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外国語系の記事が多くなりそうです。

英語の勉強に丸暗記は必要か?

 「英語の勉強方法には丸暗記をしなければいけない」という立場の人と「丸暗記ではなく、理屈で攻めていかなければいけない」という立場の人がいます。

 

 この論争(?)によって、英語学習者、とりわけ英語初心者の人は悩んでしまいます。

 

 実際のところ、英語の勉強は丸暗記か、それとも理屈重視か、どちらがいいのでしょうか。

 

 今日はそのことについて書いていきます。

 

 

結論

全てを丸暗記する必要はないが、覚えなければいけないこともある

 結論から書きますが、英語の勉強は全てを丸暗記する必要はありません

 しかし、ある程度暗記をしなければいけないこともあります。

 

 これを言ったらどうしようもないのですが、英語というのは暗記×理屈の勉強をしていかなければいけないんですよね。

 だから、覚えなければいけない分野はしっかりと暗記をし、理屈で理解しなければいけない分野はしっかりと理屈で理解していかなければならないのです。

 

 したがって、丸暗記をする必要はないが、ある程度覚えなければいけないこともある、ということになるのです。

 

 ただ、それでも丸暗記したほうが効率的に進む学習分野と理屈で理解したほうが効率的に進む学習分野があるので、以降はそのことについて書いていきます。

  

暗記すべき分野と理屈で理解すべき分野

英単語・英熟語は丸暗記

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 まず、英単語・英熟語の勉強ですが、これらの勉強に関しては丸暗記で進めたほうがいいです。

 英単語や英熟語の覚え方として、接頭辞や語源の理解を深めて覚えるという理屈的な覚え方もあるのですが、ゴリゴリ覚えていったほうが効率がいいんですよね。

 

 例えばdisは否定的な意味があるので、diseaseはeaseではない、だから「病気」の意味になる、みたいに覚えるよりも、diseaseは病気!と覚えてしまったほうが早いです。

 

 (でも語源とか接頭辞の知識があると覚えやすいので、今度ブログに書くかもww)

 

 他にもinが「中へ」、volveが「回転する」という意味だからinvolveは「巻き込む」と考えるよりもinvolveは「巻き込む」とまず覚えていったほうが、効率がいいです。

 

 単語の場合、覚えるべき量が膨大にあるので、最初から理屈で攻めるよりもしょっぱなから丸暗記してしまったほうがいいのです。

 

 そういうわけで、英単語はゴリゴリ覚えていきましょう。

 

英文法は理屈で理解する

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 対して、英文法はできるだけ理屈で理解していきましょう

 「文法を丸暗記」ってそもそもダルすぎですよね…。

 単語なら文字数が多くないので、丸暗記できますが、文法を丸暗記となると、例文とかも覚えなければならなくなるのでしんどいです。

 

 なので、英文法は理屈で理解していく必要があります。

 例えば、高校生ぐらいのときにto 不定詞と動名詞を勉強したと思います。

 それで、英語の先生が「動名詞を目的語に取る動詞は『MEGAFEPS』と覚えろ!」

 と言われた記憶ありません?

 

 (MEGAFAPSとはmind. enjoy, give up, avoid, finish, escape, put off, stop)

 

 でもto 不定詞は「未来志向」を表し、動名詞は「反復・中断・逃避」と覚えておけばわざわざMEGAFEPSと覚える必要はなくなります。

 不定詞と動名詞については過去記事に書きましたので、詳しくはそちらを参照していただければと思います。↓

www.penserblog.net

 

 また、英文法は丸暗記に頼っていると応用が利かなくなるので、理屈重視で勉強を進めていったほうがいいです。

 おすすめの参考書として、『一億人の英文法』というのがあります。

 この参考書の特徴として丸暗記ではなく、文法の理解やイメージを重視して書かれています。

 結構分厚いですが、取り組んだら取り組んだ分、力が付くので非常に良書だと思います。

 

英文は自分で生成できるようにする

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 世の中には英文の丸暗記を推奨する参考書が多く存在します。

 確かに例文を覚えることによって、長文の読むスピードが上がったり、英作文もできるようになるというメリットがあります。

 しかし、英文をとりあえず気合で丸暗記するってマジで拷問ですよね?

 

 もしあなたが英文暗記系の問題集を使っているのなら、最初からゴリゴリ暗記するのではなく、自分自身で生成できるようにしましょう。 

 英文というのは、英単語や文法の基礎的な知識さえあれば自分で考えてわかることが多いです。

 

 例えば、

 She is taller than me.

 という例文があったとしましょう。

 これは丸暗記で覚えずとも、SVCと比較級の知識さえあれば簡単に覚えることができます。

 

 他にも

 I met  the man who was a doctor.

 という例文があれば、過去形と関係代名詞の知識さえあれば同様に理解+暗記ができます。

 

 要は英文の暗記って、文法など理屈で理解した知識を条件反射的に答えられるかの訓練なんですよね。

 

 英文暗記はまず基礎的な単語と文法の知識を身につけたから行うと効果的でしょう。

 

まとめ

 英語の勉強は全てを丸暗記する必要はないですが、あれ程度暗記をしなければいけないこともあります。

 英単語は暗記、英文法は理解、英文暗記はまず基礎的な単語と文法の知識を身につけてから行う。

 上記のような学習をしていくと、英語力がつくでしょう。

 

 以上です。