは自分の学力レベルにあった参考書、問題集を選ばなければならないということだ。

 

自分のレベルにあった参考書

 ってかこれ、大部分の受験生はわかっているだろう。予備校の講師やそのチューター、あるいは学校の教師に言われていることだと思う。

 

 それでも身の丈に合わない参考書や問題集を使う人がいるんだなー。

 

 ついつい自分のエゴやプライドを優先してしまうのだ。特にレベル高めな進学校に通っている生徒にこの傾向がみられる。

 

 つい自分の立場にプライドを持ってしまい、基本的なレベルの問題をこなそうとしない。周りに高偏差値の友達に影響され、自分も「高級」な参考書に手を出してしまう。

 

 英語の偏差値が50そこらぐらいで『英文解釈教室』のようなものに手を出してしまうのが良い例だろう。

 

 

 この参考書がわからない人のために言っておくと、めちゃくちゃ内容が難しいということである。

 

 受験勉強やりたてで手をつけてはいけないやつである。

 

 ただある程度の学力水準になってこの参考書をやるととんでもなく力がつくという特典もあるのだが。

 

 数学が苦手なのに赤チャートとか使うのも自殺行為だし(青もか)、まあ参考書はレベルにあったものを使うのが重要だということだ。

 

 こういうふうに身の丈に合わない参考書を使うといくら繰り返し読んだところで理解できないし、ストレスがたまるし、何よりも時間の無駄である

 

 進学校の生徒が結構この傾向になりやすいので、注意すべし。難しい参考書をこなすことではなく、志望校に合格することが目的だということを忘れてはいけない

 

軽く読む×学力レベルにあった参考書

 が一番王道ということになる。

 

 もし根本的に勉強のやりかたがわからないとか、学力が伸び悩んでいるなどの生徒がいたらぜひ実践してほしい。

 

 これは東大を出たお方の意見である。勉強がプロフェッショナルの人の意見である。これを参考にしない手はない。

 

 私のように受験失敗マンの考えより比較にならないほど参考になる(そもそも受験生の時英文解釈教室やって死にそうになったのは私←←。それでも英語の偏差値は60以上はあったんだが)

 

 ちなみにこの読み飛ばして何度も繰り返し読むという手法は東大を主席で卒業した方もやっていたそうだ。

 

読むことに関しては、とにかく回数をこなすのが鉄則です。2時間かけて一度精読するのではなく、30分で4回ページをめくり続けたほうが、頭に入ります。そして、回数を重ねることで、徐々に頭の中に入っていくようになり、結果的には一度精読した人よりも学習できているのです。-『天才とは努力を続けられる人のことであり、それには方法論がある。』p.95~96より引用

 

 したがって何度もページをめくり繰り返して記憶を定着させるというのが学力を上げる最短距離の勉強であることがわかる。

 

 今までそのような勉強をやってこなかった人は今日から実践していこう。