私は大学生の時カラオケでアルバイトをしていた。その影響もあってか(もともと音楽は好きであったが)、いろいろな曲を聴くようになった。
音楽というのは時として私たちに大きな影響を与える。ある曲を聴いて「よし!就活なんてやめてしまおう!!」と決断する人もいる(いた)かもしれない。
私はそこまでも勇気がなかったので、結果周囲に迎合し、就活をやってしまった。
就活とは本来くだらないものである。世間は不必要に煽ってくるが、就職したところで日本の会社なんてたいていブラックなのですぐ辞めるのがオチである。
昔と違って1つの会社に勤めるという働き方はもはや時代遅れである。ゆえに就活で人生は決まらない。
ということでカラオケでアルバイトをしていた私が就活で悩むあなたに聴いてほしい曲をピックアップしていく。まあ時期的に就活のピークは過ぎているが。
- 第5位 スキマスイッチ『全力少年』
- 第4位 乃木坂46『ジコチューで行こう!』
- 第3位 back number『青い春』
- 第2位 Mr.Children 『マシンガンをぶっ放せ』
- 第1位 欅坂46『サイレントマジョリティー』
第5位 スキマスイッチ『全力少年』
第5位なのでまあマイルドな曲である。とりあえず最初に聴いてほしい曲だ。
遊ぶこと忘れてたら老いて枯れんだ
ここんとこは仕事オンリー 笑えなくなっている
就活を深刻なものととらえ遊ばなくなるとあなたはどんどん老いて枯れるだろう。社会人によくありがちな「社会人になったら自由がなくなる。だから学生のうちにたくさん遊んでおけ」という社畜ワードを無条件に受け入れるとあなたは老いて枯れる。
さえぎるものはぶっ飛ばして まとわりつくものかわして
止め処ない血と涙で渇いた心臓潤せ
あの頃の僕らはきっと全力で少年だった
どんなに年を重ねたとしても全力少年でいることは忘れてはいけない。世界を開くのはあなたである。
第4位 乃木坂46『ジコチューで行こう!』
これもマイルドめな曲。ただメッセージ性はすこーし強くなっている気がする。就活に関して言えば。
この瞬間を無駄にはしない
人生あっという間だ
周りなんて関係ない
そうだ何を言われてもいい
やりたいことをやるんだ
ジコチューだっていいじゃないか?
人生というのは本当にあっという間である。周囲、もっと言うと、くだらん世間の煽りにビビり同調することに迎合していたらあなたの人生はあっという間に終わるだろう。
あなたは本当にやりたいことがあるはずだ。確かに就活せざるを得ない状況なのかもしれない。だが就職した後も周囲に迎合して自分のやりたいことを我慢しているとどんどん苦しくなっていく。
みんなに合わせるだけじゃ
生きてる意味も価値もないだろう
やりたいことをやれ
ジコチューで行こう!
ジコチューに生きることなんて何にも悪いことじゃない。周りに気を遣うのも大事だが、そればかりにエネルギーを割いていたらあなたはぶっ倒れてしまう。
ジコチューで生きてこう。
第3位 back number『青い春』
マイルドから急にワイルドに。心にぐさりと刺さるね。
教えられたものだけじゃ いまいち完成しないんだ
計算は合ってるはずなのに
型にはめ込まれたって きしんだレールの上だって
負けじと明日へと向かう
世の中は教えられたことだけをよりどころとしていては生きていくのは困難である。
私たちは常に常識を疑い、絶えず自分自身で考えていかなければならない。
それなのに日本の社会は組織の論理に従順な人材を欲しがる。何か突出した才能があったりしたら容赦なくつぶされる。
自分でモノを考え疑問を投げかけ組織の在り方に疑問を投げかける人間など会社には必要ないのだ。個性が大事と言いつつも、結局個性なんてなく従順でイエスマンでマニュアル通りなんでもやってくれる人材を会社は欲しがる。
こんな不条理で矛盾に満ち溢れた就活なぞ真面目になるだけバカらしい。
まぁいいやが増えたのは 大人になったからじゃなく
きっと空気の中に変なものを
俺らが考え過ぎんのを よしとしない誰かさん達が
混ぜて垂れ流しているんだろう
個人的に1番心にぐさりとくるところだ。私たちが考えれば考えるほど支配者にとっては都合が悪いのだ。それは会社もしかり。
就活というのは、愚かな支配者たちが私たちに思考をさせないように作りあげた極めて理性的なシステムなのだ。
今後も支配者たちは私たちに思考をさせないよう「まあいいや」を垂れ流し続けるだろう。
第2位 Mr.Children 『マシンガンをぶっ放せ』
いや、もう最高すぎる。聴いててめちゃくちゃドーパミンが出るわほんと。
見えない敵にマシンガンをぶっ放せ Sister and Brother
これはサビの部分だがとてつもなく強烈に私たちの心に訴えかける。世の中は不条理で不合理な世界である。
就活なんかくそくらえだ。こんな愚かなことを真面目にやるほうが損である。落とされたところで落ち込む必要なんて何もない。
参考書を持って挑んだんじゃ一生謎は解けぬ
良識を重んじてる善人がもはや罪だよ
愛せよ目の前の疫病を
憎めよ無能なる組織よ
深い。深すぎる!参考書で武装しても世の中の謎は解決なんてしないのだ。それなのに型通りの面接、既に用意された面接に対する答え。
なんと愚かなことだろう。世の中は受験のように答えのない問題で満ち溢れているのに、依然として答えを多く知っている人間を取る企業。その企業が不祥事を起こす時代なのだ。
良識を重んじてるのは罪だ!無能な組織を憎め!!
政治家、官僚、経団連、大企業、これらの組織に所属する人間は正義を振りかざす罪人である。そのような愚か者にあなたは迎合する必要なんて1ミリたりともない。
何だってまかり通る世界へ落ちていこう!
第1位 欅坂46『サイレントマジョリティー』
堂々の1位。『マシンガンをぶっ放せ』と迷ったんだが、やっぱサイマジョだな。この曲は就活している人だけでなく日本人の誰もが聴くべき曲だと思う。
なぜ『サイレントマジョリティー』にしたかというと、日本が「リアルサイレントマジョリティー」になっているからだ。
就活にしろビジネスマンにしろみんな似たり寄ったりな見た目で考えていることも同じ。
人が溢れた交差点を
どこへ行く?(押し流され)
似たような服を着て
似たような表情で…
就活にへこんでいる人、ぜひ周囲を見渡した方がいい。驚くほどに現実が『サイレントマジョリティー』の歌詞の世界観と酷似していることがわかるだろう。
はっきり言って、似たような服(つまりリクルートスーツ)を着て似たような表情で就活なんて異常である。あなたはある意味異常なことをやっているのだ。
そのことに気づいてほしい。
日本の就活なんて外国人に見せたくない光景No.2である。
ちなみに1番は国会での政治家たちの答弁。
君は君らしくやりたいことをやるだけさ
One of themに成り下がるな
ここにいる人の数だけ未来はある
自分の夢の方に歩けばいい
見栄やプライドの鎖に繋がれたような
つまらない大人は置いて行け
さあ未来は君たちのためにある
No!と言いなよ!
あなたは就活で思い悩む必要なんてない。くだらない常識に支配された大人なぞ所詮見栄やプライドの鎖に繋がれた愚かな人間である。
あなたが就活で悩んでいるということは、見栄やプライドの鎖に繋がれた愚かな大人たちの常識を受け入れているからに他ならない。
あなたは自分の好きなことを全うすればいい。就職なんてそれを実現させるための手段であって目的ではないのだ。
あなたはサイレントマジョリティーになることにNoと言わなければならない。
以上が私のチョイスした曲5選である。とにもかくにもあなたに自覚してほしいのは、就活なんて実にバカげたくだらないものなので思い悩む必要なんてないということだ。