今って「会社員はオワコン!」的な煽りがかなり強いように思えます。
Twitterを開くと、
・会社員とかマジでバカ!
・終身雇用が崩壊しているのに給料だけをアテにしている人はマジでヤバい!
・今は自分で金を稼ぐ時代!会社なんてアテにならない!
・これだけ副業の敷居が低くなっているのになんで行動しないの!?バカ!?
というようなツイートを結構見かけます。まあ上記の例は少し誇張した表現になっているかもしれませんが…。
で、そういう煽りに「いいね!」がめっちゃつくんですよね…。
ただ、Twitterをやっている方ならなんとなく上記の「会社員煽り」ツイートをみたことがあるのではないでしょうか。
でも、会社員に向いている人がそういう煽りに乗せられて、「よーし独立するぞ!」と言って独立するとかえって状況が悪くなる可能性が高いです。
意識低い系(というか私も会社は好きではない)の私が言うのもアレですが、会社員に向いている人は会社勤めをしたほうが、人生での勝算は高いと思います。
今は出世もしやすい社会ですし…。
そこで今日は会社員に向いている人の特徴を3つに絞って書いていきます。この3つに当てはまったら、独立よりかは会社勤めで生きていったほうがいいと思います。責任は取れませんが…。
会社員に向いている人の特徴3つ
1.人当たりが良い
最初は人当たりの良さですかね。
まあ会社でなく、個人で生きていくにもそれは重要なんですが…。
組織の中で働く以上は人との関わりは避けられません。それはいかなる業種、いかなる職種であってもだいたい同じです。
会社という組織には色々な人間がいます。いつも仕事をサボるサボりーマンの人や仕事をソツなくきっちりやる人、やたら髪の毛をいじる人、常時キレ気味の人、爪を噛む人(前職でそういう人がいました)など本当に様々です。
そういう様々な人がいる中で人当たりが良くコミュ力が高い人の存在は非常に重要となります。
人当たりが良い人は色々な人がいる組織をまとめ上げることができます。
このことからわかるのは、会社において出世できる人は
組織をまとめる能力>仕事ができる
ということになるんですよね。
確かに仕事ができることも大切なんですが、「仕事しかできない人」は出世は難しいでしょうし、会社員には向いていないように思えます。
そういう人は独立して個人の力で金を稼ぐスタイルの方が向いているでしょう。
会社員に向いている人の第1の特徴は人当たりが良いことです。
人当たりが良いなんて結構な人がそうじゃないの!?と思う人がいるかもしれませんが、現代においてはそうでもないんですよね。
たぶん友達同士でなら人当たり良い人が多いかもしれませんが、殊会社という組織になると、とたんに人当たりが悪くなる人が結構います。←私みたいに
2.多少の不合理を受け入れられる人
会社員に向いている人の第2の特徴は多少の不合理を受け入れられる人です。
んまあ日本の会社は諸外国と比べると不合理なことだらけですが…。
日本の会社は仕事の能力が低い、人当たりが良くない、組織をまとめる能力がない、そういうタイプの人が何かのはずみで管理職になって高給取りになるということがよくあります。
そういうことに無関心でいられるかどうか。
自分の生活費もある程度確保されているから「まあいいか」と割り切れる人、そのようなタイプの人は会社員に向いています(まともに生活費になっていなかったら辞めましょう)。
他人に対して無関心でいられないなら会社員には向いてないでしょう。
もし、会社側に「すみません!なぜあの老害はまともに働いていない、部下をマネジメントする能力もないのに高給取りの管理職なんですか(怒)!?」と申し出たらなら、組織での人間関係は音を立てて崩壊するでしょう。
理不尽を訴えるというのは至極全うな行為です。
しかし、正論を振りかざすと潰されます。
それは会社に限ったことではありませんが…。
正論振りかざして潰されるのは明らか不条理ですが、うまい具合に他者に寛容になれる人は会社努めが向いているでしょう。
あれ…私、既に会社2社辞めて…
会社員に向いている人の第2の特徴は、多少の不合理を受け入れられる人です。
3.帰属意識が強い人
やっぱこれですよね。
「会社員 向いていない 特徴」みたいなので検索すると、「会社員に向いてない人は帰属意識が弱い人」という結果が出てきます。
そうなんですよね~。
スケールの大きい話をすると、世の中において帰属意識の弱い人だらけになると国家が滅亡します。
もし帰属意識が弱い人に溢れかえると、
「国なんてどうでもいい」
「こんなオワコン国家財政破綻しようが知ったこっちゃない」
「国なんかよりも自分が普通に生活できれば全く問題ない」
「日本がオワコンになったとしても外国に住むからマジでどうでもいい」
「英語の勉強をしているのは、日本がブッつぶれた時に外国で生活できるようにするため」
と主張する人だらけになり大変なことになります。
帰属意識が弱い人はおそらく上記のような考えを持っています。
なぜ私にそれがわかるかと言うと、私自身が帰属意識がとてつなく弱いからです。
組織の中に適合すると、「個」がはく奪されそうでイヤなんですよね~。
と関係のない話をしてしまいましたが、帰属意識の強さというのは組織で生きるうえで重要になります。
組織に属していることに充足感がなければ会社の人間とも仲良くなれませんし、チームで行う仕事もはかどりません。結果組織を回せません!
と言っても、たぶん帰属意識の弱い人の例を出したほうがわかりやすいと思うので、再び帰属意識の弱い人の例を出します。
もし会社という組織が帰属意識の弱い人で溢れかえるとどうなるでしょうか。
帰属意識の弱い人の主張↓
1.「は!?仕事終わりに飲み会!?
んなもん行くわけねーだろ!金と時間の無駄だろ!
なんでさして仲良くない人間と飲まなくちゃならないんだよ!
金の出費だって単純に考えたら自分の給料から差っ引かれてるし!
どう考えても飲み会に行く正当な理由が見つからない!」
2.「社員旅行!?バカか!?
なんでプライベートな時間にまで会社の人間と顔会わせなければいけないんだよ!
こっちは疲れてんだよ
旅行行っている間給料出んのかよ!?」
3.「忘年会!?年末は帰省するに決まってんだろ!」
会社に所属していれば飲み会はありますし、社員旅行や忘年会だってあるでしょう。
会社での人間関係というのは、そういう仕事とは関係のないイベントで深めていくんですよね。で、それが良いか悪いかは別として、人間関係が良好になるので生産性は多少上がるでしょう。
不祥事を起こす人間はたぶん出ないと思います。たぶん。
したがって帰属意識が強い人が多数にならないと組織は成り立ちません。
会社単位での飲み会とか旅行とか好きな人は会社勤めが向いているのではないでしょうか。
会社勤めに向いている人の第3の特徴は帰属意識が強い人です。
会社勤めに向いてるかは義務教育の段階でわかる
ぶっちゃけ会社勤めに向いているか向いてないかって義務教育の段階(+高校大学)である程度はわかるんですよね。
自分の学生時代を振り返ってみてください。
運動会、学芸会、体育祭、学校祭を仲間と一緒に楽しんでいましたか?
そういうイベントに準備の段階から全力で楽しんでいましたか?
もし、そうなら会社勤めに適性があると思います。
逆に上記のイベントに対してどこか冷めた目で見ていた人はたぶん個人で金を稼ぐ人生に向いていると思います。
一応クラスの和を乱さないように協力しているふうに振る舞ってはいるもののどこか違和感をぬぐえない感があったという人は、社会に出て組織の不合理を目撃すると、一気に爆発するでしょう。
そういうスタンスが良いか悪いかは置いといて、人によって組織で働くのが向いているのか、個人で働くのが向いているのかの適性はあると思います。
今は働き方が多様なので、自分の適性を見極めましょう。
以上